赤ちゃんは海にいつから入れる?海水浴の注意点や持ち物リストは?

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県大和市の高座渋谷つばさクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギ... 監修記事一覧へ

海やプールでのレジャーが楽しい季節になると、赤ちゃんと一緒に海水浴に出かけたいと考えるママも多いのではないでしょうか。しかし、生後どれくらいで海に連れて行ってもいいのか、どんな持ち物が必要なのかと疑問に思うこともたくさんありますよね。

今回は、赤ちゃんを海に連れて行けるのはいつからか、必要な持ち物リスト、海遊びを楽しむときの注意点をまとめました。

赤ちゃんが海に行けるのはいつから?

赤ちゃん 日本人 裸

赤ちゃんを連れて海に行ける時期について、明確な決まりはありませんが、一般的にはおすわりができる生後7〜8ヶ月以降が目安です。

生後7ヶ月頃になれば体力もついてきて、ほとんどの赤ちゃんは腰が据わってお座りができるようになっています。お座りができれば、砂浜に腰を下ろすこともできますよね。

ただし、一口に赤ちゃんを海に連れて行くといっても、ベビーカーに乗せて砂浜を散歩するのと、海水に触れさせるのでは、全く違います。

抱っこしたりベビーカーに乗せたりして、海風にあたる程度であれば、月齢が低い赤ちゃんでも問題はないでしょう。波打ち際で水を触らせるのであれば、1歳を過ぎて歩けるようになってからのほうが安心です。

実際には、0歳の間は海水浴に行くのを控え、1歳を過ぎてから海デビューをしているママが多いようです。

赤ちゃんを海に連れて行く前にしておくべきことは?

赤ちゃん 水浴び 水遊び 夏

赤ちゃんにとって初めて海に行くということは、ママが想像している以上にストレスや負担がかかるものです。たくさんの人で賑わう海水浴場や広大な海の景色にびっくりして疲れてしまうことも。

冷たい海水にいきなり触れさせるのも恐怖心をあおることになります。できれば事前にお風呂やビニールプールなどで冷たい水に慣れさせておくといいですね。冷たい水を赤ちゃんが嫌がるようなら、無理に触れさせないようにしましょう。

近場のじゃぶじゃぶ池や幼児用プールのある施設で慣らしてから、海に連れて行くのもおすすめです。

赤ちゃんと海を楽しむための持ち物・必需品は?

海水浴 日本

ショッピングモールや遊園地と違い、海水浴場は、赤ちゃんのための設備はあまり充実していません。事前に持ち物をチェックして、しっかりと準備をしておきましょう。

下記に、赤ちゃんと海に行くときの持ち物リストをまとめたので、いつものお出かけセットに加えて持っていくようにしてくださいね。

赤ちゃんと海に行くときの持ち物リスト

□ 母子手帳・健康保険証・乳児医療証:少し遠出するときの、緊急時の必需品

□ タオル・着替え:いつもより多めに

□ レジャーシート:ゆったり座れるように大きめのものを

□ パラソル(日除け):レンタルできなかった場合に備えて

□ ベビーカー・ベビーチェア:砂場の照り返しを防ぐため

□ 日焼け止め:ベビー用の日焼け止めを用意

□ 帽子・サングラス・ラッシュガード:日焼け対策として

□ 水着・サンダル:歩き始めていれば濡れてもいいサンダル

□ 砂遊びセット:海に入れなくても楽しめるように

□ 食べ物と飲み物:クーラーボックスに入れておくと安心

□ 浮き輪:海に入る場合に備えて

□ 体温計:体調管理のために

□ 水筒:水分補給のため

遠出のときは、あまり荷物を増やしたくないと思うかもしれませんが、初めての海水浴では何があるかわかりません。上記の持ち物と、おむつやミルクといった普段の持ち物は必需品と考えて用意しましょう。

海水浴場の近くに赤ちゃん用の設備が整ったレストランやホテルがあるかどうか事前に調べておくと安心ですね。

赤ちゃんとの海遊びで注意することは?

赤ちゃん 海 海水浴

赤ちゃんと海で遊ぶときは、下記のポイントに注意しましょう。

1. 体温調節

生後1歳未満の赤ちゃんは、体温調節を上手にできません。夏の海水浴場は日差しも強く、熱中症になってしまうリスクがあります。反対に、海水の冷たさや大量の汗で低体温になってしまうこともあるので、赤ちゃんの体温を気にしながら、様子をよく見ておいてください。

海の中に入ったときに、震えたり、唇が青くなったりした場合は、すぐに水からあがって体を温めてあげましょう。

2. 紫外線対策

赤ちゃんの皮膚はデリケートで弱いので、たとえ海の中に入っていたとしても日焼けしてしまいます。赤ちゃん用の日焼け止め(SPF15以上が望ましい)を2時間ごとに塗り直すようにしましょう。

その上にラッシュガードを着せて、フラップ付きの首が隠れる帽子をかぶらせて、日焼け止めのクリームを塗るなどの万全の対策を徹底してくださいね。

3. 感染症対策

海水や砂浜にはたくさんの細菌やウイルスが潜んでいます。赤ちゃんの口に入ると胃腸炎を起こしたり、目や皮膚が赤くなるなどの感染症を起こしたりする恐れも。

赤ちゃんのうちは、海水や砂が顔に触れないように気をつけましょう。海からあがった後は、水道水でしっかりと体を洗い流してあげてくださいね。

4. 海に入る時間帯

赤ちゃんと一緒に海水浴を楽しむときは、できれば日差しが強い午前11時〜午後3時の間は避けましょう。朝や夕方は日差しが弱いので、おすすめです。

海水に浸かっている時間は、体温が奪われないように、1回あたり2〜3分程度、長くても5分程度にとどめてください。赤ちゃんは思った以上に疲れているので、楽しんだ後は日陰でゆっくり休憩しましょう。

赤ちゃんとの海水浴は事前にしっかり準備をしよう

赤ちゃんを海へ連れて行くときは、持ち物も注意点もたくさんあります。海や川は危険な場面に出くわしやすいので、常に赤ちゃんの体調や周囲に危険はないかを気にかけるようにしましょう。

小さい頃から海のような自然に触れさせてあげる経験は大切です。しっかり事前の準備をして危険を避けたうえで、赤ちゃんに貴重な体験をプレゼントしてあげてくださいね。

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