子どもの宿題を見て丸つけをするのはとても大変ですよね。「間違いを指摘すると子どもが不機嫌になってストレス…」と感じているママ・パパもいるのではないでしょうか。
そこで今回は、宿題の丸つけストレスを軽減する、親子で試してほしい丸つけ方法を3つご紹介します。
親の丸つけは、子どももストレスを抱えがち
小学校低学年の子どもがいる家庭では、宿題の丸つけを親がやることが多いようです。
親が丸つけをすると、
● 学習状況やつまずいている部分を把握できる
● 丸つけを通して親子のコミュニケーションが取れる
というメリットがあります。
その一方、
● 間違いを指摘すると、子どもの機嫌が悪くなり、ケンカになりがち
といったリスクも。
「子どもの機嫌をうかがいながら宿題の丸つけをするのは本当に大変…」と感じている方は多いのではないでしょうか。
しかし、大変なのは子どもも同じかもしれません。「×」をつけられたり、「間違っている」とストレートに指摘されたりするのはストレスが大きいものです。
そこで次からは、親子のストレスを少しでも軽減できる(かもしれない)丸つけ方法についてご紹介します。
親子で試してほしい、3つの丸つけ方法
ママ・パパが実際に試してみて「丸つけが楽になった!」という方法は、以下の3つです。
1. 間違えを「プラス」の言葉で表現してみる
丸つけをしていて「×」が連続すると、「どうしてこんなに間違えるの?」と問い詰めたくなってしまうかもしれません。
しかし、間違えて気分が落ち込んでいるところに問い詰められれば、さらに萎縮したり機嫌が悪くなってしまうのは子どもだけでなく大人も同じではないでしょうか。
丸つけで間違えを見つけたときは、「他はできてるのにここだけ惜しい!」「もう1回、一緒にやってみよう」などとプラスの言葉をかけるようにしてみてください。
できている部分を大げさに褒めることで、「自分は間違えが多い」という印象を減らすことも有効です。
「間違っている部分ももう一度解いてみよう」と思ってもらえるように、子どもの気持ちを盛り上げてみると、親子共に丸つけがストレスにならなくなるかもしれません。
2. 「×」を「?」にしてみよう
子どもが「×」をつけられることを嫌がっている様子であれば、回答が間違っていた部分に「×」ではなく「?」をつけてみましょう。「?」ではなく、子どもが気に入るマークや絵を描いてもいいでしょう。
「×」をつけないことで、間違えた部分を直接的に指摘されていると感じにくくなる効果が期待できます。
そして間違ってるところを「なんでこの答えだと思ったのかを教えてくれる?」と、口頭で説明してもらうといいでしょう。
口で説明しているうちに、自分で間違いに気づくことがあるかもしれませんし、「どこで間違えているか」を親が気づきやすくなります。
「答えを一緒に考えてみようか!」などと、「?」の部分を解明するためのコミュニケーションにつなげることもできます。
3. 子どもに丸つけをさせてみよう
宿題の回答が手元にあり、子どもが自分で正解と不正解を判断できそうであれば、子ども自身に丸つけを任せてみるのも一つの方法です。
子どもに丸つけをさせるメリットは、自分でどう解いたのかを覚えているうちに間違いに気づき、その場で訂正できること。この繰り返しによって、問題解決力が育てられますよ。
ただし、いきなり子ども一人で丸つけをするのは難しいもの。最初は親が子どもの丸つけを見守りながら、きちんと間違いに気づけていたら褒めてあげましょう。
そうすることで、「間違えることが悪い」ではなく、「間違いに気づくことが大事」という感覚が身に付いていきます。
自分で間違いに気づくことが習慣化してきたら、少しずつ子どもが丸つけをした後のチェックのみに移行していきましょう。
親子にあった丸つけ方法を試してみよう
親子の性格や生活スタイルによって、丸つけの方法も合う・合わないがあるはずです。いろいろ試しながら、ストレスのない丸つけ方法を見つられるといいですね!
丸つけの悩みや解決法を教えてください!
ご家庭での丸つけに関するお悩みや、おすすめの丸つけ方法があれば、ぜひお聞かせください。