5歳頃になると、着替えやトイレなど、身の回りのことはほとんどひとりでもできるようになってきます。個人差はありますが、文字を読むことにも興味を示し、想像力がより豊かに育つ時期です。
そこで今回は、5歳の子どもにおすすめの絵本を8点ご紹介します。
5歳児向けの絵本の選び方は?
さまざまなことを学べる絵本!
5歳の子どもは、あと1年もすれば小学校に入学する年頃。集団生活で必要な協調性や、友達を思いやる気持ちなど、学びの要素がある絵本がおすすめです。ママやパパが伝えてもなかなかわからないことも、絵本ならすんなり理解することもあるかもしれません。
夢中になれる絵本
5歳頃は想像力がさらに豊かになり、子どもによっては少しずつ読むことに興味を持ち出すことも。ストーリーが面白いものやゲーム感覚で読めるものなど、夢中になって読める絵本があれば、読書がもっと好きになるかもしれません。
読んで学べる絵本はこちら!
1. りゆうがあります
鼻をほじったり、ツメをかんだり、子どもには何かしらのクセがあるもの。「鼻をほじるのは、鼻の奥にあるスイッチを押してウキウキビームを出すため」…と言うのは、この絵本の主人公「ぼく」。どの行動にも「りゆう」があると、お母さんに主張します。
屁理屈のようにも思えるぼくの「りゆう」ですが、お母さんは子どもの「りゆう」を聞いて受け入れた上で、もうしないよう上手に促します。実際の子育てでも否定や注意をするだけでなく、楽しい会話の中で学びへと導いていけたら素敵ですよね。
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- 1,430円
2. わたしはあかねこ
主人公は真っ赤な毛並みを持った、あかねこ。きょうだいで一人だけ赤い色をしているから、みんなが心配して同情ばかりします。「みんなのことは大好きだけど、私らしさをわかってくれないのは悲しい…」。まわりと違うからという理由で認めてもらえない、あかねこがとった行動とは?
自分の個性を大切にし、自分自身を好きになること。人と違うことを認め、偏見を持たないこと。子どもに伝えたい、とても大切なことを教えてくれる絵本です。
- 税込価格
- 1,430円
3. ありがとうのえほん
出典: www.kaiseisha.co.jp
「コケコッコー!おはよう おんどり ありがとう きょうも ぱっちり めが さめた」という書き出しから物語がスタート。誰かに対しての「ありがとう」ではなく、自分が今生きていること、周りのものすべてに感謝するという思いが込められています。
当たり前と思っていることにも感謝の気持ちを持って接する心を育んでほしい、と願うママ・パパにもおすすめです。分かりやすい短い言葉で綴られているので、子どもに伝わりやすく、成長によって解釈の深みを増していく素敵な絵本ですよ。
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- 1,320円
ワクワクするイラストが人気の絵本!
4. いもむしれっしゃ
いもむしれっしゃは、虫のお客さんたちを乗せて今日も元気に発車します。真っ黒なトンネルをくぐった先に広がるモグラ地下街では、ミミズソフトが売られていたり、カラオケ大会が開かれたり、とってもにぎやか。細部まで描かれた虫たちの様子や表情がユニークで、どんどん引き込まれます。
それぞれの虫たちの特徴も描かれているので、虫好きの子どもにぴったりの1冊。裏表紙には、いもむし列車の巡回路が分かる楽しいマップが付いていますよ。
- 税込価格
- 1,430円
5. でこちゃん
出典: www.php.co.jp
でこちゃんの本当の名前は「てこちゃん」。でも、髪を切っておでこが出ているので、みんなから「でこちゃん」と冷やかされてしまいます。引っ張っても切り過ぎた前髪が戻る訳じゃないのに、ついつい前髪を触ってしまうでこちゃんに、昔の自分を重ねてしまうママやパパもいるのではないでしょうか。
おでこが目立たないよう、家族が協力して奮闘する姿に、ほっこり温かな気持ちになれるはず。かわいくて個性的な絵に、今にも動き出しそうな生き生きとしたキャラクターたち。読むだけで笑顔になれる絵本です。
- 税込価格
- 1,430円
5歳の子どもに読み聞かせたいロングセラー!
6. ずーっと ずっと だいすきだよ
出典: www.hyoronsha.co.jp
エルフィーと僕は一緒に育ってきて、いつも仲良しです。けれど僕の背が大きくなる一方で、エルフィーは歳をとって弱っていき、やがて天国へいってしまいます。
「生きているものはいつか死ぬ」という摂理が、子どもにもわかりやすいシンプルな言葉で綴られていて、死について向きあうきっかけを与えてくれる1冊です。「ずーっと ずっと だいすきだよ」と言葉で伝えることの大切さを、子どもやママ・パパにも教えてくれますよ。
- 税込価格
- 1,320円
7. こんにちは、長くつ下のピッピ
出典: www.tokuma.jp
世界的にも有名な児童書「長くつ下のピッピ」のオリジナル版絵本は、「児童書は5歳児にはまだ早いかな…」と悩んでいるママやパパにもおすすめです。動きのある絵をふんだんに使った大判絵本で読みやすく、児童書の世界観をそのまま表現しています。
ちょっぴりやんちゃだけれど世界一力持ちで格好良いピッピ。読み終わる頃には、彼女のファンになる子どももいるかもしれませんね。日本版には特別付録として、きせかえ紙人形が付いてくるところもうれしいポイントです。
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- 1,650円
なぞなぞの絵本も楽しい!
8. なぞなぞのみせ(なぞなぞえほん)
絵の中に隠された50個の「なぞなぞ」の答えを見つけ出す絵本です。見開きの左のページにはなぞなぞが、右のページには絵が描かれていて、お店をめぐって買い物をするような感覚でなぞなぞを楽しめます。
わからないときは、右ページの絵をじっくり眺めると必ず答えがどこかに隠されているので、宝物を探すようなワクワク感も味わえますよ。なぞなぞを解き終えても、子どもと一緒に問題を出し合って遊ぶことができ、何度でも楽しめるところも魅力です。
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- 1,100円
5歳の絵本は楽しく読み進められるものを
5歳になると保育園や幼稚園などでは、少しずつ頼れるお姉さん・お兄さんらしくなってくる子もいます。絵本も読み聞かせてもらうだけでなく、ひとりで読み進めたり、言葉の内容を理解して感想を述べたりと、変化が見られることも。絵本を通じて情緒を育み、心にたくさん良い刺激を与えてあげられるといいですね。
絵本がどんどん増えていくと、収納スペースに困ることもあるかもしれません。下記では絵本専用のラックをご紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
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