「子どもに自然体験をさせてあげたい」と思いつつ、なかなか腰があがらない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アウトドアが苦手な人向けに、手軽に自然体験ができるスポットや、近場の公園をもっと楽しむ方法をご紹介します。
手軽に自然体験ができるスポットは?
アウトドアが苦手な人でも、子どもに手軽に自然体験をさせられる場所をご紹介します。
1. プレーパーク
出典: bouken-asobiba.org「プレーパーク」は、NPOや自治体などが運営する、地域に開放された無料の遊び場。泥遊びや木登り、焚き火など、都会の中でも自然に触れる遊びができ、全国に約340箇所あります。
遊びの専門家である「プレーリーダー」が常駐していて、遊びを盛り上げたり、場を安全に保ったり、人と人を繋いだりする役割を担っているので、親が少し遠くで見守っていても安心ですよ。
2. 畑・農園
日帰りで農業や収穫体験ができるスポットは、都心エリアにもあります。親子でがっつり参加するのも、ガイドに任せて親はのんびり見守るのもいいですね。
最近は畑の一角を貸し出している「シェア畑」が広がっており、プロのサポート付きで、手ぶらで行くこともできます。自分で育てた農作物を食べる「食育」の体験にもなりますよ。
3. NPOなどが主催する自然体験
サマーキャンプなどの宿泊体験ほど大がかりでなくても、NPOや市民団体などが半日や1日単位で行っている自然体験に参加するのもおすすめ。
山や川遊び、動物との触れ合いなど、団体ごとにバラエティ豊かな活動が行われています。
近場の自然体験を探したい場合は、下記から、国の助成金で子ども向けの体験活動を実施する団体の一覧が見れますよ。
近場の公園をもっと楽しむ5つのヒント!
ここからは、遠出をしなくても、近場の公園がもっと楽しくなるヒントをご紹介します!
1. 図鑑やアプリを片手に動植物探し
図鑑を持参して、公園で見つけた動植物の名前や特徴を観察してみましょう。
「Googleレンズ」というアプリなら、出会った虫や植物などにかざすと名前がすぐに分かるので、探すのがさらに楽しくなりますよ。
首都圏にもカブトムシやクワガタがいる「クヌギ」がある公園も意外とあるので、調べてみてくださいね。
おすすめ本「みぢかなかんさつ図鑑」
身近にいる生き物や自然物が、季節ごとに簡潔に紹介されている図鑑。文庫本サイズで持ち歩きやすく、興味がわいたものを外でパッと調べられます!
2. 実は食べられる草花探し
小さい頃、道で見つけたツツジの密を吸ったことがある人もいますよね。密が吸える花以外にも、道端や公園には、たんぽぽやカタバミなどの食べられる草花があります。
子どもと探してみると、いつもの公園が新たな発見に溢れた場所になるかもしれませんね。
おすすめ本「食べられる草ハンドブック」
季節ごとの食べられる野草が160種以上載っているコンパクトな図鑑。食べ方のガイドも載っているので、これを見ながら摘んで調理する工程まで楽しめますよ。
3. ネイチャービンゴをする
出典: www.naturegame.or.jpネイチャービンゴは、自然の中にあるものを探しながらビンゴのマスを埋めていくゲーム。生き物の声や植物のにおい、手触りなど、五感を使って自然体験ができます。
ビンゴは、上記の写真のような市販のものを使っても、手作りでもOK。マスが変われば様々なパターンでビンゴができるから、飽きずに楽しめますよ。
4. 拾った葉っぱや枝、木の実で工作
拾ったまつぼっくりやどんぐりでオブジェを作ったり、葉っぱを並べて貼ってグラデーションを作ったりして、自然物での工作を楽しむのはいかがでしょう。
公園で出会う木の実や草木はそれぞれ形や色が異なり、想像力を掻き立てられるので、子どもの発想に存分に任せてみるのもいいですね。
以下では、木の枝でY字パチンコを作る方法を紹介していますよ。
5. ハンモックを吊るす
木が多めの公園では、しっかりした布と紐を持って行けばハンモックにできます。ゆったりリラックスしたり、ブランコにしたりして楽しめますよ。
ただし、木の保護のためハンモックを禁止している公園もあるため、事前に確認しましょう。吊し方は以下の動画が参考になりますよ。
無理せず自然体験を楽しもう!
自然体験は、子どもにとって新しい感情や興味に出会う刺激的なもの。親も子も楽しめる範囲でさまざまな体験ができるといいですね。