妊娠中の防災|改めて見直したい地震対策

妊娠中にもし地震が起きたら……。妊婦さん自身とお腹の赤ちゃんの命を守るための準備はできていますか?

今回は、妊娠中に確認しておきたい地震対策や準備しておきたいものについてご説明します。

地震はいつ起きるかわからない

地震

日本は、地震大国と言われるほど地震が多い国です。地震が発生するかどうか、発生するとしたらいつなのかは、誰にもわかりません。そこで大切なのが、いざ地震が起きたときに妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守れるよう、準備をしておくことです。

地震が起きる前に確認しておくこと

日本人 夫婦 相談

まずは、これからご紹介する4点をしっかり確認しておきましょう。パートナーや家族とも話し合ってみてくださいね。

近くの避難所

一般的に避難所と呼ばれるものには、大きく2つの種類があります。

1つめは、「避難所」。小中学校の体育館などが主で、地震によって家に戻れない場合などに、寝泊まりができる場所です。

2つめは、「避難場所」。大きな公園や団地、大学などが指定されており、地震による火災などが起こったときに、一時的に避難できる場所です。

まずは家から徒歩圏内にある避難所と避難場所を確認しておきましょう。家の近くだけでなく、職場の近くや、赤ちゃんが生まれてから通わせる予定の保育園の近く、里帰り予定がある人は実家の近くなど、行動範囲にある避難所も確認しておいてくださいね。

パートナーや家族との集合場所

地震はいつ起きるかわかりません。もしかすると、家族が別々の場所にいるときに被災する可能性もあります。また、地震の後は通信回線が混雑するため、連絡がすぐに取れないことも。

そのため、地震が起きたときにパートナーや家族と集合する場所を事前に決めておきましょう。

妊婦さんが長距離を移動するのは大変です。自宅にいるときは家の近く、仕事中は職場近くの避難所など、状況に応じて決めておくと安心です。赤ちゃんが生まれた後は、保育園やその近くの避難所を集合場所に決めている家庭も多いようです。

集合場所は、「校門の前」「体育館の入り口の横」など、できるだけ具体的に決めるのがポイントです。天候の影響を受けにくいよう、できれば屋根がある場所や室内を選ぶとよいでしょう。

電話が繋がらないときの連絡手段

前述のとおり、地震直後は、いつもの連絡手段では連絡が取れない可能性があります。

そんなときは、NTTの「災害伝言ダイヤル」や、各携帯電話会社が提供している災害用の伝言板サービスを利用して、パートナーや家族と連絡を取ることをおすすめします(※1)。どのサービスをどんなふうに利用するのか、事前に決めておきましょう。

例えば、「自分の安否を地震後すぐに連絡する」「避難場所についたら伝言を残す」「ママは地震の10分後、パパは地震の20分後に伝言を残し、それぞれ確認する」などです。30秒程度のメッセージしか残せないため、何を伝えるかを決めておくことが大切です。

すぐに利用できるよう、使い方も事前にしっかり確認しておいてくださいね。

近くの医療機関

いざというときに駆け込める病院を、自宅や職場の近くで数ヶ所確認しておきましょう。地震が起きたときは、病院や医師も被災者となります。妊婦さんに何かがあっても、かかりつけの産婦人科が対応できるとは限りません。

できれば大学病院など、規模の大きな医療機関も確認しておくと安心です。救急車を利用できるとは限らないため、徒歩で行ける距離にある医療機関を把握しておくとよいでしょう。

準備しておく防災グッズリスト

地震 持ち出し リュック リスト

防災グッズは、一般的なものに加え、妊娠中に必要なものも用意しておきましょう。大きめのリュックに上記のグッズを詰めておくと安心です。

避難時にすぐ背負っていけるように、ベッドの下や下駄箱の中など、すぐ取り出せるところに置いておいてくださいね。

これらのほかに、病院から指定されている入院準備グッズを早めに用意しておくことも大切です。こちらも避難時にすぐに持ち出せるよう、1つのバッグにまとめて、取り出しやすい場所に置いておきましょう。

携帯しておく防災グッズリスト

地震 防災 妊婦 携帯 グッズリスト

外出先で被災したときのために、普段から上記のような最低限の防災グッズを持ち歩くことも大切です。

「防災用」と考えると構えてしまいますが、ほとんどのものは普段使いのアイテムとして持ち歩けばOK。

非常食は普段から食べられるお菓子にして、食べたら補充すればいいですし、水も飲んだら入れ替えましょう。タオルやスマホのバッテリーも、普段から持っておくと安心のアイテムですよね。

唯一聞き慣れない「ホイッスル」は、地震で倒壊した建物に万が一閉じ込められたときなどに、助けを呼ぶために使用するアイテムです。妊婦さんは特に、持っておくことをおすすめします。

ホイッスルを探す

家でやっておく地震対策リスト

家 部屋 リビング ソファ
地震が起きたときのために、家の中を安全な空間にしておくことも大切です。家族で協力して、下記のことを行いましょう。

□ 大きな家具は転倒防止グッズで固定する
□ 食器棚などの扉が開かないように固定する
□ 家具が倒れたり電気が落ちたりしても安全な位置にベッドを置く
□ 窓ガラスの近くに家具や植木鉢を置かない
□ 部屋の出入り口付近に大きな家具を置かない

大切なのは、いざというときに身の安全を守れることと、避難経路を確保できることです。この2点を頭において、家具の配置などを考えましょう。

赤ちゃんを守るためにも、早めの備えを

地震はもちろん起きないに越したことはありません。しかし万が一に備えて、お腹の赤ちゃんを守るためにもできる準備をしておきたいですね。

「備えあれば憂いなし」ともいいます。防災対策はしっかり行っておきましょう。パートナーや家族としっかりと話し合い、みんなで防災への意識を高めていけるといいですね。

下記の記事では、「地震直後の正しい行動・事前対策」を紹介しています。あわせてチェックしておいてくださいね。

※参考文献を表示する

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