子どもが小学校に入学すると関わる可能性が高いPTA。実際どんなことが大変なのか、意外と楽しい面もあるのか、色々と気になりますよね。
今回は、実際にPTA活動に関わったことがある小学生ママの体験談を紹介します。
PTAの活動に関わったきっかけは?
実際にPTAの活動に関わった方は、主に以下のようなきっかけがあったようです。
● 必ず一度は関わる必要があるため自主的に
● 学校の雰囲気や様子を知りたかった
● 学校や地域とのつながりをつくりたかった
いつかやるなら早めにと思って!
入学してすぐの保護者会で役員・委員・係決めがありました。長男の小学校のPTAは点数制なので何かしらやらなくてはと思って自ら立候補しました。(小4男児のママ)
小学校の様子を知りたくて小1から立候補
子どもが小1のとき、学校の様子を早く知りたいという理由で立候補しました。広報委員だったので、普段参加できない行事の撮影ができるとこも良いと思って。(小2男児のママ)
全体的に「いつかやらなら早めに…」と、小1〜小3くらいまでに希望の委員や係に立候補しているママが多い印象でした。
本部役員、委員、係の稼働頻度は?
実際に関わるとなると、活動頻度も気になりますよね。学校や役割、時期によって違いはあるようですが、一般的には以下が目安です。
ほぼ月1回は定例の集まりがある
※多いところは2〜3回の場合も
【委員・係】
繁忙期に月1回程度集まりがある
※内容により稼働頻度が異なるため不定期な場合が多い
同じPTAでも立場によって稼働頻度がかなり違う!
PTA本部役員と各委員長は、最低でも毎月1回の会合がありました。ただの委員は不定期で、委員によって集まる頻度は異なる場合が多かったです。係の集まりは大体年に1〜2回程度でした。(小5女児のママ)
本部役員は学校と地域の方と会議をすることも
委員の時は月1に定例があり、時間は10時〜13時。本部役員は学校や地域の方とのMTGがあるので、月2〜3で時間は午前中いっぱい。年度末の繁忙期は毎週集まっていたこともありますね。(小6・小1男児のママ)
本部役員は、学校や地域の方とも綿密に連絡を取り合うなど関わりが多岐にわたるため、集まる頻度は高いようです。
PTAをやって良かったことは?
PTAと聞くと大変な印象が強いですが、実際に関わってみると以下のようなメリットがあったようです。
● 学校の様子や情報を知ることができる
● 学校や地域の関係者とのつながりが増える
学校生活の参考になる情報が手に入りやすい
学年を超えての付き合いが圧倒的に増えますね。進学先の中学の情報や、近隣の習い事の情報など、良いものも悪いものも情報が集まってくるので参考になりました。(小6男児のママ)
夫婦で信頼できるコミュニティが広がった
PTA本部役員は、学校に対して積極的に関わろうという気持ちの方が多く、私だけでなく夫側のコミュニティも広がったのは良かったと感じています。近所のママ友と事前に打ち合わせ、同年時にパパ同士を役員にさせるなど、夫婦共に身近に協力し合える関係者ができたことが嬉しかったですね。(小5女児のママ)
PTAに関わりコミュニティが形成されることで、学校生活で役立つ情報が得られたり、いざというとき助けてもらえたりする関係性を築けるのはとても魅力的ですね。
PTAをやっていて大変だったこと
とはいえ、仕事や家庭の都合によっては大変に感じることもあります。実際にどんなことが大変だったのでしょうか。
● 土日に活動があり家族の予定調整が必要
● 引き継ぎが不十分なまま仕事を任された
● 人によって取り組み度合いに差があった
仕事をしながらだと時間調整が大変
仕事をしながらだったので、平日の時間調整が難しかったです。近隣に勤めていたときは、お昼時間に学校へ行って打ち合わせた経験も。イベントなどのときは、夫や実家に子どもを預けるなどして対応することも多かったですね。(小6・小1男児のママ)
引き継ぎが不十分なまま責任ある立場に
子どもが小1の頃、私ともう1人のママが「あみだくじ」で委員長・副委員長をすることに。どちらも子どもが小1だったので、何も分からない状態でいきなり責任ある立場を任されました。引き継ぎはあったけど今思えば丁寧とは言えず、周りとの熱量に差もあり、仕事もうまく配分できなくて苦労しました。(小2男児のママ)
PTAの集まりのたびに、仕事や家族との予定の調節が必要になる面がネックだと捉えている方は多くみられました。
役員や委員、係はチームで動くケースが多いため、連携が上手くできないと統括する立場の方が苦労する可能性もあるようです。
PTAに不安を感じているママパパへアドバイス!
子どもが入学前のママやパパへ向けて、実際にPTAに関わったママ・パパからもらったPTA活動に関するアドバイスをまとめました!
● 事前に入学する学校のPTA情報を集めておく
● 重く捉えすぎず自分の許容範囲で関わる
協力者探しや情報収集など事前準備がおすすめ
親が1人で乗り切れるものではないので、夫婦や同じ学校に通う親同士、近くに住む家族や親戚などと協力体制を整えておくと良いと思います。
すでに上の兄姉が小学校に通っている方が身近にいたら、PTAの制度や仕組み、活動内容の情報を事前に集めておくのがおすすめですよ。(小5女児のママ)
関わる度合いは無理のない範囲で!
PTAに関わると学校の動きや先生の雰囲気は分かるので、チャレンジ精神がある人はどんどん手をあげて良いと思います。
ただ、自分の仕事やプライベートを犠牲にしそうだと感じたら無理をしない判断も大事。できないことはできないと、はっきり伝える勇気も必要だと感じます。(小2男児のママ)
「PTAは大変そう…という印象を持つ方が多くて、関わる身からすると寂しい」「地域のサークルに参加している程度の軽い気持ちで繋がっていれば意外と楽しめる」などの声も多々。
事前に自分が通う小学校のPTA情報を収集し、無理をしない心構えで関われば、不安を抱えすぎる必要はないのかもしれませんね。
PTAに対する不安を少しでもプラスに!
PTAに対して不安があるママやパパは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。PTAに対する思いや感じ方は人それぞれ違いますが、少しでも気持ちがプラスに向くきっかけになれば嬉しいです。