計算問題は得意なのに、「文章問題になると間違いが増える…」と悩むママ・パパは少なくありません。そんな状態に気づいたら、ドリルを使って練習してもいいかもしれません。
そこで今回は、算数の文章問題を解くコツと合わせて、子どものタイプ別におすすめのドリルを6冊紹介します。
算数の文章問題でつまずく理由は?
たし算や引き算の計算は解けるのに、文章問題を難しく感じる子どもは少なくありません。
主に以下のことでつまずくことが多いでしょう。
● 場面を正しくイメージできない
● 何を問われているか読み取れない
● わからなくて苦手意識がある
読むのが面倒だったり抵抗感があったりすると、文章を読み飛ばして理解しないまま読み進めていることもあります。
また、何を問われているのか読み取れず、どんな式を使って、何の数を解答すればいいのかわからないこともよくあります。
苦手意識をなくすためにも、まずは子どもにあった解きやすいドリルから挑戦してみるのがおすすめですよ
文章を読むのが面倒・場面をイメージできないタイプにおすすめのドリル
小学1年 算数 文章題 早ね早おき朝5分ドリル(学研プラス)
● イラスト入りで問題をイメージしやすい
● 短い文章からはじめられる
● 例題付きで解き方がわかりやすい
たった5分、空いた時間などに取り組めるのがこちら。イラスト付きで、場面を想像しなくても見てわかるようにしているため、文章問題の練習にぴったりです。間違えたところを復習するページもあるので、繰り返し挑戦しやすいですよ。
- 税込価格
- 660円
うんこドリル 文しょうだい 小学1年生(文響社)
● 思わず読みたくなる問題が満載
● 「確認問題」「練習問題」があり理解の定着ができる
「笑いながら取り組める前向きな学習」というコンセプトのうんこドリル。苦手意識を抱きやすい算数の文章問題も、うんこの題材で興味を引くので、取り組みやすいのがうれしいですね。
- 税込価格
- 1,265円
小学1年生 文章題にぐーんと強くなる(くもん出版)
● 適切なヒントで子どもひとりで解くことができる
やさしい問題から少しずつ難しい問題へ、順にステップを踏めるドリルです。ひっかけがなく、同じパターンの問題をたくさん練習できるので、確実に力をつけられますよ。
- 税込価格
- 1,078円
質問内容が読みとれないタイプにおすすめのドリル
小学算数 文章題の正しい解き方ドリル 1年 新装版(旺文社)
● 理解ページで基本を抑え、練習ページで学習したことを身につける構成
● 間違いやすい問題は、特別に単元を設けて重点的に学習できる
苦手を作らないことを目的に作られたドリル。「りかい」のページでは、問題文と式に的確なアドバイスが記載されているので、問題文の読み方と式の立て方が理解できるようになります。
- 税込価格
- 726円
くもんの小学ドリル 算数 1年生 文しょうだい(くもん出版)
● さまざまな文章題に慣れることで、無理なく力を高められる
● 同じレベルの問題を繰り返し練習して実力をつけられる
絵をみて「あひるは何匹いるか」を解答するところからはじまり、少しずつ「●●が5個あります。●こ増えると何個になる?」とステップアップしていくドリルです。基礎をしっかり身に付けながら自然と式の立て方を理解できるようになりますよ。
- 税込価格
- 748円
つまずきをなくす 小1 算数 文章題(実務教育出版)
出典: jitsumu.hondana.jp● 文章を理解しやすくする工夫がされている
● 例題→練習→まとめの3ステップで無理なく進められる
文章の内容を理解しやすくするための工夫がいくつもあるドリルです。「声に出して読む」をはじめ、「文章を区切る」「大切な部分に下線を引く」など、ドリルにたくさん書き込みながら、理解を深めることができますよ。
- 税込価格
- 1,100円
算数の文章問題を解きやすくするコツは?
算数の文章問題を解くためのコツは以下のとおりです。
問題文をゆっくり音読する
声にだすことで、何が書かれているか、何を聞かれているかが理解しやすくなります。一度読んでもわからなければ、繰り返しましょう。
短い・やさしい問題を繰り返し練習する
問題文から、どういう式を作ればいいのかを理解するところから取り組んでみましょう。基礎をしっかり身に付けると解きやすくなりますよ。
問題文の情報を区切ってわかりやすくする
文章が長くなると混乱するため、一気に読まず、問題文の情報ごとに区切ってわかりやすくしましょう。
問題文のキーワードに印をつける
「数字」や「増える・減る」などのキーワードに印をつけると、どんな式を立てるといいかをイメージしやすくなりますよ。「増えるってことは、丸をつけた数をどうすればいい?」と声掛けをしながら取り組むのもおすすめです。
子どもにあったドリルで文章問題に慣れよう
子どもが難しいと感じる理由から逆算すると、子どもにあったドリルを選ぶことが出来ますよ。まずは、どんなことにつまずいているのか、一緒に確認してみましょう。今回紹介したドリルも参考にしながら、子どもに合う1冊をぜひ選んでみてくださいね。