小学校では、長期休みの宿題に「家のお手伝い」が出ることがあります。しかし「宿題のお手伝いって、いったい何を手伝わせればいいのか…?」と迷ってしまうママ・パパは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、宿題の「お手伝い」は、どうやらせればいいのか、何をやらせるといいのかについてご紹介します。
長期休みの宿題「お手伝い」はどう決める?
宿題として出された「お手伝い」も、日常的な「お手伝い」と変わりありません。大切なことは、親子でお手伝いの内容を決め、それを継続させることです。
子どもの発案から何を手伝うか決める
まずどんなお手伝いをするか、子どもと一緒に考えてみましょう。その際、「手伝ってもらう側」として、今大変なことを箇条書きなどで伝えて、本人がそれをどう手伝ったらいいか考えられるようになると、想像力を鍛えられます。
こんなことを伝えて、子どもが「じゃあ〇〇の手伝いをする!」と言ってくれたら、やる気を引き出せて◎。
さらに、難しさや大変さに気づけたうえで、どうやったら上手にできるかなど、工夫や改善に挑戦できることがベストです。
意見が違うときは、子どもの意見を尊重する
親がやってほしいことと、子どもがやりたいことが、必ずしも一致しないこともあります。そんなときは、やる気を尊重して子どもがしたいお手伝いをさせてあげてください(もちろん、まだ危ないな、と思われることはやらせないようにしてくださいね)。
意見がないときは、具体的に提案する
どうしても子どもから「これをやりたい」というアイディアがないときもあると思います。
そんなときは具体的にお手伝いの内容を提案してあげましょう。複数提案して「この中から自分で決めて」という形を取れば、最終的な判断は子ども自身がしたことになります。
きっかけはどうであれ、自分ですると決めたお手伝いだからこそ、考えたり試したりを繰り返して少しずつ上達していくはずです。
子どもにおすすめの「お手伝い」アイデア
「どんなお手伝いをさせたらいいかわからない」という方向けに、小学生の子どもが取り組みやすそうなお手伝いの例を挙げておきます。
もちろんこれがすべてではないので、この例にとらわれすぎることなく、親子で「これがいい!」と思ったお手伝いをさせてあげてくださいね。
掃除のお手伝い
- 掃除機・ぞうきんがけ
- 玄関掃除
- 窓拭き
- 風呂掃除
- 大掃除
- ゴミ集め・捨て
食事のお手伝い
- テーブル拭き
- 料理(野菜を洗う/切る・お米をとぐなど)
- 食器の用意・配膳
- 食後の片付け
- 食器洗い・食器拭き
生活のお手伝い
- 布団の上げ下ろし
- 新聞をとってくる
- 玄関の靴整理
- タオル交換
洗濯のお手伝い
- 洗濯物を干す
- 洗濯物をたたむ
- たたんだ服を片付ける
その他のお手伝い
- ペットのえさやり・散歩
- おつかい
- 花の水やり・草むしり
- 妹・弟の世話
宿題のお手伝いは子どもの成長チャンス!
子どもが何をお手伝いするか決まったあとは、継続させることが大切。もちろん、親が毎日「やりなさい」と言うことなく、自主性を持ってやり続けられるとベストです。
自分でできることが増えると自信ややる気につながるので、楽しく続けられることに重きをおいて、とにかく褒めてあげてください。
手伝いで家事の大変さを経験し、日々考えることで、子どもの生活や勉強にいい影響があるかもしれません。
完璧にはできないかもしれません。時間がかかりすぎるかもしれません。途中で投げ出すこともあるかもしれません。
そんなとき、ため息をついたり叱ったりせず、そのやる気を褒めてあげましょう。長い目で、見守ってあげてくださいね!