小学校に入学してしばらく経つと、「個人面談」を行うことがあります。子どもの様子を先生から直接聞けるチャンスですが、一般的に面談時間は1人10〜20分とあっという間。短時間なので聞き逃しがないようにしたいですよね。
今回は、個人面談を実りある時間にするために、先生に質問するときのポイントや、質問例などを詳しく紹介します。
個人面談ではどんなことを話すの?
個人面談は、担任の先生と親が情報交換をする場であり、気になることを相談できる貴重な時間です。
主に以下のことをベースに話をします。
● 授業中の様子
● 学習の理解度
● 休み時間の様子
● 友達関係
● 給食の様子
● 家庭での様子
● 家庭の教育方針 など
基本的には先生からの話がメインですが、先生の話のなかで気になったことや、家で子どもから聞いた話について気になっていることがあれば尋ねてみましょう。子どもに関することであれば、先生に聞いてはいけないことはありませんよ。
小1で特に聞いておきたい子どもの様子は?
先生から聞いた話の中で、学校での様子と家庭での様子に大きなギャップがある場合は、子どもが何かしらのトラブルを抱えていることも考えられます。
学校と家で多少態度や言葉遣いを変えることはよくあります。しかし、「学校ではとても元気そうだけど、帰宅すると落ち込んでいている(または、その逆)」など、明らかな差がある場合は、必要以上に気を張っているのかもしれません。
入学したばかりの頃はしばらく緊張している子もいるでしょう。先生と親の双方が認識することで、改善の糸口をみつけられたり、適切なサポートができたりしますよ。
実際どんな質問するといい?具体例&体験談
「どんなことを質問してもいい」といわれても、実際どんな風に聞くといいのか、どこまで聞いていいのか気になりますよね。
ここでは、質問の具体例とともに、先輩ママの体験談をを紹介します。
質問の具体例
友達関係
「家では友達の話をしてくれないのですが、誰といることが多いですか?」
「休み時間は友達と遊んでいますか?1人で遊んでいますか?」
学校での様子
「学校生活のなかで、何かがんばっていることなどはみられますか?」
「たまに登校しぶりをすることがあります。学校で変わった様子はありますか?」
「食べるペースが遅いので給食の時間が心配です。食べられていますか?」
「家では落ち着きがなく注意することが多いです。学校ではどうでしょうか?」
「最近言葉遣いが荒くなっているのが気になります。学校でも言葉遣いは気になりますか?」
学習面
「引っ込み思案なところがあります。授業中は手を挙げていますか?」
「算数の〇〇の計算が難しいようなので、教え方のアドバイスがほしいです」
「宿題になかなか着手しません。効果的な声かけや促し方はありますか?」
先輩ママの体験談
YUKKYさん
「失敗を怖がり、自信があれば手を挙げられるけど、自分の意見や自由な感想などを言う時は、手を挙げないしあまり発言しないところが気になっています。」と先生に話しました。
先生からは「どんな意見を言っても大丈夫!失敗ではないし、間違っていても大丈夫だよと、声をかけてフォローしてみるようにしますね!」というやり取りができて、少し安心しました。
先生から「何か気になっていることとかありますか?」と聞かれたタイミングで話せました。
ぽんさん
知り合いがいない小学校への入学。子どもからクラスメイトの話をほとんど聞けず、少し心配だったので「休憩時間はどのように過ごしていますか?」と質問しました。
「休憩時間に入ったら、すぐ〇〇くんと競争するように校庭に出て楽しそうに遊んでいますよ。」と聞いてホッとしたような、うれしいような気持ちになりました。
個人面談で聞き逃さないためのメモの作り方
限られた時間内で聞き逃しを防ぐためには、事前に話したいことメモを準備するのがおすすめです。以下を参考にしてみてくださいね。
話したいことメモの作り方
- 個人面談前に子どもの様子を振り返る
- 分野別に気になることをリストアップする
- 聞きたいことの優先度マーク(◎◯△)をつけておく
◎ 友達関係:仲良くしている子は?
◯ 学校での様子:どんなことにがんばっている?
△ 学習面:学習についていけている?
話したいをまとめて有意義な個人面談にしよう
個人面談は、普段家ではみられない子どもの成長を知ることができる機会でもあります。気になったことはもちろん、学校で頑張っていることなどもぜひ聞いてみてくださいね。質問の仕方に迷ったときは、今回の記事を参考に準備をしてみてください。