おもちゃや道具を使わず、どこでも楽しく遊べる手遊び歌。歌のメロディーやリズムに乗りながら、親子で手遊びをするのは楽しい時間ですよね。手遊び歌のなかでも特に有名な「グーチョキパーで何作ろう」は、赤ちゃんから幼児まで楽しむことができますよ。今回は、「グーチョキパーで何作ろう」の歌詞と、手遊びのレパートリーをご紹介します。
「グーチョキパーで何作ろう」ってどんな歌?原曲は?
「グーチョキパーで グーチョキパーで なにつくろう なにつくろう」の歌詞でおなじみの「グーチョキパーで何作ろう」の歌。思わず口ずさんでしまうこのメロディーは、フランス民謡の「フレール・ジャック」という曲が原曲とされています。
「フレール・ジャック」のメロディーは世界中の国々で親しまれていて、それぞれの地域で様々な歌詞がつけられているそうです。クラシック音楽やポップスの歌にも、「フレール・ジャック」のメロディーを引用したものがあるんですよ。
日本でも、「フレール・ジャック」をもとにしたメロディーにオリジナル歌詞をつけた歌がいくつかあり、「グーチョキパーで何作ろう」もそのうちのひとつ。長年幼児教育に携わっている斉藤二三子さんによって作詞されたようです。「グーチョキパーのうた」としても親しまれています。
「グーチョキパーで何作ろう」の歌詞と手の動きは?
それでは、「グーチョキパーで何作ろう」の歌詞やメロディー、手の動きを確認してみましょう。
「グーチョキパーで何作ろう」の歌詞と手
♪グーチョキパーで グーチョキパーで
♪なにつくろう なにつくろう
♪みぎてが●●で ひだりてが●●で
(グー・チョキ・パーのいずれかを出す)
♪●● ●●
(作ったものの名前を歌う)
「グーチョキパーで何作ろう」の動画
メロディーを確認したいときは、こちらの動画を参考にしてくださいね。
「グーチョキパーで何作ろう」のレパートリー20例!
「グーチョキパーで何作ろう」の手遊び歌では、右手と左手のグー・チョキ・パーの組み合わせによって、様々な動物や食べ物、身の回りのものを表現することができます。ここでは、組み合わせ別に作れるレパートリーの例を20個ご紹介します。
グーとチョキ
かたつむり(チョキの上にグーをのせる)
チョキとパー
ラーメン(パーでおわん、チョキでお箸)
はさみ(パーが紙、チョキがはさみ)
パーとグー
ヘリコプター(グーの上にパーをおいてプロペラを回すように)
たこさん(グーで頭、パーで足)
グーとグー
雪だるま(グーとグーを重ねてつくる)
めがね・双眼鏡(目のところにグーをもっていく)
天狗さん(鼻にグーを重ねる)
ゴリラ(グーで胸をたたいてウホウホ)
望遠鏡(グーを重ねて覗くようにする)
ボクサー(パンチングポーズをとる)
チョキとチョキ
かにさん(顔の横でちょきちょきとはさみ)
ねこさん(チョキをひげのように頬につける)
パーとパー
お花(花びらのように手を広げる)
ちょうちょ(羽のようにひらひらする)
おすもうさん(張り手の真似をする)
サンドイッチ(手の平を合わせる)
ペンギン(両手を腰のあたりに広げ、ペンギン歩きをする)
忍者(手裏剣を投げるものまねをする)
おばけ(手の甲を前に向け、指を下向きにしてゆらゆら)
「グーチョキパーのうた」で遊ぶときのポイントは?
「グーチョキパーで何作ろう」(「グーチョキパーのうた」)は、赤ちゃんから幼児まで、幅広い年齢の子供が楽しめる手遊び歌です。子供の年齢によって、遊び方やママの関わり方を変えると、より一層楽しむことができますよ。
下記で、「グーチョキパーで何作ろう」の歌で手遊びするときのポイントを年齢ごとにご紹介します。
0〜1歳
まだ言葉が理解できない赤ちゃんでも、手の振りを見たり、リズムを感じたりすることで、手遊び歌を楽しむことができます。なによりも、ママの歌う声に大喜びするはずですよ。
ゆっくりとしたテンポで歌いながら、手の動きをしっかり見せてあげることで、赤ちゃんの視覚や聴覚を刺激することができそうですね。
2〜3歳
2歳を過ぎると、身の回りのいろいろなものがわかってきて、言葉もしゃべれるようになるので、グー・チョキ・パーの組み合わせによって、どんなものが表現されるのか興味を持つようになります。
また、手が大きくなるにつれて、少しずつグー・チョキ・パーの動きができるようになるので、ママのお手本を見ながら、一緒に遊べるようになりますよ。
4〜5歳
年中児や年長児になると、自分で歌いながら手遊びができるようになってきます。グー・チョキ・パーの組み合わせ方や、何を表現するかを自ら考えようとする姿も見られるので、ママは子供がどんなものを作るのか見守りながら一緒に遊びましょう。
「グーチョキパーで何作ろう」のレパートリーは無限大
今回ご紹介した20例のほかにも、「グーチョキパーで何作ろう」の手遊び歌で表現できるものはたくさんあります。子供と一緒に、いろいろなレパートリーを考えてみるのも楽しいですね。
だんだん慣れてきたら、「右手が●●で 左手が●●で」のあとに、「何ができるでしょう?」とママがクイズを出すのもおすすめです。どんなものができるのかを考えることで、子供の想像力をはぐくむことができます。
手遊び歌は、子供と密に接することができるので、きっと親子の絆が深まるはずですよ。