子どもには、「なるべくたくさんの食材を食べて栄養をとって欲しい」と思うママは多いですよね。しかし、まだ一度に食べられる量が少なかったり、苦手な食材があったりと、日々のメニュー選びも悩ましいもの。
そんなときは、たくさんの食材を一度に取りやすいスープがおすすめです。子どもが苦手な食材も、煮込むことですんなりと食べてくれることもありますよ。今回は、野菜がたっぷりとれる、幼児食期におすすめのスープレシピを紹介します。
野菜たっぷり!幼児食のスープレシピ
鶏と野菜のサイコロスープ
材料
- 1鶏もも肉、玉ねぎ、かぼちゃ、赤パプリカ、ズッキーニはすべて1cm角に切る。
- 2鍋に水、だし昆布を入れて火にかけ、沸騰したら1を入れてふたをし、やわらかくなるまで煮る。塩、しょうゆで薄味をつける。
※鶏もも肉が食べにくい場合は取り出してさらに刻んでもよい。
シーフード入りクリームシチュー
材料
※アサリ、エビなど
- 1耐熱容器にバターと薄力粉を入れ、電子レンジで約30秒加熱して溶かす。牛乳を少しずつ加え混ぜ、さらに約50秒加熱してとろみをつける。
- 2小鍋に分量の水と1cm角に切ったじゃがいもを入れて火にかけ、やわらかくなったら解凍して細かく刻んだシーフードミックス、ミックスベジタブルを加える。1と塩を加えて弱火で煮て、沸騰直前で火を止める。
冷麦入り豆腐と野菜のスープ
材料
- 1絹ごし豆腐は1.5cm角に、チンゲンサイとにんじんは1.5cm長さの細切りにする。
- 2分量の水ににんじんを入れて煮る。沸騰したら1.5cm長さに折った冷麦を入れ、柔らかくなったらだし汁、豆腐、チンゲンサイを入れる。煮汁の味をみてしょうゆを加える。
にんじんと豆のポタージュ
材料(6食分程度)
※湯にだし昆布2cm角程度を浸して冷ましたもの
- 1にんじん、玉ねぎ、エリンギは薄切りにし、サラダ油を熱した鍋に入れ、しんなりとするまで炒める。ひよこ豆とだし汁を加え、ふたをしてやわらかくなるまで煮る。
- 2豆乳、塩を加えてミキサーで撹拌し、なめらかにする。
根菜ときのこのけんちん汁
材料
- 1にんじん、大根は2cm大のいちょう切り、ごぼう、長ねぎは半月切りにし、しめじは1〜2cmに刻む。
- 2鍋にだし汁、にんじん、大根、ごぼう、しめじを入れて煮る。野菜がやわらかくなったら2cm角に切った木綿豆腐、長ねぎ、しょうゆを加え、軽く煮て火を止める。
子ども用と大人用を同時調理で時短に!
今回紹介したスープのレシピは、取り分けて味付けを変えれば、同時に大人用のスープを作ることもできます。
子ども用の味付けで多めに作り、子ども用に取り分けた後で大人用の味付けをするだけでOK。食材は子どもに合わせて小さめにカットしておくのがおすすめです。大人も食べやすくなりますよ。
家族みんなで食べることができるレシピは時短にもなってうれしいですよね。ぜひ作ってみてくださいね。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)