子どもに鍵を持たせるタイミングは家庭によってさまざまですが、紛失や盗難、犯罪などのリスクを考えると、低学年のうちに鍵を持たせる予定の方は不安も大きいのではないでしょうか。
そこで今回は、子どもに鍵を持たせる時に決めておきたいルールや、ルールを伝える時のポイント、おすすめの鍵の管理方法をご紹介します。
子どもに鍵を持たせる時のルールは?
様々なリスクを減らすために、鍵を持たせるときには子どもとルールを決めておくことが大切です。
実際に小1の頃から家の鍵を持たせている編集部のママパパたちに、子どもに伝えているルールを聞いてみました。
● 鍵を仕舞っている場所をむやみに開けない
● 鍵を持っていることを口外しない
● 鍵を友達に見せない・触らせない
● 鍵を使う直前までランドセルから出さない
● 鍵を開けるときは一度周りを見て、不審な人がいないか確認する
● 鍵を開けて家に入るときは、大きな声で「ただいま」と言う
「紛失・盗難を防ぐ」「犯罪に巻き込まれない」ために、上記のようなルールを最初に親子で決めておくと安心ですよ。
ルールを伝える時のポイントは?
子どもに鍵を持つ時のルールを伝える際は、以下の2つのポイントをおさえましょう。
1. ルールの目的や理由をきちんと伝える
ルールをしっかりと守ってもらうためには、子ども自身が納得できることが大切です。守るべきルールと一緒に、「なぜ鍵を管理する必要があるのか」を伝えましょう。
【例】
● 鍵がなくなると、家に泥棒が入るかもしれないから
● 鍵がなくなると新しい鍵を作る必要があり、家族みんなが困るから
2. なくしたときの約束を決める
鍵を持つ時のルールやその理由を伝えると、鍵を持つことが怖くなってしまう子もいるかもしれません。なくした時の対応を決めておくと、不安の解消につながりますよ。
【例】
● 無理に家に入ろうとせず、キッズ携帯で親に連絡をすること
● 近所の祖父母の家に行くこと
おすすめの鍵の管理方法は?
ルールをきちんと決めていても、鍵をなくす可能性はゼロではありません。そこで子どもに鍵をもたせるときには、以下の2つの方法がおすすめです。
1. ランドセルにキーケースをつける
鍵を首から下げたり、直接ランドセルのポケットに入れたりするのは紛失のリスクが高いのでなるべく避けましょう。
ランドセルにつけられるタイプのキーケースなら外れにくく、外から鍵が見えないので安全性も高いですよ。
また、上記の写真のようなランドセルのベルトにつけてリールを伸ばせるキーケースなら、家の前でモタつかずに鍵を開けられます。
おすすめのキーケースは以下の記事を参考にしてくださいね。
2. 鍵にスマートタグをつける
「スマートタグ」とは、GPSやBluetooth機能付きのタグのこと。
キーホルダーとして鍵につけると、鍵が自分から離れた時にアプリに通知が届いたり、紛失した時に場所を特定したりできる便利な製品です。
ここでは、スマートタグの中でも特に人気の「AirTag」と「Tile Mate」をご紹介します。
AirTag
Appleが販売しているスマートタグ「AirTag」は、紛失物を高い確率で見つけられるアイテム。
Appleユーザーが紛失物の近くを通ると、手持ちのiPhoneに通知が来て探せる仕組みになっています。バッテリー寿命は1年以上で、電池交換も可能なので長く使えますよ。
Tile Mate
AirTagよりも薄型かつリーズナブルなのが、「Tile」シリーズのスマートタグ。
こちらはアプリと連動していて、他のTileアプリを使っている人が紛失物のBluetoothを検出すると、自分のアプリに紛失物の位置情報が届く仕組みです。
TileのBluetoothを拾うポイントは主要都市の駅やタクシーにもあるため、紛失物を見つけやすいですよ。
家の鍵を持たせる時は万全の準備を!
子どもはどうしてもなくし物や忘れ物をしてしまうことが多いですが、特に鍵を持たせる際は約束事をしっかりと確認して、万全の準備をしたいですね。
鍵を持たせた後も、定期的にルールをおさらいすると安心ですよ。