多くの子育て世代が直面する「答えのない悩み」。どの意見も正しいかもしれないし、どの意見も間違っているかもしれない。そんな正解のない悩みを、ニシハラハコさんが描きます。
なにが正解なのか、皆さんも一緒に考えてみませんか？
登場人物
ユリエ：仕事を始めて半年のワーママ。32歳。
コトミ：ユリエの娘。よく寝る2歳児。
ヒロコ：ユリエの姉。言葉は強いけど優しい35歳。
母：ユリエの母。色々あったけど四姉妹で絆を深めた。
ナオキ：ユリエの夫37歳。コトミが産まれて以来、子供好き。
第2話
あとがき
私が出産した時、看護師さんに「私の頃は健診も出産も全額自己負担だった」と言われました。当時の私は（そうなんだ、いい時代になったなぁ）と思いました。
あまり計画的ではない私が、無事出産できて、なんとか親としてやってこれているのは、出産育児に関する制度があったからだと思います。
ですが、いい時代かと言われるとやっぱりそうは言えないような…。
恥ずかしながら私は、子供を産んではじめて社会保障制度が何のためにあるのか考えました。いくら計画を練っても、ままならないのが出産や育児なんだと、子供を産んでから気がつきました。
でも社会保障制度ではカバーできていない部分がたくさんあって、だから出産や育児で悩む人がまだまだたくさんいるのだと思います。
子供が何人いても、お金がなくても、障害や病気があっても、独身でも、子供がいなくても、豊かな人生を全うできる時代であれば、「いい時代だな」と思えるような気がします。
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ニシハラハコ
作者
3歳娘ミョウガと夫の3人家族。ミョウガに振り回される毎日を4コマ漫画にしてTwitter（@nishiharahaco）に投稿しています。寝かしつけ後、夫とビールを飲みながらスポーツ中継を観るのが毎日の癒しの時間。
