漢字検定を受けたことがあるという親御さんは多いのではないでしょうか。しかし小1から漢字検定というと「まだ早いのでは…」と思われるかもしれません。
しかし!小1だからこそ、漢検を受けるべきなのです。今回は、小1で漢字検定10級を受けるメリットやおすすめの勉強法などをご紹介します!
漢字検定を小学1年生で受けるメリットは?
「漢字検定(漢検)」は、読み書き、部首、意味、成り立ち、熟語、部首、書き順、とめはねはらいなど、多方面から漢字の能力を測定する試験です(※1)。
漢検を1年生で受けるメリットは、主に以下の3つです。
1年間の漢字を総復習できる
小学1年生レベルの漢字検定10級を取得すると、1年生の漢字を総復習して身につけた状態で進級することができます。
「漢字学習においていかれるのでは…」と心配する必要もなくなりますよ。
毎年のルーティンになる
漢字検定は低学年のうちが最も始めやすく、合格しやすいといわれています。
1年生で合格しておけば、「来年は一つ上の級に挑戦しよう!」と毎年のルーティンにつながり、学習習慣が身に付きやすくなりますよ。
合格することで自信が芽生える
漢字検定では自分の勉強が成果としてあらわれるので、達成感や自信が得られます。
培われた自信は、漢字にとどまらず、他の勉強やスポーツなどに挑戦する気持ちにつながることも期待できますよ。
漢字検定のスケジュールや受検会場は?
漢字検定には「個人受検」と「団体受検」の2種類があります。
個人受検
個人受検とは、各主要都市の公開会場で受検する方法で、年度ごとに3回(6、10、2月)行われます。
以下は、個人受検のおおよその日程と申し込み時期です。毎年日程が異なるので、詳細は公式ウェブサイトを確認してくださいね。
個人受検の日程 | |
6月 | 4月頃 |
10月 | 7月頃 |
2月 | 11月頃 |
受検会場は、検定日の約1週間前に届く受験票に記載してありますよ。
団体受検
団体受検とは、団体でまとめて申し込みを行い、申し込んだ団体自ら会場と責任者を設けて実施する方法。学校や塾で行っていることがあります。
受検日程や申し込み時期は会場ごとに異なりますが、おおよそ上記の個人受検の日程の前後になります。
詳しくは、学校や塾からの配布物などを確認してくださいね。
漢字検定に子どもを誘う方法は?
子どもが漢字検定を受けたことのある編集部の先輩ママパパに、どのように誘ったのか聞いてみました。
率直に誘ってみる
率直に「やってみない?」と誘いました。1年生のうちはテストへのマイナスイメージがなく、すんなり受けてくれたのかもしれません。
賞状でモチベーションUP!
漢字検定に合格すると、合格証書がもらえ、さらに満点だと「満点合格証」がもらえます。「賞状がもらえると嬉しいよね!」と、子どものモチベーションを上げました。
親子で一緒に受ける
漢検では家族で合格すると、「家族合格表彰状」がもらえます。子どもの意欲を引き出すために、「パパも一緒に頑張るよ」と誘いました。
漢字検定の勉強の進め方は?
漢字検定の勉強をする時は、日本漢字能力検定協会の公式問題集がおすすめです。
おすすめの問題集
いちまるとはじめよう!わくわく漢検10級 改訂版
クイズや迷路、キャラクターなど、楽しく学べる工夫がいっぱいの問題集です。漢字に苦手意識があったり、少しつまずいていたりする子どもは、こちらの問題集が取り掛かりやすいですよ。
漢検 10級 漢字学習ステップ 改訂二版 ワイド版
「これ1冊を一通りしておけば合格できる」といわれているのが、こちらの問題集。見やすくて書き込みやすい大きめのB5サイズなので、学習がはかどります。最後に付いているまとめテストで力試しができますよ。
漢検10級 実物大過去問 本番チャレンジ!改訂版
試験の流れや雰囲気を掴むのに最適なのが、実物大の過去問題集。過去問が5回分収録されています。
おすすめの勉強法
受検日までに問題集を最低1周できるよう、逆算してスケジュールを立てましょう。問題集を解き終わったら、丸つけをしてどこでつまずいているのかチェックし、繰り返し練習するのがおすすめ。
「学校の宿題のあとに1日◯ページ」などと決めて、親子で一緒に進めるのが良いですよ。
漢字検定で、1年の総復習をしよう
漢字検定を受けることで、苦手な漢字を克服したり、得意をさらに伸ばしたりするきっかけになるかもしれません。親子でぜひチャレンジしてみてくださいね。