子どもの考える力を伸ばしたい人には、楽しく遊びながら試行錯誤できる「ボードゲーム」がぴったり!
今回は、小学校低学年の子が熱中できる、ルールが簡単なのに頭を使うボードゲームを3つ厳選してご紹介します。
ボードゲームでどんな力が伸びる?
ボードゲームには、人生ゲームなどの運の要素が強いタイプと、オセロや将棋など思考の機会が多いタイプがあります。
思考の機会が多いボードゲームでは、
● 論理的思考力(筋道を立てて考える力)
● 推理力(相手の動きを読む力)
● 交渉力
● 記憶力
● 集中力
など、様々な力が伸ばせます。
ヨーロッパなどでは学校の授業でも積極的に取り入れられていて、教育的効果も多くの研究で実証されていますよ。
次からは、子どもと一緒に楽しみながら考える力を伸ばせるボードゲームをご紹介します!
ハプニングあり!進化系◯×ゲーム
「ゴブレット・ゴブラーズ」
ルールの難易度:★☆☆☆☆
頭を使う度 :★★★☆☆
高められる力 :推理力、記憶力
ゴブレット・ゴブラーズは、3×3の盤面で、縦・横・斜めのいずれか1列に自分のコマを並べたら勝ちとなる◯×ゲーム風ボードゲームです。
しかし普通の◯×ゲームと異なるのは、コマに大中小のサイズがあり、相手や自分のコマの上からさらに大きいコマを被せたり、取ったりすることができる点。
被せたコマを取ったら相手のコマが揃ってしまった!というハプニングもあるので、記憶力もポイントに。頭を使ってスピーディーに楽しめるゲームです!
攻め方が何通りもあって飽きない!
見た目が可愛くて、ジャケ買いしてしまいました。1年生の息子もすぐにルールを理解して楽しんでいて、私が全部勝てると思いきや意外と五分五分(笑)。
絶対に取られたくないところには一番大きいコマを置いたり、あえて小さいコマを置いて駆け引きをしたりなど、攻め方がたくさんあって飽きないです。
Kさん(小2男児のママ)
- 税込価格
- 3,202円〜
世界最古のボードゲームは簡単&奥深い!
「マンカラ」
出典: www.gentosha-edu.co.jp
ルールの難易度:★★☆☆☆
頭を使う度 :★★★★☆
高められる力 :論理的思考力、推理力
アフリカなどで紀元前から遊ばれていて、世界最古のボードゲームといわれる「マンカラ」。
自分の陣地から石を先になくした方が勝ちというシンプルなゲームです。
自分の陣地のポケットから石を取って1つずつ隣のポケットに移動させるだけなので、数を数えることさえできれば遊べます。
ルールが簡単なわりに、先読みや駆け引きが必要な奥深さがあり、じっくり考える楽しさに目覚めるきっかけになるゲームです!
子どもがすぐに戦術を理解!
年長の時にマンカラを初めてやると、娘は何回かやっただけでルールを覚えていました。
最初は単純にカラフルな石を穴に入れる作業が楽しそうな印象でしたが、しばらくやっているとすぐに勝ちパターンを覚え、今ではなかなか娘に勝てなくなってしまいました(笑)。
Aさん(小1女児のママ)
- 税込価格
- 2,420円
相手を妨害する”先見の明”を身につけろ!
「コリドール・キッズ」
出典: www.play-departmentstore.com
ルールの難易度:★★☆☆☆
頭を使う度 :★★★★★
高められる力 :論理的思考力、推理力、集中力
コリドール・キッズは、ネズミのコマを1マスずつ動かして、相手より先にゴール(チーズ)まで進むことを目指すゲーム。
自分の番でできるのは「自分のコマを進める」か「壁で相手の進路を塞ぐ」かのどちらかです。
ポイントは、壁を使ってタイミングよく相手の進路を塞ぎ、遠回りさせること。相手の動きを読んで先回りする戦略性が試されますよ。
戦略を立てられるくらいに成長!
4歳で買った当時は遊べませんでしたが、5歳の終わりくらいから遊べるようになってきて、今では大人といい勝負。
「いかに相手を遠回りさせるか」がポイントだと気づいてからグンと強くなりました。「相手があと何ターンでゴールしそうだからここに壁を作ろう」と先回りできるようになった時は成長を感じましたね。
Sさん(小2男児のパパ)
- 税込価格
- 5,720円
考えることに夢中になる機会を!
今回ご紹介したような頭を使うゲームは、大人が一喜一憂しながら楽しそうにプレイしていると、子どもも夢中になりやすいかもしれません。ぜひ、家族で楽しみながら考える力を伸ばしてあげてくださいね!