梅雨が明け、そろそろ蚊が活発に動き出す時期。赤ちゃんの肌はバリア機能が弱く、虫に刺されると大人以上に腫れてしまう可能性があるので、虫除けをして赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。
今回は、赤ちゃん用の虫除けの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
赤ちゃんの虫除け選びのポイントは?

赤ちゃんには虫除けを使ってOKですが、選ぶ際には以下のポイントをおさえましょう。
ディートフリーである
「ディート」とは、市販の虫除けで一般的に使われる成分。虫除け効果は高いものの安全性について不明確な部分があるため、厚生労働省は以下のように注意喚起をしています(※1)。
・6ヶ月未満の乳児には使用しないこと
・6ヶ月以上2歳未満には、1日1回まで
・2歳以上12歳未満は、1日1〜3回まで
生後6ヶ月以上であれば使用は可能ですが、回数制限があるため、赤ちゃんに使う虫除けはなるべくディート不使用のものを選びましょう。
イカリジンが配合されている
「イカリジン」とは、2015年に日本で承認された虫よけ成分。ディート同様の高い虫除け効果を持ちながら、年齢による使用・回数に制限がありません(※2)。
皮膚への刺激や虫除け独特の匂いもないので、赤ちゃん用の虫除けには、イカリジンが配合されているものがよいでしょう。
ハーブやアロマなど天然由来の成分である
天然ハーブやアロマ由来の虫除けは、肌が敏感な赤ちゃんにも使えるのが魅力です。効果と持続力が弱いと言われているので、お出かけの際はこまめに塗り直しましょう。
以下のものは蚊に対して有効とされているので、天然由来成分の虫除けを選ぶときに参考にしてくださいね。
● ハッカ(ミント)
● シトロネラ
● ローズゼラニウム
● レモングラス
● ローズマリー
● ティーツリー
ただし、「レモンユーカリ(ユーカリ油)」は虫除け効果が高いですが、アメリカ疾病対策センター(CDC)は3歳以下への使用を控えるよう発表しているので、赤ちゃんへの使用は控えた方が安心です(※3)。
おすすめの赤ちゃん用虫除け
天使のスキンベープ 虫除けジェル プレミアム

イカリジンを配合したジェルタイプの虫除けです。スプレーのように舞い散らないので、塗る時に赤ちゃんの顔にかかったり、吸い込んでむせてしまったりする心配がありませんよ。
こちらの商品は虫除け効果が6〜8時間持続するため、朝塗ってからほぼ1日塗り直さなくてOKなのもうれしいポイントです。
アロベビー UV&アウトドアミスト

「お出かけ対策がこれ一本でできる!」と人気の、アロベビーのUV&アウトドアミスト。虫除けとUV対策が同時に叶います。肌の敏感な赤ちゃんのことを考えて、100%天然由来成分で作られていますよ。
石けんで簡単に洗い流すことができるので、ごしごしと肌をこする必要がないのも人気の理由です。
オーガニックマドンナ アロマガードミスト

オーガニックの虫除けを探している人におすすめなのが、こちらのアルコールや防腐剤を一切使っていないオーガニック成分98%の虫除けスプレー。虫の苦手な香りであるシダーウッド・レモングラス・シトロネラなどを配合しています。
爽やかな香りがふわっと広がるので、部屋の虫除け対策に網戸やカーテンにかけて使うのもよいですね。
▼虫除けをさらに見たい人はこちら
虫除けで赤ちゃんの肌を守ろう!
虫除けを使うときは、一度大人の手に取ってからムラができないよう、やさしく赤ちゃんの肌に塗りましょう。また、赤ちゃんは手を口に入れることがあるため、手には塗らないように注意が必要です。
日焼け止めと併用する場合は、日焼け止めを塗った上から虫除けを使用するようにしてくださいね。