生理中のナプキンの処理について、「旅行先で、部屋のゴミ箱に捨てたくない」「彼氏や男友達の家に遊びに行ったときにどうしていいかわからない」と、困った経験がある女性は多いのではないでしょうか。そこで便利なのが、トイレに流せるナプキン。今回は、流せるナプキンについて、どんな種類があるのか、使用するときの注意点を含めてご説明します。
流せるナプキンとは?トイレに詰まらないの?
生理用のナプキンには、以前はトイレに流せるタイプのものが多数ありました。しかし、現在は環境への配慮やトイレの仕組みが変化したことから、トイレに流せる基準が厳しくなり、ほとんどのメーカーが生産を終了しているのが実情です。
以前、販売されていたものには、セぺのナプキンや、ユニ・チャームのパンティライナーの一部があります。ナプキン本体には吸水ポリマーが含まれておらず、包装材やテープなども水溶性で作られていました。
環境への配慮がされていて、天然素材を使用していることから肌にも優しく、肌が弱い人にも人気があったようです。
トイレに流すとき、「詰まらないの?」と気になるかと思いますが、「縦に割いて流す」など、メーカーが決めた処理方法であれば詰まることはなかったようです。流せるといっても、2枚重ねにしたり、丸めたりすると、詰まることもありました。
流せるナプキンは全て生産終了しているの?
流せるナプキンはすでに生産終了しているものがほとんどですが、生理用品の大手メーカー「ユニ・チャーム」のソフィから、生理用品の付属品として使えるパットのようなものが販売されています。
通常のナプキンと併用して使用するもので、パットを当てることで約2時間分の吸水力をプラスできます。使用後はパットだけナプキンから取り外し、トイレに流すことができます。
漏れが気になる人は、ぜひ試してみてくださいね。
ソフィ シンクロフィット
普段のナプキンに吸収力をプラスしてくれる「ソフィ シンクロフィット」。ナプキンと一緒に、腟の手前に挟みこむだけで使えます。
経血の量が多い日に厚手のナプキンをつけなくても良いので、「服の上からナプキンのラインが見えてないかな…」と気にすることもありません。
長時間ナプキンが交換できないときも、パットが吸収しつつ、ナプキンでもカバーできるので、横漏れを防ぐことができますよ。
コンパクトで携帯しやすいのも便利です。
口コミ
「すごく薄くて、持ち歩くのにとてもよかった!吸収力も満足です」「吸収性が良いのに、薄くてゴワゴワすることがなく、安心して使えました」
「仕事で長時間取り替えられないときもありましたが、肌トラブルも気にならず助かりました」
- 税込価格
- 234円
流せるナプキンを使うときの注意点は?
流せるナプキンは、以前販売していた名残として、今でも一部のネット通販や小売店で販売されていることがあります。
しかしこれらの商品のなかには、メーカーですでにトイレに流すことを推奨していないものもあります。現在の使用方法を確認してから使うようにしましょう。
先に紹介したソフィの「シンクロフィット」を使用するときも、流せるとはいえ、一度に何個も流すと詰まることもあります。溜めてから一気に流すようなことはせず、その都度流すようにしてくださいね。
また、水量が少ないと詰まることもあります。自宅のトイレで、タンクにペットボトルを入れて節水対策をしている場合などは、流さないほうがいいでしょう。普段のナプキンと同様の方法で処理してください。
便利な生理用品は流せるナプキン以外にも
流せるナプキンは、現在はパット式のもしかありませんが、他にも、ゴミを出さない、または最小限に抑えられる便利な生理用品も販売されています。
たとえば、タンポンならナプキンよりもサイズが小さいので、ごみ箱がない状況でもコンパクトに持ち歩くことができます。月経カップといった、腟内で経血を溜めるタイプの生理用品は、交換時に経血を流せば、水洗いするだけで再利用することができますよ。
肌への優しさを考えるのであれば、布ナプキンを使うのもおすすめです。
用途や目的に合わせて、生理用品を使い分けるのも良いですね。