現在増加傾向にある新型コロナウイルスやインフルエンザ、流行が続いているヘルパンギーナ・手足口病などの感染症にかかると、のどの痛みによって子どもが食事や水分補給をしたがらない時があります(※1)。
今回は、子どもがのどを痛がる時の対処法やおすすめの食事・飲み物などについてお伝えします。
感染症で水分や食事が摂れないときは?

水分が摂れない場合
水分が摂れないと、脱水になるリスクが高まります。
母乳やミルクなどの水分を普段よりも飲めておらず、おしっこの回数や量が少ない、おしっこの色が濃い、唇が乾燥しているなどの症状がある場合は、脱水が起き始めているかもしれません。早めに病院を受診してくださいね。
スプーンやストローなどが使える場合は、それらで少しずつ飲ませるのもおすすめです。
食事が摂れない場合
子どもが食事をしてくれないと心配になるかもしれませんが、基本的には無理に食べさせようとしなくても大丈夫です。
症状が治まれば食欲が戻ることが多いため、あまり心配しすぎず、こまめな水分補給をしながら欲しがるものを好きなタイミングで食べさせてあげましょう。
口内を痛がる時におすすめの食事・飲み物は?

ここからは、子どもが口内を痛がる時におすすめの飲み物と食事をご紹介します。
おすすめの飲み物
のどを痛がる時は、刺激が少ない飲み物を与えましょう。柑橘系のジュースの酸味は刺激が強いため、避けてくださいね。
● 牛乳
● 麦茶
● 経口補水液
● 子ども用のイオン飲料
● 冷たいスープ
ただし、イオン飲料は甘くておいしいと感じることが多いため、病気が治ってからもイオン飲料ばかり飲みたがる子もいます。
極端な量を飲み続けると「ビタミンB1欠乏症」となるリスクがあるため、病気のときや運動したときだけなどと決めて飲ませるようにすると安心ですよ(※2)。
おすすめの食事
のどを痛がる時は、やわらかくて喉越しがよい食べ物を与えましょう。
また冷たいものは痛みを感じにくいと言われているのでおすすめです。反対に熱いものや酸味の強い柑橘系の果物、固形物は刺激になるため避けましょう。
● おかゆ(熱くないもの)
● りんごのすりおろし
● 豆腐
● ヨーグルト
● そうめん
● アイス
● ゼリー
● プリン
※体調が悪いときは、はじめての食材を食べさせないようにしてください
離乳食の時期であれば、赤ちゃんが食べ慣れた食材を冷まして食べさせるようにしましょう。
感染症対策は万全に!
新型コロナウイルスやインフルエンザの流行がまだまだ懸念されています。家族みんなで感染症対策を徹底し、健康に過ごせるといいですね。