3ヶ月健診でお医者さんに言われたり、母子手帳の成長曲線を見たりして「うちの子、少し発達がゆっくりかも」と感じたことはありませんか?
今回はそんな不安を持つママのために、生後4ヶ月の赤ちゃんの成長や発達について、お医者さんの解説とともにご紹介します。
生後4ヶ月の身長・体重・発達の目安は?

毎日少しずつ成長していく赤ちゃん。生後4ヶ月になると体はもちろん心も成長してきて、できることが増えてきます。
生後4ヶ月の身長・体重(目安)
厚生労働省によると、生後4ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安は下記の通りです(※1)。
▼男の子
身長:59.9~68.5cm 体重:5.67~8.72kg
▼女の子
身長:58.2~66.8cm 体重:5.35~8.18kg
生後4ヶ月の発達(目安)
また、生後4ヶ月の赤ちゃんの発達の目安は次の通りです。
- 首がすわり安定する
- 興味のあるものに手を伸ばしてつかもうとする
- 手にしたものを何でもなめる
- 唾液の分泌量が増えて、よだれが多くなる
- 感情表現が豊かになる
- 昼と夜の区別がつく
- 夜眠る時間が長くなる
- 昼寝のリズムがついてくる
ただ、赤ちゃんによってはこれらの発達がまだ見られなかったり、身長・体重が目安に達してないこともあるかもしれません。
赤ちゃんの成長がゆっくりでも、問題ないのでしょうか?
成長がゆっくりめでも問題ない?
赤ちゃんが成長や発達の目安に当てはまっていない場合に問題はないのかどうか、日本小児科医学会専門医の武井智昭先生に聞いてみました。

武井先生
生後4ヶ月頃には、赤ちゃんの成長に少しずつ個人差が出てきます。そのため赤ちゃんによっては、首がなかなかすわらなかったり、声を出して笑わなかったりする子も。
ただ、赤ちゃんの脳の機能や筋力などは、毎日少しずつ成長しています。
できたことができなくなった、体重が増えない、哺乳のペースが落ちたということがなければ、一般的な成長の目安より心配しすぎなくて大丈夫ですよ。
しかし、そうは言っても赤ちゃんの成長がゆっくりなことが気になるというママもいるでしょう。

武井先生
赤ちゃんの成長がゆっくりめなママのなかには、ミルクが原因ではないかと相談してこられる方もいます。でも母乳に近い成分のミルクなら決してそんなことはないんですよ。
では、母乳に近い成分のミルクとはどんなものなのでしょうか?
「明治ほほえみ」は赤ちゃんの成長が母乳に近いミルク
赤ちゃんの成長がゆっくりめだと「今飲ませているミルクの栄養が足りないからでは?」と不安に思う人もいるかもしれませんね。
もちろん、母乳が赤ちゃんにとって最良の栄養であることはいうまでもありません。
そこで明治は、母乳とミルクでの発育に差があるかを確認するため、20万人以上の赤ちゃんを対象に発育調査を実施。「明治ほほえみ」を飲んで育った赤ちゃんは、母乳を飲んで育った赤ちゃんとほぼ同じように成長していることを確認しています。

またこの調査では、母乳を飲んで育った赤ちゃんとほほえみを飲んで育った赤ちゃんで、うんちのやわらかさや病気のかかり方などにもほとんど差がないことがわかりました。

なぜほほえみは、こんなに母乳と差がない赤ちゃんの発育を実現できるのでしょうか。
明治ほほえみは徹底した研究のうえで作られている

赤ちゃんの発育において、ここまで母乳に近い結果が出ているのは、明治ほほえみが母乳を徹底的に研究して作られているミルクだからです。
明治では、全国6000人以上のママたちから母乳を提供してもらい、たんぱく質の濃度やエネルギー濃度など、成分を細かく分析。その分析結果を元にミルクを改良しています。
さらに改良されたミルクを飲んだ赤ちゃんの発育を調査し、その結果をまたミルクの改良に生かすというサイクルを40年以上も繰り返して、品質を高めてきました。
なかでも、赤ちゃんの成長を支える脂質の一種である「DHA」と「アラキドン酸(ARA)」が母乳の範囲まで配合されているのは、日本で「明治ほほえみ」シリーズだけ。
母乳に近い成分で作られているから、赤ちゃんの発育にもほとんど差がないんです。
赤ちゃんの成長・発達には敏感になりすぎないで

先述の通り、生後4ヶ月頃は成長・発達に個人差が出てくる頃です。成長曲線から少しくらい外れていても、体重が増えていれば大丈夫。首すわりなどの発達がまだ見られなくても「いつかはできるもの」とあまり心配しすぎずに待ちましょう。
また、「ミルク育児だから成長がゆっくりなのかも」と思うママもいるかもしれませんが、母乳を研究し、成分を近づけて作られているほほえみならミルク育児に不安や気後れを感じる必要もありません。
赤ちゃんはあっという間に成長します。赤ちゃんの成長が少しゆっくりでも気にしすぎず、今しか味わえない生後4ヶ月の育児を楽しめるといいですね。