小学校では、今まで以上に子どもの自立した生活が求められます。「入学後、子どもが集団生活に馴染めるか心配…」と不安な方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小学校の集団生活で戸惑いやすい原因や、集団生活で困らないために今からできることについてご紹介します。
子どもが集団生活に戸惑う原因は?
環境の変化によるストレスなどで学校生活に馴染めないことを、一般的に「小1プロブレム」と呼びます。
集団生活に戸惑うことも、この小1プロブレムの一つ。その主な原因は、「人とかかわる経験が少ない」ことが挙げられます。
特に少子化やインターネットの普及などで人とのかかわりが薄くなっている現代の子どもたちにとって、集団生活は大きな関門です。
学校は集団生活の基本を学ぶ場でもあるので、入学前に集団生活をできるようにしておかなきゃ!と気負いすぎる必要はありませんが、できる限り人とかかわる経験を積んでおくと安心ですよ。
集団生活で困らないために、今からできること
小学校での集団生活において求められるのは、以下のようなことです。
● 知らない人とコミュニケーションを取ること
● 先生の指示を理解して動くこと
● ルールやマナーを守ること
● 人と協力すること
子どもの性格など個人差はありますが、これらを入学後にいきなりできるようになるのは難しく、「人とかかわる経験」を通して学ぶことが必要になります。
集団生活に少しでも馴染みやすくなるには、具体的には以下のような経験をしてみるといいでしょう。
□ 近所のお店の人やお巡りさんなどと話す
□ 科学館や博物館などの体験学習に参加する
□ キッザニアなどの職業体験に参加する
□ 工場見学などのワークショップに参加する
□ 友達との集団遊びやスポーツをさせる
□ 家族や友達とキャンプに行く
□ ボランティアに参加する など
集団生活に慣れるための機会をつくろう
新しい環境での集団生活は、子どもにとって大きな負荷となります。できるだけスムーズに小学校生活をスタートできるように、今のうちから人と直接かかわる機会をつくってあげてくださいね。