昔から小学生の習い事で人気の「そろばん」。親世代は習っていた人も多いかもしれませんが、現在も変わらぬ人気を誇っています。実際、どんなことが学べるのか、何をするのか気になりますよね。
そこで今回は、そろばん教室で身につくことをはじめ、小学生の子どもをそろばん教室に通わせているママ&パパに聞いた「習ってみて良かったこと」を紹介します!
そろばんの習い事で身につくことは?
そろばんを習うことで、主に以下を身につけることができます。
● 暗算力
● 集中力
● 記憶力
● 情報処理能力
数字を瞬時に読み取り右脳で処理し、左脳で正確な情報へと変換する作業を繰り返すため、脳のトレーニングにもなるといわれていますよ(※1)。
また、小学校では、3年生でそろばんによる数の表し方、4年生ではそろばんを用いた足し算や引き算を学びます(※2)。そろばん教室に通うことで、学校の授業も自信を持って取り組めそうですね。
そろばん教室ではどんなことをするの?
そろばん教室では、基本的なそろばんの使い方や指の動かし方の練習はもちろん、以下のようなことを行います。
● そろばん式暗算
● 100マス計算
● かけ算九九
● モニターを見て行うフラッシュ暗算
● 検定試験
一般的に小学校2年生で教わる「かけ算九九」なども教えてもらえるため、そろばん教室に通うことで予習・復習ができますよ。
また、珠算検定や暗算検定、1~3級までの日商検定を実施。最近ではフラッシュ暗算の検定試験も行われているため、教室を通じてチャレンジすれば取得することもできます(※3)。
そろばんを習ってどんな効果があった?
実際に子どもにそろばんを習わせてみて感じた効果や成長を、先輩ママに聞いてみました。
算数が得意になった
そろばんでは計算問題にたくさんふれるので、数字への抵抗がなくなったのか、そろばんを始めてから算数の成績が伸びました。
中学年になってくると算数の問題も難しくなりますが、低学年からそろばんをやっているおかげか、今のところ難なくこなせています。(小4女児のママ)
小1で九九をスラスラ言えるように
そろばん教室では九九も教えてくれるため、小1でスラスラ言えるようになりました。
ただ暗記&詰め込み型と教え方がややアナログで、一度子どもが飽きると集中を欠いてしまう懸念点も。モチベーションを保つため、定期的な目標や頑張ったご褒美を決めるなど工夫しています。(小2女児のママ)
頭の回転が速くなった
そろばん教室で教わったフラッシュ暗算にハマり、自宅でもアプリを使って学習しています。その効果か、普段の会話でも質問に対する回答のスピードがとにかく早いです。親が考える前に「こうじゃない?」と提示することもあり、成長ぶりに驚いています。(小1男児のママ)
そろばんでは計算が速くなるのはもちろん、数字にふれる機会が多く算数に対する苦手意識がなくなったという声は多く聞かれました。
資格取得などの目標設定をしたり、フラッシュ暗算をゲーム感覚で楽しんだり、子どもと一緒に楽しめる工夫を取り入れるとモチベーションアップに繋がるかもしれませんね。
そろばんを習う前に知っておくと良いことは?
そろばんを習う前に以下のことをチェックしておくと安心です。
送迎が難しい場合はオンラインも
地域のそろばん教室は学校から近い距離にある場合も多く、学校帰りに直接通う子もいるようです。
通いたい教室が遠く送迎がどうしても難しい場合は、オンラインレッスンがある教室を探すのもの1つの方法です。
揃えるものを確認する
● そろばん(23桁以上がおすすめ)
● そろばんケース
● テキスト
● 筆記用具など
使用するテキストなどは、教室から指定される場合もあります。教室によって詳細は異なるため、事前にチェックしておくのがおすすめです。
月にかかる費用
● 約4,000〜6,000円(週1回)
人気の習い事のなかでは比較的良心的な値段かもしれません。ただ、教室によっては入会費などが必要な場合もあるので確認しておきましょう。
授業の予定は必ず確認しておこう!
平日に通う場合
学校が終わったあとに行くことになります。準備や教室に向かう時間も含めて、間に合うかどうか確認しておきましょう。
休日に通う場合
土曜授業がある場合でも行ける時間帯か確認しておきましょう。かぶった場合は休むのか、かぶらない時間帯を選ぶのかを考えておくと良いですね。
そろばんの習い事にはメリットがいっぱい!
そろばんは、瞬時に情報を記憶して考えるなどとにかく頭をフル回転させて学習するため、脳のトレーニングにもなりそうですね。そろばんを始めようか悩んでいる方は、今回の記事を参考に検討してみてください。