家事分担の本音トーク＃2「理想の育児・家事分担のかたちとは？」

パパが分担してくれたらうれしい家事ってありますか？

僕は週末は料理か洗い物のどちらかを分担することがあるので、すごくその気持ちわかります。時間かけて料理作って、20分かそれくらいで食べ終わって、またキッチンか、と思うと料理がつらくなっちゃいそうです。

そうなんですか。僕は家事のなかで皿洗いが一番好きなんですよ。洗えば洗うほどシンクのなかの汚れたお皿が少なくなっていくので。

家事や育児を分担することって、なんだか男性のなかですごく重いものになっている気がするんですよね。例えば、半日子供を連れ出す！って意気込んでやらなくても、1時間外遊びをするだけでもママはすごく喜んでくれている感じがします。

夫婦での家事分担・育児分担で「ちょうどいい」ってあると思いますか？

「家事の中での分担」っていうよりは、「生活の中での分担」という感じですね。

僕も夫婦間で合意が得られていれば、パパがまったく家事をしない家庭もアリだと思います。今の時代だから男も家事を分担しなくてはいけない、みたいなのは違うと思っていて、家族ごとに事情は違うはずなので、必ずしも当てはまらないはず。

僕の家庭も今は奥さんが育休中なので、共働きになったらまた変わるかもしれませんし。その都度ごとに適した形を取れるような関係性を築いていけたらいいのかな、と思いますね。

夫婦でそういう話はしたことあるんですか？

以前、奥さんと最近の夫婦生活においての「良かったこと」「悪かったこと」を書き出し、最終的に一つの改善点を見出すという取り組みをしてみたんです。30分くらいかけて。

仕事みたいですね（笑）。

いざやってみたら僕の「悪かったこと」を書き出す奥さんの手が止まらなくって（笑）。最終的には僕のよくない習慣を改める、という結論になりました。でもやってみて良かったかどうかは微妙ですね。

なんだかもっと色々言いたそうだったんですよね。30分っていう区切りがよくなかったのかな。

そうですね。やってみて思ったのが、僕が予想している「こうしてほしいんだろうな」は奥さんの本音とだいぶ違う、ということでした。

今思うと、夫婦間で噛み合っていなかったことは、すり合わせができていなかったからかなとも。本人の言葉で聞くっていうのは大事だなと思いましたね。

確かに。でも腹を割って話すのって結構勇気いりますよね。

はい。揉めたくないから億劫になっちゃいますよね。平日は仕事に影響が出るから揉めたくないし、土日も重い話は面倒。となると、タイミングがないんです。でも、痛みを伴うことがあったとしても無理にでも話す機会を作ったほうが早く解決できそうだなぁとは思いました。