「かけ算九九の勉強をしてるのに子どもが夢中になってしまう!」そんな遊びがあるのをご存知ですか? その遊びは「かけ算ビンゴ」です。
今回は、子どもが自然と夢中になってしまうかけ算ビンゴの遊び方を中心に紹介します。簡単なので、ぜひ冬休み中のお家遊びに取り入れてみてくださいね。
かけ算ビンゴに子どもが夢中!
かけ算九九は、小学2年生の2学期に習います。2学期のうちに定着できるといいのですが、冬休みをはさむと忘れてしまうことも…。
ドリルをしようにも、なかなか取り組んでくれないこともありますよね。
そこでおすすめしたいのが、ビンゴゲームを楽しみながらかけ算も覚えられる「かけ算ビンゴ」!
早く「ビンゴ!」したい気持ちからかけ算の答えを出すことに集中するので、子どもが積極的に参加してくれます。
楽しすぎてきっと1回では終わらせてもらえません。その点だけ覚えておいてくださいね。
かけ算ビンゴで準備するもの
● 3×3マスを書いたの紙
● 読み手のカード(トランプでOK)
ノートや裏紙などを利用して、3×3マスを書きます。カードがない場合は、無作為に式を伝えてもOKです。
かけ算ビンゴの遊び方:その①
① お題の「段」を決める
まず、「何の段」のかけ算をするかを決めます。今回は「3の段」でやってみましょう。
自分で決めてもいいですが、トランプの1〜9を裏面にして、めくって出た数で決めても◎。
② 9マスに①で決めたの段の答えを記入する
段を決めたら、写真のようにその段の答えをランダムに選び、3×3のマスに書きましょう。
選ぶ答えや、答えの書き方によって、ビンゴになるかならないかを左右しますよ!
③ かける数のカードを開いて式を読む
今回は赤文字のトランプを「段」、黒文字のトランプを「かける数」とします。
黒のトランプをめくると「7」がでたので、最初は3×7が問題。
④ 子どもが答えを言い、丸をつける
子どもに答えを出してもらいましょう。答えの数がマスに書いてあったら丸をつけてください。
⑤ 1列がそろったらビンゴ!
ビンゴのルール自体は同じです。縦・横・斜め、いずれかの列が揃ったらビンゴです。どれか1列揃うまで繰り返してみてください。
かけ算ビンゴの遊び方:その②
ビンゴになる確率が低くなるものの、その分ドキドキ感がが高まる遊び方です。
① お題の段を2つ決める
先程は「3の段」のみでしたが、今回は「5の段」と「7の段」の2つでやってみましょう。
② 9マスに①で決めたの段の答えを記入する
「5の段」と「7の段」の答えをランダムに選び、3×3のマスに書きましょう。
③ 段のカード&かける数のカードをそれぞれ開いて、式を読む
赤文字のトランプを「段」、黒文字のトランプを「かける数」とします。
赤文字の「5」と「7」のトランプを裏面に、黒文字の「1〜9」のトランプを裏面にして、それぞれ1枚ずつめくりましょう。
赤「5」、黒「6」がでたので、最初は5×6が問題。
④ 子どもが答えを言い、丸をつける
子どもに答えを出してもらいましょう。答えの数がマスに書いてあったら丸をつけてください。
⑤ 1列がそろったらビンゴ!
縦・横・斜め、いずれかの列が揃ったらビンゴ!
より長く遊びたいときはマスを増やしてみよう!
「もっとビンゴを楽しみたい!」という場合は、3×3マスを5×5マスに大きくしてみましょう。
上記のように、お題にする段を3つまたは4つに設定します。「なかなかビンゴが出ない!」「並びが惜しい!」とビンゴの奥深さや難しさを味わえますよ。
かけ算ビンゴで遊んだ感想
実際にかけ算ビンゴで遊んだことのあるママ、かけ算ビンゴがどうやら楽しいらしい、というウワサを聞いているママに話を聞いてみました。
Kさん
ある日、帰宅するなりすごい勢いで見せてくれたのが「かけ算ビンゴ」の紙でした。最初は何をしたものかわからなかったのですが、算数の時間にクラス全員でやって「ビンゴは4つもできた!」と満面の笑みで伝えてくれました。
試しに家でもしてみたのですが、すごい集中力でかけ算の式を聞こうとするし、答えるし、夢中になる遊びは工夫次第だなぁと感心しました。
Mさん
算数の授業や学童でやっているという話は子どもから聞いていました。かけ算は繰り返し言うことで覚えられるといいますが、かけ算ビンゴは遊びながら勉強もできる、すごいアイデアだと思います。
同僚の子どもがやっていると聞いたので、冬休みにやってみようと考えています。
かけ算ビンゴで楽しく九九を定着させよう
冬休みは短いですが、家族でゆっくり過ごせて一緒に遊べるいいチャンスです。子どもが夢中になるかけ算ビンゴに親も参加してみて、冬休みを盛り上げてみてくださいね。