2年生に進級するタイミングで初めてのクラス替えがあると、「クラス替えの要望って先生に伝えていいのかな?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、クラス替えの要望はしていいのかや、要望をする際に大切なことについて、小学校の先生の声を交えながらご紹介します。
クラス替えの要望は先生に伝えてOK!
一般的には、子どもが何らかのトラブルを抱えている場合、クラス替えの要望は先生に伝えてもOKとされています。
クラス替えの際、まずは担任の先生が、子ども一人ひとりについて以下のようなことを洗い出します。
● 子どもの学力
● 子どもの運動能力
● 子どもの性格や特性
● 子ども同士の人間関係
● 周りの支援が必要か
● アレルギーの有無
● 子ども同士、親同士のトラブルの有無 など
※上記はあくまで例です
その後学年の先生たちと話し合い、全体のバランスを見ながらクラス分けをしていきます。
そのため、放課後や習い事での子ども同士のトラブル、いじめ、特別な支援や配慮が必要な旨など、クラス替えで考慮してほしい悩みは先生に伝えておくことが大切なんです。
小学校の先生R
具体的に相談がきていれば、クラス分けの際に考慮することが多いですよ。
ただ、「あの子と仲良しなので一緒にしてほしい」といった困りごとではない希望はどうしても優先順位が下がります。
全ての要望が通るわけではないですが、困ってることがあれば伝えてほしいです。
要望をする際に大切なことは?
では、実際にクラス替えの要望をする際に大切なのはどんなことなのでしょう。小学校の先生に聞いたポイントをお伝えします。
1月頃までには伝える
クラス替えを考え始めるのは、一般的に1月頃からです。年度末ギリギリでは対応が難しいこともあるので、要望があれば遅くても1月中には伝えておくと安心です。
トラブルや困りごとがあれば、なるべく早めに伝えておきましょう。
困っていることを具体的に伝える
先生の判断材料になるよう、要望はできる限り詳細に伝えることが大切です。「なんとなく相性が悪い…」といったものだと考慮しにくいので、困りごとは具体的に伝えるとよいですよ。
例
● 友達に手が出てしまう子に、度々ターゲットにされることがある
● ある子どもの親に嫌がらせをされたことがある
● 大きな音に敏感なので、周りの子どもたちに少し配慮してほしい
不安なことは先生に相談してみよう
子どもの特性や放課後のトラブルなど、学校の先生から見えづらいこともあります。
クラス替えの際に全ての要望が通るわけではありませんが、困っていることや不安なことはクラス替えの時期だけに限らず、早めに先生に相談してみてくださいね。