パパ育休を取るときの仕事や職場の疑問|いつ言うべきか、評価の影響など

「育休は取りたいと伝えたら会社から何と言われるだろう」「育休を取ったら仕事にどう影響が出るだろうか」と不安を持つ方は多いのではないでしょうか?

ここでは、育休にまつわる職場や仕事の疑問に、管理職を務めるパパたちに答えていただきました!



パパ 育休知恵袋 帯 職場・仕事

Q1. 会社には育休の希望をいつ伝えるべきですか?

パートナーが妊娠を報告するのと同じタイミングで意思表示があった方が良いです。

会社としても、そのほうが男性・女性関係なく準備がしやすいですね。

関係者によって伝える時期をずらすのも一つの手です。

直属の上司には半年前、人事労務部署・直近の部下・関係者など引き継ぎで影響が出る人には2~3ヶ月前、それ以外(部門の他メンバーなど)は1~2週間前が一つの目安かと思います。

パートナーが安定期に入った頃には伝えておいたほうが、メンバーを補充するにせよしないにせよ、いろいろな調整がしやすくなると思います。

Q2. 育休の希望を上司に伝える時のコツはありますか?

本人の権利なので、意向や希望は素直に伝えるのが良いです。

その上で実際にどの程度取得しても支障がないか、支障があるならそうならないよう上司が務めるべき。とはいえ、上司の意向も聞きつつすり合わせしてくのがベストだと思います。

「子どもができたら育休を取りたい」という意思を前々から伝えて根回ししておくのも手です。人事評価の面談などの際にジャブを打っておけるといいですね。

実際に取得を決めた時は、産後パパ育休と育児休業が別々になったので、どちらなのか、どちらもなのかを含め、早めに伝えた方がよいです。

Q3. 育休取得が昇進や評価に影響しないか不安です…

少なからず影響はするのが実情だと思います。

仮に半年、1年という期間会社から離れることになると、その間に会社が方向転換する可能性もあります。

しかしそれ以上に、自分が死ぬまで関わっていく大事な家族との時間の方が大切ではないでしょうか?家族は困った時に助けてくれるでしょうが、役職は逆に自分を苦しめることにも繋がります。

単純に、評価をする期間が減るので、昇進はその分遅れてしまうのは仕方ありません

ただ、復帰後に育休での経験を仕事に活かすことが出来るなら取り戻せるし、長い期間で見れば大きな影響はないと思いますよ。


▼詳しくは、社労士が答えるQ&Aをご覧ください

Q4. 育休後、部署異動になったり、業務内容が変わったりしないか不安です…

法律上は育休を理由に部署異動をしてはいけないはずです。

ただ、いつ復職するかや再度育休を取得するかによって、業務内容を調整することは大いにありえます。やはり引き継ぎの時間や労力は相応にかかるので、それを見越した業務割当をする必要があるためです。

会社がベンチャーであれば、組織の形が変化しやすいので仕方ない部分もあるかもしれません。

業務内容が職場復帰した際に変わり、それがやりたいことと明確に異なるのであれば、それから転職するのも手だと思います。


▼詳しくは、社労士が答えるQ&Aをご覧ください

Q5. 育休の話をした時の職場や取引先の反応が不安です…

断られるかなという不安があるなら、なおさら毅然とした態度で、「家族のため、子どものために取ります」と言ったほうがいいです。

そのほうが、どれくらい取りたいか、どれくらいなら会社としても問題ないかを話しやすくなります。

今は社会が男性の育休取得を後押ししているので自信をもって!

女性の育休は当たり前で、男性の育休に理解を示さない側に問題があるかと思います。相手の反応よりも、休まれたら困るようなギリギリの仕事の仕方になっていることを問題視すべきです。

Q6. 育休に入るまでに、職場ではどんな準備をすべきですか?

引き継ぎはもちろん、無くせる仕事や作業がないかをこの機会に棚卸しするとよいですね。

あとは自分だけしか知らないことを減らすことも大事です。直接後任にシェアできない場合は、マニュアルを作成しておきましょう。

周りの関係者に、常に育休に入ることを発信し、協力をお願いすることが大切です。逆の立場の時には必ず協力することもあわせて伝えるといいですよ。

業務の棚卸しや、マニュアル・wiki化を進めることはもちろん必要です。

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