小学2年生で習う漢字は?一覧を画数別に紹介!

小学校に上がって、はじめて本格的に漢字を学習した子も、少しずつ読み書きには慣れてきたでしょうか?2年生になると習う漢字が1年生のときの倍に増えるので、楽しく勉強を続けられるよう、パパやママがしっかり子供を励ましてあげたいところです。今回は、小学2年生で習う漢字160字を、画数別にご紹介します。特に気をつけたい漢字や、楽しく学ぶためのコツもあわせてご紹介するので、子供の漢字学習をしっかりサポートしてあげてくださいね。

小学2年生で習う漢字は何文字?

小学校学習指導要領により、小学校6年間を通して学習する漢字は全部で1,006字と決められています(※1)。各学年で習う漢字の数は以下の通りで、2年生で習うのは160字です。1年生のときは80字でしたが、そのちょうど2倍の数を学習することになります。

小学生で習う漢字の数

● 1年生:80字
● 2年生:160字
● 3年生:200字
● 4年生:200字
● 5年生:185字
● 6年生:181字


同指導要領によると、学年別漢字配当表に沿って、各学年の漢字の「読み」を指導することになっています。それに加えて、次の学年以降で習う漢字や配当表に記載のない常用漢字についても、必要に応じてふりがなを使うなどして、子供が読む機会を多く持つことを目指しています。

また、「書き」の指導については、次の学年までに定着を図ることを目指します。漢字を習ったその学年においても少しずつ文や文章のなかで書く機会を持つことで、日常生活で確実に使えることが重視されています(※2)。

これらを踏まえると、小学2年生の最低限の目標は、1年生のときに習った漢字80字を確実に「書ける」ようにしておくことと、2年生で習う160字を「読める」ようにすることです。

小学2年生で習う漢字はどういうもの?

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1年生で習った漢字が全部で80字だったのに対して、2年生になるとその倍の160字を学習することになります。

数だけ聞くと、漢字を覚えるのが急に大変になるように感じてしまいますが、季節(「春」「夏」「秋」「冬」)や方向(「前」「後」)、方角(「東」「西」「南」「北」)、家族(「父」「母」「兄」「弟」「姉」「妹」)など、身近な漢字がほとんどです。

また、関連のある漢字は、セットで覚えるとすんなり頭に入りますよ。

1年間で学習する漢字が多くなるということは、組み合わせて作れる熟語が増えるということでもあります。1年生のときに習った「大」と2年生で習う「切」をくっつけて「大切」、のようにゲーム感覚で漢字の読み書きを覚えていけると、楽しく漢字学習を続けられるかもしれませんね。

小学2年生で習う漢字一覧(画数別)

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それでは、小学2年生で習う漢字を、画数別にご紹介していきます。

二画(1字)

「刀」

2年生で習う二画の漢字はこれだけです。1年生で習った「力」と混同して、上を突き抜けないように注意しましょう。

三画(5字)

「丸」「弓」「工」「才」「万」

これらの漢字は、書き順などの間違いが比較的少ない漢字かもしれません。「才」を覚えることで、子供が自分の年齢を漢字で書けるようになりますね。

四画(18字)

「引」「牛」「元」「戸」「午」「公」「今」「止」「少」「心」「切」「太」「内」「父」「分」「方」「毛」「友」

「牛」と「午」は似ているので間違えやすいですが、「牛にはツノがある(=漢字の縦棒が上に突き抜ける)」と覚えれば、ばっちりですよ。「心」は正しい書き順を確認しておくと良いですね。

五画(12字)

「兄」「冬」「北」「半」「古」「台」「外」「市」「広」「母」「用」「矢」

四画の「父」とあわせて、五画の「母」も2年生で習う漢字です。子供からもらう手紙に、「お父さん」「お母さん」と漢字が入っているだけで、成長を感じてうれしくなりそうですね。「市」を覚えることで、自分の住所を漢字で書ける部分が増える子も。

六画(20字)

「交」「会」「光」「合」「同」「回」「地」「多」「寺」「当」「毎」「池」「米」「羽」「考」「肉」「自」「色」「行」「西」

2年生ではじめて、「さんずい(氵)」のつく漢字が登場します。ここで「さんずいの漢字は、水に関係があるんだな」ということをしっかり覚えておくと、今後の漢字学習に役立ちますよ。

七画(18字)

「体」「何」「作」「図」「声」「売」「弟」「形」「来」「汽」「社」「角」「言」「谷」「走」「近」「里」「麦」

書き間違いが多いのが、「汽車」の「汽」。漢字の右側部分(つくり)が「気」にならないよう注意しましょう。「来る」「走る」など動詞を表す漢字も増えるので、文を書くのが楽しくなりますね。

八画(15字)

「京」「国」「夜」「妹」「姉」「岩」「店」「明」「東」「歩」「画」「直」「知」「長」「門」

「姉」「妹」は、家族にまつわる漢字なので馴染みやすいですが、「どっちがどっち?」と混同してしまうことも。「姉妹(しまい)」と熟語で覚えて、「『市』(し)が漢字に入っている『姉』の読みが『し』」と頭に入れておくといいでしょう。

九画(18字)

「前」「南」「室」「後」「思」「星」「春」「昼」「活」「海」「点」「秋」「科」「茶」「計」「風」「食」「首」

自然に関係する漢字(「星」「海」「風」)は、1年生で習った「花」や「空」と同じグループ、体に関係する漢字(「首」)は、「手」や「足」のグループ、として考えるのがコツです。

十画(12字)

「原」「夏」「家」「帰」「弱」「時」「書」「紙」「記」「通」「馬」「高」

だんだんと画数が増えてきましたが、慌てずに。「書」のように横棒が多い漢字は、大きな字で何度も書き方を練習するのがおすすめですよ。学校の漢字テストにもよく出されます。「赤い色の紙に書く」のように、1・2年生で学習する漢字を使った文を、親子で考えて遊ぶのもいいですね。

十一画(13字)

「強」「教」「理」「細」「組」「船」「週」「野」「雪」「魚」「鳥」「黄」「黒」

「強い」「黒い」のように、形容詞に使える漢字が多くなるのも2年生の特徴です。「細」と「組」は、パッと見た感じが似ているので、違いをしっかり意識しましょう。

十二画(10字)

「場」「晴」「朝」「番」「答」「絵」「買」「道」「間」「雲」

「晴」「朝」「雲」などは、学校へ行く前のニュース番組で目にする機会もあるかもしれません。画数が多い漢字は、「とめ、はね、はらい」に気を配ってバランス良く書けるようにしたいですね。

十三画(7字)

「園」「数」「新」「楽」「話」「遠」「電」

七画の「近」、十画の「通」、十一画の「週」、十二画の「道」、そして十三画の「遠」と、2年生で習う「しんにょう(しんにゅう)」のつく漢字は全部で5個あります。子供にとっては、書くのが難しいですよね。ゆっくりと落ち着いて書くように、声をかけてあげてくださいね。

十四画(6字)

「歌」「算」「聞」「語」「読」「鳴」

十二画までの漢字しか習わなかった1年生と比べると、こういった画数の漢字がぐっと難しく感じる子も。しかし、音楽(「歌」)、算数(「算」)、国語(「読」「語」)など、学校で勉強する教科に深く関係する漢字が多いことに気づくと、苦手意識が薄れるかもしれません。

十五画(1字)

「線」

この漢字を分解してみると、すでに習っている「糸」「白」「水」が現れますね。子供がなかなか書けなくて困っているときは、パパやママからそんな風に促してあげましょう。

十六画(2字)

「親」「頭」

どちらも子供にとって身近なものを表す漢字なので、読みは簡単かもしれません。ただし、どちらも横棒が多い漢字なので、書くときには慎重に。

十八画(2字)

「曜」「顔」

2年生で習う漢字で一番画数が多いのは、この2つ。「曜」は「日」や「金」と合わせて曜日を表す熟語として、「顔」は「足」「首」などと同じく体のグループとして覚えてしまいましょう。

「朝」+「顔」=「朝顔」と、植物の名前にもなるところが、漢字の面白さです。子供がそういった発見をしたら、うんとほめてあげてくださいね。

小学2年生で習う漢字でつまずかないように楽しく声掛けを!

1年生のときと比べると、学校で習う漢字がぐんと増えるのが2年生です。画数が多くなり、急に難しく感じる子もいるかもしれませんね。

今回ご紹介したように、「『春』と『夏』は同じ季節のグループだね!」と、何文字かセットで覚えられるよう声をかけてあげたり、「『朝』という漢字と組み合わせてできる熟語をいくつ作れるかな?」と、クイズ形式で学んだりと、色々と工夫できる面白さも増えます。

2年生の漢字学習でつまずかないよう、パパやママから楽しく声掛けしてあげてくださいね。

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