小学生になると、少し活字の多い本にも触れさせたいですよね。そんなときには絵本の次のステップとして、児童書がおすすめです。子どもの読解力を養いながら、素敵な想像の世界へ連れて行ってくれますよ。
今回は、小学生向け児童書の選び方と、口コミで人気のおすすめ11点をご紹介します。
児童書の選び方
子どもが興味を持てるものを
児童書は、子どもの言語力や理解力に合わせて選びましょう。難しすぎるものを読んでしまうと本嫌いの原因になることもあります。子どもの好きなものやジャンルがはっきりしていたら、興味を持ちそうなテーマを探したり、子どもと一緒に選んだりしても良いですね。
教育観点でも
また、子どもが普段は興味を示さない分野であっても、パパ・ママが「この時期に学ばせておきたい」と思う題材の児童書を選ぶのもおすすめです。普段なかなか学べないことを考えるきっかけになりますよ。
児童書のおすすめ!小学校低学年にはこちら
1. 教室はまちがうところだ
出典: comirai.shop12.makeshop.jp間違えるかもしれない、もしかしたら笑われるかもしれない…。教室でみんなの前で発表するときのドキドキする気持ちは、パパやママも経験したことがあるのではないでしょうか。
この絵本は、「間違うことを恐れてはいけない」「間違うなかで本当のことを見つけ、成長していく」という大切なことを語りかけます。読み終わった子どもに、小さな勇気をきっと与えてくれますよ。
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- 1,650円
2. ぼくは王さま
出典: www.rironsha.com日本児童文学史に残るロングセラーの『ぼくは王さま』。王さまはたまごやきが大好き。毎日、毎食、欠かさずにたまごやきを食べます。普通のたまごやきでは満足いかなくなった王さまは、ある日、とびきり大きなたまごやきを作るため、召使いにゾウの卵を取ってくるよう命令を出しますが…。
言い出したら聞かない、わがまま放題の王さま。一家にひとり、いませんか?言葉のリズムも美しく、初めての児童書でもさらさらと読めますよ。
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- 1,320円
3. おしりたんていファイルシリーズ
出典: www.poplar.co.jpレディーには優しく推理はキレキレ、だけど見た目はおしり…?絵本が人気の『おしりたんてい』から、読み物シリーズが登場です。絵本の楽しい世界感はそのままに、文字の量や漢字をプラス。迷路や絵探しなどの楽しみもありますよ。
オールカラーで絵もたっぷりなので、絵本を読み慣れている子どもの児童書デビューにもおすすめ。友達や兄弟と一緒に、わいわい笑い合いながら読みたい一冊です。
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- 1,078円
4. こまったさんシリーズ
出典: www.akaneshobo.co.jp可愛いお花屋さんのこまったさんが、美味しい料理作りに挑戦する『こまったさんシリーズ』。楽しいお話に加えて料理のコツなども書かれていて、夕飯作りのお手伝いや自分で料理をすることに興味を持つきっかけになるかもしれません。
こまったさんシリーズは全10作刊行されています。1作目からスタートして、気に入ったら次の巻へとどんどん読み進めていく楽しみもありますよ。
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- 1,100円
児童書のおすすめ!小学校中学年・高学年に
5. 新訳 飛ぶ教室
出典: www.tsubasabunko.jpクリスマスのドイツの寄宿学校を舞台にした『飛ぶ教室』。知恵と勇気のある5人の生徒が、様々な事件を解決しながら友情を育み成長していく物語です。
今から約80年前に発表された児童文学小説で、世界各国で翻訳されている本作。「大人が読んでも面白く、感動した」という口コミがあるように、メッセージ性の強い作品なので、ぜひ子どもと一緒に読んでみてくださいね。
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- 770円
6. ふしぎ駄菓子屋 銭天堂シリーズ
出典: www.kaiseisha.co.jp路地の壁に張り付くように、ひっそりと佇む駄菓子屋、銭天堂。そこは店主の紅子さんいわく、幸運をもとめる幸運な人だけが見つけられるお店なのだとか。悩みや望みをもつ登場人物たちが銭天堂のユニークな駄菓子を食べると、奇妙なことが続々と起こり出して…。
ちょっぴり怖くて不思議だけど、気がついたらどんどん読み進めてしまう作品。はまる親も続出で、親子で一緒に楽しんでいるという口コミも多数寄せられていますよ。
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- 990円
7. 5分後に意外な結末シリーズ
出典: hon.gakken.jp1話を5分程度で読み切れて、予測不可能な驚きのどんでん返しも楽しめるこちらのシリーズ。もともと中学生をターゲットに書かれた本ですが、2022年「小学生が選ぶ”こどもの本”総選挙」の短編部門で1位を獲得しています。
面白おかしいだけでなく、ホロリと涙したりゾッとしたりと、1冊に多種多様なストーリーが全30話ほど盛り込まれています。子どもが途中で飽きることなく、どんどん読み進められそうですね。同シリーズには、『5秒後に意外な結末』『5分後に恋の結末』『5億年後に意外な結末』などもありますよ。
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- 1,100円
8. コロボックル物語シリーズ
出典: bookclub.kodansha.co.jp1959年に日本初の本格ファンタジー小説として出版され、以降子どもたちに愛され続ける『コロボックル物語』シリーズ。最近は、作家の有川浩さんが物語を引き継ぎ、再度注目を浴びています。
伝説の小人「コロボックル」と主人公「ぼく」との出会いは運命的。ストーリーは一人称で進んでいくので、同世代の子どもは、あたかも自分がコロボックルと出会ったかのようにドキドキしてしまうかもしれません。挿絵も美しく、本棚に1冊入っているだけでも幸せな気分になれますよ。
- 税込価格
- 572円〜
9. グレッグのダメ日記シリーズ
出典: www.poplar.co.jpお金持ちの人気者になることを夢見る、冴えない主人公の少年グレッグ。その彼が記した日記形式で、この本の物語は進んでいきます。グレッグのダメダメな毎日が、面白おかしく赤裸々につづられていますよ。
ページをめくると、まさに日記帳のように横書きで文章が書かれ、イラストもたくさん盛り込まれているので、物語に入り込みやすいのもポイント。学校や家での日常が子どものグレッグ目線で描かれているので、読書に苦手意識のある子でも楽しみながら読み進めることができそうですね。
- 税込価格
- 1,320円
児童書で子どもの心を育もう
10. こころのふしぎ なぜ?どうして?
出典: www.takahashishoten.co.jp「大人も泣ける」と反響を呼んでいる『こころのふしぎ なぜ?どうして?』。どうして命が大切なのか、思いやりを持つとは何なのか、友達と仲良くするにはどうすれば良いのか…。簡単には説明しづらいけれど、大切な時期にしっかりと知っておいてほしい「心の疑問」に分かりやすく答えてくれます。
読むほどに心が強く、優しくなり、感受性も豊かになっていくはず。親子で一緒に読んで、どう感じたか、子どもと意見を交わしてみてくださいね。
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- 935円〜
11. 漫画 君たちはどう生きるか
1937年に出版されて以来、世代を超えて読み継がれてきた『 君たちはどう生きるか』。「若い世代にも手に取ってもらいやすいように」と漫画化して登場し、2018年には最も売れた本として表彰されました。
主人公は中学2年生のコペル君。亡き父の代わりに導いてくれる叔父さんと語り合ううちに、人生の本質を見出していきます。いじめや貧困、格差など、今も昔も変わらない人生のテーマを扱い、読み進めるうちに「人間としてどう生きれば良いのか」を自然と考えさせられますよ。
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- 1,300円
お気に入りの児童書を見つけよう
児童書は、文字の大きさや量、ストーリー展開もそれぞれ。子どもが気に入る1冊が見つかると、読書の面白さにどんどん惹かれていきますよ。小学生という大切な時期に、良質な児童書をたっぷり読んでほしいですよね。
児童書を読んでいると、分からない言葉がでてくるかもしれません。そんなときには、近くに辞典をおいておくのがおすすめ。自分で調べる力も身につけることができますよ。下記にて紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
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