小学校低学年は、身の回りのあらゆることに疑問を持つ時期。抱いた疑問から、自分の興味を広げ、深めてほしいと願う親も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子どもの周りに転がっている身近な不思議や疑問に迫り、好奇心をぐんぐん伸ばしてくれる低学年向けの本をご紹介します!
子どもの「なんで?」は成長のチャンス!
「宇宙ってどうやってできたの?」
「なんで飛行機は空を飛べるの?」
「トイレの水はどこに流れていくの?」
子どもの身の回りには気になる不思議がたくさん。
親が答えることもできますが、子ども自身が抱いた疑問を調べたり、考えたり、試してみたりすることが大切。好奇心を満たす楽しさを覚え、学ぶことをおもしろがるようになっていきますよ。
子どもが気になったときに調べられるように、まずは手に取りやすい本を用意してみましょう!身近な疑問を題材に、図解が多い本だと理解しやすく楽しく学ぶことができますよ。親子で読みながらお互いに学びを深めてみても良いですね。
次から、身近な疑問からユニークな不思議に特化したものまで、編集部が厳選した子どもの知的好奇心を育てる本を紹介します!
学校の教科をテーマに、1日1つ疑問を解決!
「なぜ?どうして?ふしぎ366」
「なぜパンダは白黒もようなの?」「どうして書きじゅんってあるの?」「どうしてパンツをはくの?」など、子どもの身近な疑問を、1日1ページ366日分収録した本。
より多くの気づきが生まれる「プラスワン情報」のコラムも魅力。疑問が解決したらカレンダーに「ふしぎシール」を貼っていく仕様なので、1日1ページ読み進めてシールを貼るのが日課になりそうですね!
- 税込価格
- 2,530円
“楽しむ→分かる→やってみる”でハマる!
「かがくのお話25」
科学の疑問にまつわる絵本形式の楽しいお話と、詳しい解説が載った図解ページがセットになっている本です。
例えば「納豆はなんでネバネバするの?」という疑問では、村のヒーローである“なっとうねばえもん”がバイキンだんに襲われる村人を助けるストーリーからはじまり、ストーリーの後に納豆菌の役割を詳しく学ぶことができます。
さらに「大豆から納豆を作ろう」など、親子でできる体験の提案も満載。「楽しむ→分かる→やってみる」の3ステップで科学にどんどんのめり込んでいきますよ!
- 税込価格
- 1,650円
キャッチーな言葉と絵で人体の不思議に迫る
「からだのふしぎ」
人間の体の仕組みが気になる子どもには、ミクロの探検隊が人間の体を旅する、ストーリー形式の人体図鑑がおすすめ。「口からおしりまでの旅」「骨と筋肉ウォッチング」などのテーマに分かれています。
口は「くだの入り口・赤いドーム」、胃は「なんでもとかすふくろ」など、体の部位もキャッチーな言葉と絵で解説されていて覚えやすいですよ。
「心臓が送る血液量は1日、風呂36杯分!」など、大人も思わずうなってしまうようなトリビアも満載で、親子で知的好奇心を満たせる1冊です。
- 税込価格
- 1,320円
めくって覗き見!身近な機械の謎が解ける
「きかいのしくみ図鑑」
自動販売機や冷蔵庫、トイレ、電車など身近な機械のイラストをめくると、目では見えない裏側の仕組みがよくわかる仕掛け図鑑です。
「家の中」「街の中」「乗り物」の3ジャンルでさまざまな機械が取り上げられていて、どんどんめくりたくなりますよ。
家や街の中で機械を見つけたら、「あの機械ってどんな仕組みなんだろうね」と問いかけて、一緒に図鑑で答え合わせをするのもいいですね。
- 税込価格
- 2,178円
心の疑問に優しく答えてくれる
「こころのふしぎ なぜ?どうして?」
「お父さんとお母さんはどうしてけっこんしたの?」「ルールはどうしてまもらなくちゃいけないの?」など、子どもに聞かれたことのある人も多いのでないでしょうか。
こちらの1冊は、心の疑問に優しく答えてくれます。日常生活のなかでふとした時に浮かぶ素朴な疑問をたくさん取り上げていますよ。
つい大人の都合で答えてしまうこともありますが、「そう伝えればよかったんだ」と、親がはっとさせられるかもしれません。
- 税込価格
- 935円
番外編:もっとディープな疑問にはこちら!
「子ども科学電話相談」もおすすめ
出典: www4.nhk.or.jp
NHKラジオで放送されている「子ども科学電話相談」では、子どもの「なぜ?」「どうして?」に専門家が直接電話で答えてくれます。
「どうしても詳しい人に聞きたい!」というディープな疑問がある子は、試してみるのもおすすめ!きっと謎が解ける感動を味わえるはずですよ。
子どもの好奇心をぐんぐん育てよう
子どもが身近な疑問を口にしたら、それは学ぶ楽しさに目覚める絶好のチャンスです。「どうしてだと思う?」と声をかけながら疑問をどんどん掘り下げて、好奇心を育ててあげてくださいね。