現在、日本国内で麻しん(はしか)の感染者が急増しており、4月時点で累積報告数はすでに200例を突破。昨年のペースを大きく上回り、厚生労働省も全国的な拡大に警戒を呼びかけています(※1)。
麻しんは非常に感染力が強く、命に関わるおそれもある病気です。今回は、麻しんの「具体的な症状」と「予防法」をお伝えします。
麻しん(はしか)の症状や治療法は?
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症するといわれています(※2)。
麻しんの症状(※2,3)
● 2〜3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現
乳幼児の場合は、上記の症状に加えて、下痢や腹痛を伴うこともあります。
1週間以上発熱が続くため、合併症がなくても入院が必要となることも珍しくありません(※4)。
また、肺炎や脳炎を合併しやすく、まれに脳炎を引き起こして重い後遺症を残すこともあります。
麻しんの治療法
麻しんには特効薬がなく、症状を和らげる対症療法が中心となります。だからこそ「感染しないための予防」が何よりも重要です。
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麻しんの予防法は?
麻しんは空気感染するため、マスクや手洗いだけでは防ぐことはできません。最も有効な予防法は2回のワクチン接種です。
ワクチンを接種すると95%程度の人が免疫を獲得できるといわれています(※3)。
麻しんと風しんを予防する「MRワクチン」は定期接種で、以下のスケジュールで計2回受ける必要があります。
② 小学校入学前の1年間に1回
日本小児科学会も「1歳になったらなるべく早めに接種すること」を推奨しています(※5)。
1歳未満でも任意接種で受けられます
0歳の赤ちゃんはお腹の中でママからもらった免疫により守られていますが、生後6ヶ月過ぎたあたりからその効果は徐々に低下していきます。
現在のように麻しんが流行している状況では、保育園等での集団感染リスクが高まります。
感染が心配な場合、生後6ヶ月以降であれば数千円〜1万円程度を自己負担することで、「任意接種」としてMRワクチンを受けられます。
ただし任意接種で1歳未満にワクチンを接種した場合、ワクチンの効果が十分に発揮されないおそれがあります(※6)。
通常の定期接種のスケジュールでも接種を受ける必要があるので、忘れないようにしてくださいね。
ママ・パパ・上の子がいる場合も要注意!
現在の感染者のうち約83%が15〜49歳の活動世代で占められています(※7)。生まれた年(特に2000年4月1日以前生まれの方)によっては、MRワクチンの定期接種を1回しか受けていない可能性も。
ママやパパも自身の母子手帳を確認し、接種歴が不明な場合や1回しか打っていない場合は、かかりつけ医に抗体検査や追加接種について相談してみましょう。子どもを守るためには、周りが感染源にならないことも重要です。
「予防接種スケジュール」を活用しよう
麻しんはワクチン接種を受けて予防することが大切です。2回の定期接種を忘れないように、ninaru babyの記録・ツールタブにある「予防接種スケジュール」をぜひ活用してくださいね。