小学校の友達と仲が深まってくると、我が子が友達の家に遊びに行ったり、友達が家に遊びに来ることも。
子どもが自分で約束できるというのは、親にとって嬉しい成長の証でもありますが、きちんと約束事を決めておかないとトラブルに発展しかねません。
そこで今回は、友達との家の行き来で実際に起きたトラブルや決めておきたい約束事を、先輩ママパパの体験談からご紹介します。
友達の家に遊びに行った!ママパパ体験談
まず最初に、我が子が友達の家に遊びに行った体験談を2つご紹介します。
体験談①
友達との急な約束に戸惑い、家まで同行
Yさんは、お子さんが小1のとき、放課後に「友達の家に遊びに行ってくる」と突然言われて戸惑ったそうです。
小1ママYさん
「どんな子なのか?その子の親は聞いているのか?」と全てが不安だったので、待ち合わせ場所まで私も一緒に行って、その子にいろいろ聞いてから遊びに行かせました。
あとでその子の親に連絡させてもらって、帰る時は家まで迎えに行きました。
急な約束に戸惑ってしまったYさん。トラブルを防ぐために、以下の約束事を決めたそうです。
● 連絡先を知らない人の家に行く時は、保護者が同行して挨拶をする
● 挨拶の際、お家に伺っていいか?事前に聞いているか?を確認し、聞いてなかったらお家に行くのは中止して、近くの公園で遊ぶ
体験談②
報告なしに友達の家へ…帰宅後に大激怒
続いて、小2女児のママ・Tさんの体験談です。
小2ママTさん
学校から帰ってきたあとに「公園に行く」と言って出て行き、なかなか帰ってこないなと思っていたら友達の家で遊んでいたらしく、激怒しました。
友達の親の顔も連絡先も知らないので、お詫びの連絡もできずでした…。
親同士が知り合いではない友達の家に行くこと自体が不安なのに、報告もないとなると不安も倍増しますよね。Tさんはその後、以下の約束事を決めたそうです。
● 友達の家のルールを守る
● 約束の時間になったら帰ってくる
● 携帯電話を持っていく
● ちょっとしたお菓子を持っていく
友達が家に遊びに来た!ママパパ体験談
体験談①
ランドセルを持ったまま友達が訪問し…
ここからは、友達が「家に遊びに来た」体験談です。小1女児のパパHさんは、初めての経験に戸惑ってしまったよう…。
小1パパHさん
放課後、ランドセルを持ったまま友達を急に連れてきました。ただただ焦ってしまい、「親が心配しちゃうから、一度帰っておうちの人に話しておいで〜」と帰そうとしました。
すると「家に帰っても誰もいないし、心配されないから大丈夫!」と謎の返しをされ、戸惑いました…。結局なんとか説得し、一度家に帰ってから再度来てもらいました。
遊びに行った体験談と同様、放課後に家に帰らないまま友達を連れてきてしまったケース。Hさんはその場でなんとか対応したようですが、友達が帰ってから、改めて以下の約束事を決めたそうです。
体験談②
夕飯の時間になっても友達が帰らない…
次に、小1男児のママYさんの体験談。これまで何人もの友達が自宅に遊びに来ているようです。
小1ママYさん
何度かいろんな子が遊びに来ていますが、家族で夕飯を食べる時間になっても帰らない子もいます。
夕飯前には帰ってもらうように伝えていますが、「家に帰っても誰もいない」と言われると帰す訳にもいかず、一緒に食べたことも。その後パパが友達の家まで送って行って、事情を話したこともあります。
恐縮する家庭もあれば、「ありがとうございます!またお願いします〜!」とあっけらかんな家庭もあり、だいぶ温度差を感じています…。
友達と気持ちよく遊ぶためには、自分の子どもと約束事を決めるだけでなく、友達にも自分の家の約束事をきちんと伝える必要がありそうです。
● 夕刻の音楽が鳴ったら帰宅してもらう
● 「家のルールを守ってね」と友達に伝える
これだけは決めておきたい約束事は?
4人のママパパが決めた約束事に共通していたのは、「友達と家を行き来する際は、事前に親に報告して許可をもらうこと」でした。
特に友達の親を知らない場合は、トラブルがあった時に連絡が取れずに困るので、事前報告のルールは最低限決めておきましょう。
約束事を決めて、トラブルを未然に防ごう
友達同士で家で遊ぶ時には、ゲームがなくなった、冷蔵庫を勝手に開けられた、帰りが遅すぎるなど、様々なトラブルの声を耳にします。
子どもにとっては口うるさいかもしれませんが、「トラブルになると友達との関係も悪くなって遊べなくなるかもよ」などと話して、納得感を持たせることも大切です。家庭にあった約束事を決めておけるといいですね。