2歳になると遊びの幅が広がり、体力もついてくるので、公園へ行く機会も増えるのではないでしょうか。遊ぶときのポイントやおすすめの遊び方を知ると、公園遊びがより一層楽しくなりそうですよね。
そこで今回は、2歳児の公園遊びについて、ポイントや効果、おすすめの遊び方などをご紹介します。
2歳児の公園遊びのポイントや注意点は?
2歳の子どもと公園遊びをするときは、まず以下のポイントや注意点を押さえておきましょう。
安心して通える公園を選ぶ
2歳を過ぎると何でも自分でやりたがるようになり、走る・跳ぶといった運動機能も伸びていきます。
ふとした瞬間にママやパパから離れて走って行ってしまったり、ひとりで遊具にのぼっていたりすることもあるかもしれません。
大人の目が届く広さで、安全に配慮された遊具がある公園を選ぶようにしましょう。普段から同年代の子どもがたくさん集まっている公園だと安心ですね。
自宅から通いやすい場所にあるか、おむつ替えができるトイレが設置されているかなども、公園選びのポイントです。
子どもから目を離さない
公園デビューしたばかりの頃に比べると、ママ・パパも子どもも公園へ行って遊ぶことに慣れてきますよね。
しかし、「いつもの場所でいつも通り遊んでいるからちょっとくらい大丈夫」と油断して、ママ友やパパ友との話に夢中になったり、スマホを触ったりするのはやめましょう。
2歳児は走り回っているときに転んだり、他の子とぶつかったりすることも増えてくるので注意が必要です。くれぐれも子どもから目を離さないようにしてくださいね。
子どもの体調や気候を優先する
毎日のように公園へ行きたがることもあるかもしれませんが、体調がすぐれないときや感染症が流行っているときは無理に行かないようにしてください。公園遊びに適していない気候のときも、行くのはやめましょう。
夏は朝や夕方など比較的涼しい時間帯、冬は昼前後の暖かい時間帯を選んで行くことも大切です。
必要に応じたものを持っていく
2歳になると、1歳頃までに比べて公園に滞在する時間が長くなってきます。季節や子どもの興味・成長に合わせて、次のようなものを持っていくといいでしょう。
- ボールや砂場遊びセット
- 飲みもの
- 帽子
- 日焼け止め
- 虫除け
- 防寒グッズ
- おやつ・軽食
- おむつ など
砂場遊びや泥遊びをするときは、着替えやタオルも持っていくと安心ですね。
2歳児の公園遊びにはどんな効果があるの?
2歳の子どもが公園で遊ぶことは、次のような効果が期待できると考えられています。
五感が刺激される
公園には子どもの五感を刺激する要素がたくさん詰まっています。
遊具に乗っていつもより高い目線から景色を見る、砂を触ってかたさや温かさを確かめるなど、公園遊びを通していろいろなことを感じ取ることができますよ。
自然と触れ合える
土に触れたり、虫の動きを眺めたり、公園では自然を身近に感じることができます。どんぐり拾いや落ち葉踏みのような、季節ならではの遊びをするのも楽しいですね。
身体能力が育つ
走ることで「持久力」、飛び跳ねることで「瞬発力」、鉄棒にぶら下がることで「腕力」といったように、さまざまな身体能力が育まれます。
2歳になると遊べる遊具も増えるので、ママやパパが近くで見守りながら挑戦させて身体能力をどんどん伸ばしてあげましょう。
想像力が養われる
地面にお絵描きをする、砂場で立体的なものを作る、石や葉っぱでおままごとをするなど、子どもの想像力につながる遊びができるのも公園遊びの魅力です。
「手が汚れてしまう」「衛生面が心配…」と思うこともあるかもしれませんが、子どもが興味を持っていることは、できるだけやらせてあげられるといいですね。
同年代の子から刺激をもらう
公園へ行くと同世代の子どもたちと会う機会が増えます。2歳頃は一緒に仲良く遊ぶというよりも別々に遊ぶことも多いですが、相手が何をやっているか、どうしたら同じようにできるかなどと考えながら、たくさんの刺激を受けています。
自己主張が強くなる時期なので相手のおもちゃを取ってしまうこともあります。このようなときは間に入って、貸し借りするときの言葉を教えてあげましょう。
成長するにつれて「貸して」や「どうぞ」といったやりとりが少しずつできるようになっていきますよ。
2歳児におすすめの公園遊びは?
ここでは、2歳児におすすめの公園での遊び方をご紹介します。どの遊びをするときも、必ずママやパパが近くで見守ってあげてくださいね。
砂場
1歳の頃は砂を食べようとしたり、砂場の上にただ寝そべったりすることも多いですが、2歳になると砂場遊びをしっかり楽しめるようになってきます。
スコップで穴を掘ったり、ジョウロで砂に水をかけて固めたり、いろいろな遊びをさせてあげましょう。
子どもが砂を投げることもあるので、近くで遊んでいる子の目や口に入らないように注意してくださいね。
ブランコ
ゆらゆら揺れるブランコは子どもにとって魅力的な遊具で、バランス感覚も養われます。
まだ子どもひとりで乗るのは危険なので、ママやパパが背中に手を添えて転落しないように支えながら、軽く揺らしてあげましょう。ガード付きの乳幼児向けブランコなら、安心して乗せられますよ。
滑り台
個人差はありますが、低めの滑り台であれば、2歳になるまでにひとりで滑れるようになります(※1)。滑り台を滑るためには、まず自分の力で階段を上る必要があるので、目標に向かって頑張る力も身につきますよ。
気温が高い日は滑り台が熱くなって危険なので、安全か確かめてから遊ばせてくださいね。
鉄棒
前まわりや逆上がりなど回転することはまだ難しいですが、2歳半頃からは鉄棒にぶら下がって足を持ち上げたり揺らしたりすることができるようになってきます(※1)。
背の届かない高さの鉄棒は、抱っこしてぶら下がらせてあげましょう。
ボール
2歳になるとボール遊びの幅がぐっと広がります。遠くへ投げようとしたり、追いかけながら蹴ったり、さまざまな動きを身につけていく時期です。ママやパパと一緒にボールを蹴って、サッカーをするのも楽しいですね。
シャボン玉
ストローで吹くタイプのシャボン玉は対象年齢が3歳以上のものがほとんどですが、大人が吹いてあげることで、追いかけて手を広げて捕まえようとするなど、いろいろな動きをしながら楽しむことができます。
光の当たり方や風の強さによって色や動きが変わるシャボン玉を眺めることで、想像力も養われますよ。
追いかけっこ
2歳児は追いかけるのも追いかけられるのも大好きなので、ママやパパと追いかけっこするのもおすすめです。体力がつくだけでなく、ストレス発散にもなりますよ。
2歳児の公園遊びは無限大
公園で思いっきり体を動かして遊ぶと、お腹がしっかり空いて食事をたくさん食べる、程よく疲れて夜ぐっすり眠るなど、健康的な生活につながります。
子どもはどんどん新しい遊び方を生み出していくので、ママやパパも一緒になって2歳児ならではの公園遊びを楽しめるといいですね。