小学校で学ぶ「図画工作(図工)」は、材料や用具を使って表現や創作を楽しんだり、作品を鑑賞して感性を育んだりする教科です。
今回は、小学1年生で習う図工について、具体的な学習内容や、家庭で準備しておくとよい物などについてご紹介します。
小学1年生の図工は何を習うの?
小学1年生の図工は、週に2コマあります。学習内容の詳細は使用する教科書によって異なることがありますが、一般的には以下のような授業が行われますよ(※1)。
絵を描く
クレヨンや絵筆を使って絵を描くことはもちろん、手に絵の具をつけて描いたり、ローラーや葉っぱを使って描いたりなど、いろいろな描き方にチャレンジします。
立体や平面の工作をする
紙をちぎって貼って平面で工作をしたり、空き箱やペットボトルなど身の回りの物で立体的な工作をしたり、粘土で好きな動物を作ったりします。
校庭の砂や泥、葉っぱや木の枝を使って自由に工作をするという学習もありますよ。
形や触り心地を楽しむ
図工では、描いたり作ったりする創造的な学習の他に、形や触り心地を感じて楽しむ「鑑賞」の学習もあります。
例えば紙粘土でいろいろな型を取って形の面白さを味わったり、さまざまな種類の紙を触ってザラザラやスベスベなどの触り心地の違いを感じたりします。
また友達の作品をみて、素敵なところを発表する授業もありますよ。
入学前に知っておくとよいことは?
図工の授業では、以下のことを知っておくと入学後に慌てず対応できますよ。
家庭で用意する物が多い
絵の具セットやクレヨン、色鉛筆などの道具は、事前に用意して学校に置いておくことが多いですが、「今週の図工の授業で使うので持ってきてください」と突然言われる物もよくあります。
図工で使うことが多いのは以下のような物です。
どれも急に用意することが意外と難しいので、普段からストックしておくと安心ですよ。
持って帰ってくる作品が多い
図工の授業で作った作品は、保護者会や学校公開で展示した後や、学期末などに持って帰ってくることが多いようです。
保育園での製作物より数が多く、大きな作品も増えるので、保管場所や保管方法などを決めておくのがおすすめですよ。
子どもの「いいこと思いついた!」を大切に
小学校の図工は、アイデアを思いつくことや工夫することが楽しい教科です。家庭でも、「いいこと思いついた!」という子どもの声を大切に、工作や芸術に触れる機会をたくさん作ってあげてくださいね。