妊娠したいと思ったときに「きちんと排卵しているかどうか」が気になる人は多いはず。基礎体温を測定したり、病院で卵胞チェックをしたり、おりものをチェックしたりと、排卵を特定する方法はいくつかありますが、最も手軽なのが『排卵検査薬』によるチェックです。
今回は、おすすめの排卵検査薬6点と購入方法を合わせてご紹介します。
排卵検査薬はどこで購入できるの?

排卵検査薬は2016年9月より「第一類医薬品」となったため、インターネット通販でも購入できるようになりました。
2016年12月には武田薬品工業とロート製薬が、医療用の排卵検査薬を処方箋がなくても購入可能な「OTC医薬品」として発売したことで、現在では一部の排卵検査薬が、ドラッグストアやインターネットで購入可能です。
排卵検査薬は、海外製と日本製のどちらが良いの?

海外製の排卵検査薬は、日本製の有名な排卵検査薬に比べて安いのが特徴です。日本製のものが7日分で2,500~3,000円前後なのに対し、アメリカ製や中国製のものは、7日分で500円前後と差があります。海外製品は、プラスチックの持ち手やキャップをつかわず、シンプルな作りにすることでロープライスを実現しています。
海外製でも日本製でも、検査そのものの正確性には大差はありません。ただ、説明が英語表記にのものがほとんどなので、まずは日本製のものを使って、慣れてから海外製のものを使うのがおすすめですよ。
排卵検査薬の仕組みは?LHって何?

LHとは女性ホルモンの一種である黄体形成ホルモンを指します。排排卵前にLHの分泌量が急激に増加することを「LHサージ」と言い、開始から約36~40時間後に排卵が起こるとされています(※1)。排卵検査薬は尿中のLHを分泌量を検出することで排卵日を予想します。
日本産科婦人科学会によると、排卵検査薬で尿中のLHをより正確に検知するには、朝夕2回の検査が望ましいとされています(※2)。検査開始日から毎日同じ時間帯に行いましょう。
製品によって、このLHホルモンの感度が異なるので、購入の際に確認してください。検査薬の感度は「30mlU/mL」といった表記で記されています。これはLHホルモンの量が30mlU/mLを超えたら感知する、ということ。つまりこの数値が小さいものの方が感度が高い、と判断することができますよ。
排卵検査薬!通販で購入できるタイプ
1. ロート製薬 ドゥーテストLHa 排卵日予測検査薬

使いやすさを追求した、ロート製薬の『ドゥーテストLHa』。採尿部が広く、2秒間尿をかけるだけで判定完了です。
インターネットの場合、排卵検査薬の購入には薬剤師の確認が必要なので、少し時間がかかる場合があります。日にちに余裕を持って購入してくださいね。
- 税込価格
- 3,831円
- 内容量
- 12本
- 尿をかける時間
- 2秒 ※5秒以上かけない(紙コップなどに尿を採取して浸ける場合も同様)
- 判定時間
- 5分
- 尿中LHの検出感度
- 30mlU/mL
2. アラクス チェックワンLH・II 排卵日予測検査薬

アクラスの『チェックワンLH』も、インターネットで購入できますよ。
尿をかけてから、判定時間が3分と、短時間で結果が出るスピード設計です。
- 税込価格
- 1,833円
- 内容量
- 5本
- 尿をかける時間
- 5秒 ※紙コップなどに尿を採取して浸ける場合は20秒
- 判定時間
- 3分
- 尿中LHの検出感度
- 40mlU/mL
3. 武田薬品工業 ハイテスターH

武田薬品工業の『ハイテスターH』は、月経開始予定日の17日前から検査を開始し、前日とのラインの本数の差で排卵を判断します。
尿をかける場合は5秒以上、紙コップなどに入れた尿に浸す場合でも10秒ほど。判定時間が10分と少々長めです。
- 税込価格
- 2,059円
- 内容量
- 5本
- 尿をかける時間
- 5秒以上 ※紙コップなどに尿を採取して浸ける場合は10秒
- 判定時間
- 10分
- 尿中LHの検出感度
- 30mIU/ml
4. オムロン クリアブルー 排卵日予測検査薬

約1日前に排卵日の予測ができ、1ヶ月のうちで特に妊娠しやすい2日間を判定する、オムロンの排卵検査薬『クリアブルー』。
サンプラーに5秒間尿をかけてキャップをかぶせ、「判定窓」に示される青い線で結果を確認します。尿をかける時間、浸す時間がオーバーしないように注意して使いましょう。
- 税込価格
- 2,699円
- 内容量
- 7本
- 尿をかける時間
- 5秒 ※10秒以上かけない/紙コップなどに尿を採取して浸ける場合は20秒 ※30秒以上浸さない
- 判定時間
- 3分
- 尿中LHの検出感度
- 40mIU/ml
排卵検査薬!薬局で購入できるタイプ
5. ミズホメディー 排卵日予測検査薬 P-チェック・LHクリアリー

最も妊娠しやすい時期が約1日前にわかる、ミズホメディーの『P-チェック・LHクリアリー』。尿をかけやすい大きめの採尿部や、採尿しやすいロングタイプ設計など、使いやすい工夫がされています。
- 内容量
- 7本
- 尿をかける時間
- 5秒以上 ※紙コップなどに尿を採取して浸ける場合は10秒
- 判定時間
- 3分
- 尿中LHの検出感度
- 30mIU/mL
6. アラクス チェックワンLHデジタル

「デジタル表示が見やすい」と人気なのが、アクラスの『チェックワンLHデジタル』。検査直前に、チェックスティックをリーダーにカチッとセットして使います。
薬局医薬品のため、購入は取り扱いのある国内の薬局のみ。取扱店舗は、アラクスのHPで探せます。
- 内容量
- 5/10本
- 尿をかける時間
- 5~7秒 ※紙コップなどに尿を採取して浸ける場合は15秒
- 判定時間
- 3分以内
- 尿中LHの検出感度
- 40IU/L
排卵検査薬は使いやすいものを選ぼう
各メーカーから発売されている排卵検査薬。それぞれ特徴が異なるので、自分にとって使いやすそうなものを選んでくださいね。様々な商品を少しずつ試していくのもいいかもしれません。
また、排卵検査薬の詳しい使い方については、下記の記事にまとめています。使用前に確認してみてくださいね。
※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。