入学する小学校はどんなトイレかご存知ですか?もしかすると保育園や幼稚園、自宅の使い慣れた洋式トイレとは違い、和式トイレかもしれません。
新しい環境でトイレに困らないよう、1年生になるまでにトイレの使い方を確認してくことが大切です。そこで、この記事ではトイレの正しい使い方を紹介します。
和式トイレはまだ40%もある!
2020年に実施した文部科学省の調査によると、全国の小中学校での和式トイレの設置率は約40%でした(※1)。今後のトイレ整備は洋式を設置する意向という学校は多いものの、まだまだ小学校には和式トイレがあることがわかります。
しかし「和式トイレなんて見たことない」「見たことはあるけど使ったことはない」という子は少なくありません。
そこで次からは子どもへの和式トイレの使い方の教え方をご紹介します。
和式トイレの使い方
使い方を教えたくても、あまりにも自然に使っているため使い方を教えられない…というママ・パパもいるのではないでしょうか。
- 前を向いて便器の中間に立ってまたぎ、パンツをひざぐらいまで下ろす
- しゃがんで、おしっことやうんちをする
(床につかないよう気をつける) - トイレットペーパーでふく
(おしっこなら前から、うんちなら後ろから手を入れ、いずれも前から後ろ方向にふく) - パンツをはいて水を流す
そもそも和式トイレ自体を見たことがない場合は、いくら説明してもイメージがわきません。そんなときは、絵本を使ってイメージトレーニングするのがおすすめです。
和式トイレの練習法
和式トイレの使い方で大変に感じるのは、足を開いてしゃがむ点です。まずはこの姿勢が取れるよう練習しましょう。
しゃがめるようになったら、実際の便器に見立ててダンボールで便器を作るなどして、大きさに慣れます。さらに、トイレに入って出ていくまでの流れを練習してみましょう。
最後は、本物の和式トイレに挑戦します。最初は用をたさず、しゃがんでみるだけでもOKです。
しゃがむ姿勢を維持するとき、バランスが取りにくく不安定になるので、後ろから倒れないよう支えてあげると安心ですよ。
小学校の男性用トイレで困らないために
小学校の男子用トイレは個室が少ししかなく、立っておしっこをする男性用トイレの方が多く設置されています。
もし男子用トイレで用を足した経験がなければ、そのやり方も教えたほうがいいでしょう。
男性用トイレの使い方
- 便器の前に立ってズボンとパンツもしくはチャックをおろす
- おへそを前に出すように立っておしっこをする
- ズボンとパンツをはいて/チャックを戻して水を流す
男性用トイレの練習法
男性用トイレは、便器からおしっこがはみ出しやすいので、しっかりおちんちんを持つことを伝えます。おしっこが出終わったあとおしっこを切るために少し時間をおきましょう。
実際に練習する際は、公共施設や公園などに設置してある場合が多いので、利用させてもらいましょう。
トイレを汚したときには、トイレットペーパーでふいてきれいにすることも一緒に教えてあげてくださいね。
トイレの使い方を覚えて入学に備えよう
和式トイレや男性用トイレの使い方を知っておくことで「トイレが使えない事態」を避けられます。
ただし和式や男性用トイレを嫌がる場合は、たいていの小学校には洋式トイレがあるので、無理にさせないでください。「嫌がらずに学校のトイレで用を足せるようになる」ことが最も大切です。