就学時健診が終わると、小学校入学が急に現実的になってきますよね。半年を切ったところで「これから入学まで何をすればいいの?」と戸惑うこともあるのではないでしょうか?
そこで今回は、親と子どもが入学式までに最低限やっておきたいことをリストアップしてご紹介します。
入学までのスケジュールは?
小学校入学までは、主に上記のようなスケジュールで進んでいきます。
就学時健診後から入学までの4〜5ヶ月の間に押さえておきたいことを、親と子で分けると以下のようなことです。
● 親の手続き関係・仕事の調整・購入物の確認
● 子どもの生活習慣の見直し
入学準備品等は入学説明会などで詳しい説明はあると思いますが、直前で困らないよう見通しをたてておきましょう。
次から、この期間に最低限やっておきたいことを詳しく説明していきます。
親の手続き関係・仕事の調整・購入物の確認
自治体や学校によって詳しい内容は異なりますが、大まかに以下のような準備が必要になることを知っておくと、直前で慌てなくて安心ですよ。
学童に必要な書類の準備(入所希望の場合)
学童の申込みは早くて11月頃からはじまります。
自治体が運営する学童では、申込書のほかに、就労・疾病等、放課後に自宅で子どもをみられないことを証明する書類が必要です。状況によって添付資料なども必要で、準備に時間がかかることも。
運営が自治体か民間企業かによって必要な書類が異なります。必要書類・締め切り等を確認し、早めに取り掛かると安心です。学童保育については以下の記事でも詳しく紹介していますよ。
銀行口座の開設
学校によっては、給食費や教材費の支払を指定の口座からの引き落としで行うことがあります。入学説明会で詳しい指定先がわかることが多いので確認しましょう。
説明会から開設の締め切りまで余裕がない場合や、銀行の窓口によっては開設手続きが平日のみの営業だったり、夕方早い時間に終わってしまったりすることもあります。
口座開設の有無や指定先を確認をしたら、早めにスケジュールを立てておきましょう。
子どもの帰宅時間に合わせた仕事の調整
入学直後は「給食なしで下校」「給食を食べてすぐ下校」など、時程にバラつきがあります。
また、学童に延長制度がない場合は18時頃に閉まってしまうところが多く、なかには保育園時代よりも前倒しの対応が必要な家庭もあるかもしれません。
親の帰宅時間と子どもの下校時間が大幅にずれないよう仕事の調整をしたり、家に親がいない場合の対応方法を子どもと話したりしておくと良いでしょう。
必須の入学準備品のチェック&購入
必須の入学準備品(学用品等)は入学説明会で詳細がわかることが多いです。遅くとも2月中〜3月上旬くらいまでには揃えておくと安心です。
文房具や袋系は「入学説明会でキャラ物NGと知った」と後悔する人も毎年多いので注意しましょう。入学説明会前に準備したい場合は、入学予定の小学校に通っている近所の人に聞いてみるのがおすすめですよ。
入学説明会当日に学校で販売されるものもあるので、お知らせを確認しておきましょう。
子どもの生活習慣でやっておきたいこと
子どもの入学準備は、生活習慣に関するものを中心に見直しておきましょう。
完全にできなくてもOKなので、以下の6つのことを就学時検診後くらいから少しずつ意識していくことが大切ですよ。
早起きの練習
小学校の登校時間は大体8時〜8時20分頃。授業開始時刻が決まっているので、この時間に登校しなければなりません。
登校準備にバタつくことや、歩くのが遅いことなどを考えると、遅刻しないために早起きをする必要があります。
入学してから早起きの習慣を付けるのは難しいので、早めにリズムを作っておきましょう。
1人で着替える練習
体育や水泳などの授業に備えて、1人で着替えができるようになっておきましょう。
就学時検診が終わった後の、衣服が多い寒い時期から練習しておけば、入学する春先には余裕をもって着替えられるようになりますよ。
お休みの日などを利用して、手際よく着替える練習や着替えた服をたたむ練習をしておくのもおすすめです。
机の前に座る練習
低学年の授業時間は45分なので、授業によってはこの時間イスに座り続けることになります。
入学後の授業や家での宿題のことを考え、就学時検診後くらいから、塗り絵や折り紙などで少しずつ机の前に座る練習をしていきましょう。
時間は大体10〜15分など短い時間からはじめて、少しずつ授業時間である45分くらいを目指せるといいですね。
あいさつや返事をする練習
あいさつや返事は、集団生活でのコミュニケーションを円滑にすることにも繋がります。
小学校では困っていることを自分から大人に伝えることも大切です。特に「はい/いいえ」は、自分の気持ちを伝える第一歩なので、できるようになっておくと良いですね。
親が普段から見本を見せてあげましょう。はじめは小さな声でもOKなので、練習してみてください。
トイレの練習
トイレに先生が付き添うことはほぼないので、1人でできるよう以下をチェックしておきましょう。
● トイレが正しく使えるか
● 1人でできるか
● しっかりうんちがふけるか
小学校のトイレはまだ和式のところも少なくありません。和式を使ったことがない場合は練習しておくと安心です。
ひらがなや数字読む練習
小学校は下駄箱や座席、ロッカーなど、自分の場所が名前や出席番号で示されているので、最低限以下のことを意識してできるようになっておくと良いでしょう。
● 自分の名前が読める
● 数字を40くらいまで読める
余裕があれば書ける練習をしてみるといいですね。
入学に向けてできることから!
入学前に焦らないように、就学時検診の後ぐらいから少しずつ入学準備を進めていきましょう。子どものペースにも合わせながら、長いスパンで頑張っていきましょうね。