苦手な子も多い、縄跳びの前跳び。【前編】では、縄跳びの準備の基本や、前跳びの練習方法をステップごとに紹介しました。
【後編】では、引き続き日本なわとびアカデミー代表を努める縄跳びのエキスパート、「縄のまっちゃん」こと粕尾将一さんに、SNSで話題の練習方法の効果や子どものモチベーションを上げるコツについて教えていただきます。
↓【前編】はこちら
粕尾将一さん
SNSで話題の練習方法はホントにいい?
「意外に有効だった!」とSNS上で話題の縄跳びのコツをまとめてご紹介します。
粕尾さんに聞いたところ、以下の方法もなわとびの練習に有効とのこと。ご家庭で始めやすいものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
トイレットペーパーの芯を着けて練習!
縄にトイレットペーパーの芯を通してみましょう。適度な重りになって回しやすくなります。
粕尾さんがおすすめする「ビーズロープ」もこの仕組みを取り入れているとのこと。地面に当たる音でジャンプのタイミングもつかみやすいですよ。
準備運動はケンケンパー!
縄跳びに必要な「ジャンプ」と「バランス」に加えてリズムをつかむこともできます。この他にも、色々な遊びをして体を動かしてから縄跳びをするのも有効ですよ。
タオルをブンブン回すだけ!
縄を回す「手首の返し」を身につける方法です。フェイスタオルを手に持ち、腕に巻き付かないように回してみましょう!ジャンプはしないでOK。
腕に巻き付いてしまう場合は、上手く手首が返せていない証拠です。タオルなら当たっても痛くないし、室内でも手軽に縄を回す練習ができますよ。
スロー再生で見直し!
跳んでいる姿をスマホやタブレットで撮影して、スロー再生して見てみましょう。縄を跳び超えるタイミングが合っているか、手が上がっていないかを自分の目でチェックできます。
粕尾さんいわく、子どもは自分の動きがどうなっているのかわからないそう。実際に見ることで改善点が理解しやすいかもしれません。
子どものモチベーションを上げるコツ!
苦手なことを練習するときは「子どものモチベーションも大切」と、粕尾さんはいいます。
以下のことを取り入れてみるのもおすすめですよ。
わかりやすい目標設定をする
「今日は全部で100回跳んでみよう!」など、わかりやすい目標を設定してみましょう。ポイントは、飛べなかったら「0」に戻すのではなく、累積でカウントすること!引っかかってしまうことも気にせず、達成感につながります。
小さな成果をたくさん褒める!
練習しながら、「マントの構えがかっこいいね!」「ジャンプがとっても上手!」など、たくさん褒めてあげてくださいね。
大人も一緒にやってみる
大人が「なわとびを跳べるかっこいい姿」を見せることで、やる気がでるともいいます。ぜひ、一緒にやってみてください!
縄跳びは子どものペースで少しずつ!
平均台や片足立ち、ゴム跳びなど一見縄跳びに関係なさそうな遊びや体操で、楽しみながら体を動かすことが縄跳びの上達につながりますよ。子どものペースに合わせて、焦らずに練習しましょう。