ずりばい・はいはいを始めたら事故のない部屋作りを!【チェックリスト付】

ずりばい・はいはいができるようになってくると、「いつの間にこんなところに!?」とびっくりするほど赤ちゃんの行動範囲が広がります。

赤ちゃんを危険から守るために、成長にあわせた安全な部屋作りをしましょう。今回は、事故のない部屋作りのポイントをご紹介します。

部屋のなかでも事故は起こっている

自宅での事故

編集部が行ったアンケート(※)によると、赤ちゃんが室内で危険な目に遭ったことがある家庭はなんと92%。

特に、ずりばいやはいはいをし始める生後5〜6ヶ月頃に事故やケガが増えていました。

ずりばい・はいはいでも、赤ちゃんの行動範囲は意外と広がります。少し目を離した隙にケガをしてしまわないように、赤ちゃんの成長に合わせて安全な部屋作りをすることが大切です。

ずりばい・はいはいを始めたら
部屋には危険がいっぱい!

ずりばい・はいはい 部屋の危険

ずりばい・はいはいを始めた赤ちゃんが遭う事故の多くは、転落や衝突、誤飲です。

こちらの部屋にも、事故の原因となる危険な箇所が8つもあります。

①廊下に出られるようになっている

目を離した隙に廊下に出てしまい、階段から落ちる、玄関のたたき部分に落ちるといった事故が起こる可能性があります。

赤ちゃんはまだ危険を認識できないので、段差があってもそのまま進んで転落してしまうことがあるのです。

②電気ポットのコードが垂れている

赤ちゃんがコードに手を伸ばし、引っ張り落としてしまうことがあります。お湯が入っている場合はヤケドをする危険も。

電気ポットに限らずアイロンや炊飯器などの家電は、置き場所だけでなくコードにも注意が必要です。

③机にテーブルクロスを敷いている

ずりばいの時期はまだ机の上に手が届かなくても、テーブルクロスの端を引っ張り、机の上のものを落としてしまうことがあります。

④机の上に飲みかけの薬が置いてある

赤ちゃんはなんでも口の中に入れてしまうので、薬を誤飲してしまう事故は珍しくありません。大人用に処方された薬を大量に飲んでしまうと、重い中毒症状を起こす危険があります(※1)。

⑤テレビ台の角にカバーがされていない

赤ちゃんは視界が狭かったり、距離感を適切に測れなかったりして、興味のあるものに向かっているときに家具などの角に衝突してしまうことがあります。

⑥コンセントカバーをしていない

赤ちゃんは興味のあるものをとにかく触るようになります。

ずりばい・はいはいができるようになると壁のコンセントが目に入りやすくなり、コンセントに手を伸ばして感電してしまう危険があります。

⑦テレビ台の上にリモコンが置いてある

誤飲してしまうと危険なもののひとつが「ボタン電池」です。ボタン電池は食道や胃の粘膜を短時間で傷つけ、入院が必要になることもあります(※1)。

リモコンで遊んでいるうちに電池の蓋が外れ、赤ちゃんが飲み込んでしまう事故は珍しくありません。

⑧引き出しにストッパーがついていない

ずりばい・はいはいをする頃の赤ちゃんは手先も器用になり、取手をつまんで引っ張ってしまうことも。

引き出しの中に入れている割れ物や文房具などを出してケガをするリスクがあります。

安全な部屋を作るポイントは?

家の中で発生する事故のリスクは、以下のポイントをおさえることである程度予防できます。

危険なものは高さ1m以上の場所に

誤飲すると入院が必要になることもあるほど危険な「ボタン電池・たばこ・医薬品」は、必ず赤ちゃんの手の届かない場所に置きましょう。

1歳の子どもの手の届く範囲は「高さ+奥行き」が約90cmとされているので、高さ1m以上の場所に置くと安心です(※1)。

トイレットペーパーの芯を通る大きさに注意

赤ちゃんは、トイレットペーパーの芯(直径39mm)を通る大きさのものなら、口の中に入れて飲み込んでしまう危険があります(※2)。

お菓子の包みやペットボトルのキャップ、小銭やアクセサリーなどが、赤ちゃんの手の届く場所に落ちていないか確認しましょう。

必要な場所に安全対策グッズを使う

赤ちゃんを事故から守るために、次のようなグッズを活用することをおすすめします。

日本育児 ベビーズゲート

要出典 日本育児 ベビーズゲート

赤ちゃんが部屋から出てしまわないように取り付けるベビーゲート。こちらの商品は上下2箇所でロックできるので、赤ちゃんが簡単には開けられません。

ベビーガード ストッパー

戸棚や引き出し、ドアなどには、赤ちゃんが開けられないようにするストッパーをつけると安心です。大人は簡単に開け閉めができますが、赤ちゃんにとっては難しい作りになっていますよ。

リッチェル コンセントフルカバー

要出典 リッチェル コンセントフルカバー

こちらは、コンセントを使用したままカバーできるアイテム。コンセント全体を覆うことで、コードの引き抜きや感電を防ぎます。

Findbetter コーナーガード

ハサミで切って家具の大きさに合わせて使えるコーナーガード。クッション性が高いので、赤ちゃんがぶつかってしまったときの衝撃を和らげてくれますよ。

赤ちゃんのいる部屋の安全チェックリスト!

これまでご紹介してきた危険な場所や安全対策を、チェックリストにまとめました。

安全な部屋作りチェックリスト□ 医薬品、たばこ、ボタン電池は床から1m以上高い場所に置いている
□ 直径39mm以下のものが赤ちゃんの手の届く場所にない
□ 引き出しにストッパーをつけている
□ コンセントカバーをつけている
□ コードが高いところから垂れていない
□ 廊下やキッチン、ベランダに行けないようになっている
□ 角のある家具にカバーをつけている
□ テーブルクロスを敷いていない(敷く場合は動きにくいビニール製を使用)

部屋作りの際には、このチェックリストを活用してみてくださいね。

転落や衝突、誤飲が起きてしまったら

病院

もし事故が起きてしまった場合、多くの人は焦ってしまうと思います。救急車を呼ぶか迷ったら、こども医療でんわ相談「#8000」に電話で相談しましょう。

小児科医や看護師から、症状に応じた適切な対処の仕方などアドバイスを受けることができます。

また、電話相談や病院を受診する際には、事故が起きた時の状況を詳しく伝えてください。子どもがどれくらいの衝撃を受けたのか、なにをどれくらい飲み込んだのかが分かると、適切な対応がしやすくなります。

転落・衝突の場合

赤ちゃんが次のような様子なら、ためらわずに病院を受診してください。

● いつもと様子が違いぼーっとしている
● 元気がない
● 顔色が悪い

誤飲の場合

口の中に残っているものがあれば取り除き、口をすすいであげます。たばこ・医薬品・石鹸類は吐き出させる必要がありますが、基本的に吐かせることは推奨されていません(※3,4)。

ただし、誤飲したものが喉に詰まり窒息を起こしている場合は、以下の方法で吐き出させましょう(※4)。

喉に詰まったものの吐き出させ方

誤飲 誤嚥 イラスト 背部叩打法 

片腕にうつぶせに乗せて顔を支え、頭の位置を低くして、背中の真ん中を平手で何度も連続して叩いてください。

それでも取り除けない場合は、片腕に仰向けに乗せて後頭部をしっかり支え、左右の乳頭を結んだ線の中央より少し足側を指で押してください。

吐かせてはいけないもの

以下のものを吐き出させると、かえって症状が悪化する危険があるため、吐かせずに病院を受診してください(※5)。

● 石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)
● 容器に「酸性」または「アルカリ性」と書かれている製品(漂白剤、トイレ用洗浄剤、換気扇用洗浄剤など)
● 防虫剤、なめくじ駆除剤

安全な部屋作りで事故を予防しよう!

赤ちゃんは何が危険かまだ分からないので、大人には予想できないようなことでケガをする可能性があります。

安全な部屋作りをして、赤ちゃんを事故から守ってあげてくださいね。

※アンケート概要
実施期間:2018年10月25日~2018年10月27日
調査対象:「ninaru baby」利用者
有効回答数:262件
収集方法:Webアンケート

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