毎日の育児のなかで、「なんだかずっとしんどい」「気分が晴れない」と感じることはありませんか?
さらに今の季節は、復職や入園など春の新生活の疲れがたまり、梅雨前後の天候の変化なども重なり、大人も子どもも不調を感じやすいタイミングです。
そこで今回は、心や体の不調や産後うつのサイン、つらいときの相談先などをご紹介します。
「しんどい…」を我慢しないで
育児中は、睡眠不足や気の張る毎日が続き、自分でも気づかないうちに、こんな「しんどさ」をため込んでしまうことも多いです。
- なんとなく気分が晴れない
- イライラしやすい
- ちょっとしたことで涙が出る
- 子どもに強く言いすぎて落ち込む
- 疲れているのに休めない
「みんながんばっているから」「これくらい普通かも」と、つらさを我慢してしまうママも少なくありません。ただ、こうしたしんどさや気分の落ち込みが長く続くと、心や体にさらに大きな負担がかかってしまうこともあります。
もしかしたら「産後うつ」のサインかも
こうした不調の背景には、「マタニティブルーズ」や「産後うつ」が関係していることもあります。
産後は、ホルモンバランスの急激な変化に加え、睡眠不足や育児へのプレッシャーなどが重なり、心の不調が起こりやすいからです。
出産後に涙もろくなったり、イライラしたり、気分が落ち込みやすくなったりする「マタニティブルーズ」は、産後の女性の30〜50%が経験するとされています(※1)。
多くは産後1〜2週間ほどで自然に落ち着きますが、症状が長引く場合は、「産後うつ」につながることもあります。
以下のような状態が2週間以上続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、産後うつのサインかもしれません。
□ 些細なことにイライラする
□ 好きだったことを楽しめない
□ 「自分はダメだ」と思ってしまう
□ 眠りたいのに眠れない
□ 食欲がわかない
□ 育児や家事をするのがつらい
産後うつは、産後の女性の10~15%が発症するとされていて、決して珍しいものではありません(※2)。また、産後すぐに起きるとは限りません。
子どもが1歳を過ぎてから産後うつの症状がみられる人や、育児疲れや環境の変化が重なり、つらさがさらに強くなる人もいます。
つらいときは、ひとりで抱え込まず相談を!
不安やイライラ、気分の落ち込みなど、「産後うつかな?」と思う症状があらわれても、自分を責めたり他の人と比べたりしないようにしてくださいね。
産後うつは、ひとりでがんばろうとすると、さらに症状が悪化してしまうことがあります。まずはパートナーや家族、友人、相談窓口のスタッフなどに少しずつ気持ちを話してみましょう。
【主な相談窓口】
- 自治体の保健センター
- 出産した産院・産婦人科
- 心療内科・精神科
- かかりつけの小児科
- 子育て支援センター
- 産後ケア事業
「こんなことで相談していいのかな」とためらう必要はありません。産後の心の不調は、誰にでも起こり得るものです。
相談することで、カウンセリングや休養、必要に応じた治療につながることもあるため、「ひとりで抱え込まないこと」が大切です。
身近に頼れる人がいる場合は、「少し休みたい」「今日はつらい」と、まずはそのままの気持ちをつぶやいてみるだけでも大丈夫ですよ。
子どもが不安定になることも…
この時期は、子どもが「急に甘えん坊になった」「夜泣きがひどい」「イヤイヤや癇癪が増えた」といったことが気になるママもいるかもしれません。
これは、子どもも春からの環境の変化や疲れ、気温や気圧の変化などの影響を受けているからと考えられます。
子どものぐずりやイヤイヤが増えると、「ちゃんと育児できていないのかも」と悩んだり自分を責めたりしてしまいがちですが、毎日がんばっているからこそ、親子ともに疲れがたまりやすくなることもあります。
ママ自身の心と体も大切に
つらいときに休んだり、周囲を頼ったりすることは、まったく悪いことではありません。
特に今は、新生活の疲れや気温・気圧の変化などにより、心や体が不安定になりやすい季節でもあるので、思うように育児や家事ができない日があっても大丈夫。
「最近ずっとしんどいかも」「ひとりでつらいかも」などと感じたときは、できるだけ早めに周囲や相談先を頼ってくださいね。
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