子どもが小学校に上がると今までと生活スタイルが変わり、親子でさまざまな困難に直面します。これは一般的に「小1の壁」と呼ばれますが、どんな壁に当たるのかイメージしにくいですよね。
そこで今回は、小1の壁のなかでも「登校前の準備」について、どんなことが大変なのか、先輩ママパパの体験談を交えてご紹介します。
1. 持っていくものが毎日変わる
保育園・幼稚園では、毎日の持ち物がある程度同じですが、小学校では時間割によって持ち物が違ったり、プリントの提出物があったりと目まぐるしく変わります。そのため準備に時間がかかったり、抜け漏れが発生しやすくなったりするようです。
実際にどんなことが大変になるのか、具体例を見てみましょう。
心理的な負担が大きい…
保育園は用意する物がほぼ固定化されていたので考えなくてもできていたけど、小学生になってからは日によって提出物や持ち物が違うので、あれこれ考えたりチェックしたりと心理的な負担が大きすぎです…。
情報の出どころがバラバラ!!
連絡帳、時間割表、月間や週間スケジュールが載っている学年だよりなど、情報の出どころがバラバラなのが厄介。
色々なものから必要な物を確認する複雑なタスクは小1には難しく、完全なる二人三脚状態で頑張るしかありません!
必要な物が週のド真ん中で突然発生!
図工や算数で使うお菓子の箱や牛乳パックなどを、週のド真ん中で急に用意するよう言われることも。
「そんないきなり言われても!」とツッコミをいれながら毎回なんとか準備してます…(笑)。
自分でやらせるためのフォローが大変!
保育園時代は大体親が準備しちゃってたけど、小学校では基本的に自分でやらせなければならないので、そのフォローが大変です。
前日の夜に準備しないと間に合わないので、寝る前にバタつくことが増えましたね。
2. 子どもに確認・伝達することが増える
小学校では、保育園・幼稚園より先生と直接コミュニケーションを取れる機会が減り、子どもの自立した生活が求められます。
そのため、学校での連絡事項を子どもに確認したり、親から子どもに伝達したりする機会が増えます。
情報を子どもから得るのが難しい…
連絡帳か本人の口からでないと小学校の情報が得られず、不安です。
実際、学童がコロナで急きょ閉鎖になったり、下校時刻が変更になったりしたことが伝わらずに、親が不在の時に子どもが帰ってきてしまって騒ぎになりました。
その日の予定を都度伝える作業が増えた
曜日によって学童や習い事の予定が違うので、「今日は学童に言ってね!」「今日は●●ちゃんと一緒にスイミングに行ってね!」など、登校前に子どもに伝達することが増えました。
連絡帳の字が解読不能!
連絡帳に先生から聞いたことを書いてはいても、字が読めないことが多々あります…。
息子も何を書いたか忘れているので、そのたびに毎回親子で謎解き(笑)。結局解けずに、ママ友LINEで連絡帳の内容を聞くことが多いです。
提出物を持ち帰ってきてしまう問題
「提出してね」とお願いしたプリントをそのまま持ち帰ってくることがしょっちゅう…。
学校に行ってからランドセルの中身を整理するのは子ども本人なので、「何をどこにいれたか?」を把握させる必要があります。
3. 家を出る時間が早くなる
小学校にあがると始業時間が早くなり、今までより早く家を出なければならず、生活リズムが変わるケースが多くあります。
親の出勤時間と子どもの登校時間がバラバラになることもあるようです。
生活リズムを前倒しに
親子ともに家を出るのが1時間くらい早まりました。
生活リズムを前倒しに変えるのがしばらく大変で、入学後半年くらいはバタバタしましたね。年長の後半くらいから徐々に慣れておけばよかったな…。
登校班の時間に遅れられない!
保育園は親が送っていけばいいけど、小学校は集団で登校しているので周りの時間に合わせなくてはいけないプレッシャーがあります。
1年生のうちは歩くスピードも遅いので、早めに出発させるために朝はいつもドタバタです。
登校前の準備についてイメージしておこう
先輩ママパパの声から、登校前の準備の大変さがイメージできたでしょうか。
急な変化は親子ともに負担が大きいので、今のうちから変化をシミュレーションして、柔軟に対応していけるといいですね。