【6歳から!】近視を視力矯正できると話題の「オルソケラトロジー」とは?

健康診断で子どもの視力がA以下だった場合、もしかしたら近視かもしれません。視力低下を防ぐためにも、何かできることはないか気になりますよね。

そこで今回は、子どもの視力矯正や進行を抑える治療法で話題の「オルソケラトロジー」について紹介します。

子ども向けに話題の視力矯正治療とは?

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小学校1年生の約4人に1人は裸眼視力が1.0未満と増加傾向にある近年(※1)。なかでも、遠くのものが見えにくい「近視」が多くみられます。

近視は進行すると目の病気につながる可能性もあるので、早い段階で対策しておきたいですよね(※2)。

レーシック、ICL(眼内コンタクトレンズ)などの目の手術が有名ですが、18歳未満は視力などが安定していないため、このような治療法はできません。

子ども向けに視力矯正眼鏡などがありますが、スポーツをしているとズレてしまったり、眼鏡をつけるのを面倒に思ってしまったりする場合も。

そこで話題になっているのが、視力低下がみられる小中学生の6割が受けている「オルソケラトロジー」と呼ばれる視力矯正治療です(※3)。

オルソケラトロジーってどんな治療法なの?

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オルソケラトロジーはどんなことをして、どのような効果があるのでしょうか。

就寝時専用のコンタクトレンズで角膜を矯正

オルソケラトロジーは手術の必要はなく、夜間寝ている間だけ専用のハードコンタクトレンズをつけて角膜の形を矯正します。

一晩レンズをつけておくだけで、日中は裸眼で過ごせるようになりますよ。

6歳からできる視力矯正治療

オルソケラトロジーは6歳以上からできる治療法です。小学生は大人と比べて角膜がやわらかいので、矯正しやすく効果が出やすいといわれています(※4)。

また、寝ている間にレンズを着用するため、睡眠時間が長い小学生の時期は更に効果が期待できます。

近視の進行を抑制する効果も

角膜の形を矯正されることで、近視の進行を抑制する効果も期待できます(※3)。近視が進行しきっていない小学生から行うと、将来の強度近視を予防できます。

個人差はありますが、中等度の近視であれば2週間以内に日中裸眼で生活できる視力がでてくると言われています(※4)。

オルソケラトロジーをする前に知っておきたいことは?

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オルソケラトロジーを小学生がする場合、親は以下のことを知っておきましょう。

毎晩子どもにレンズを着用する

オルソケラトロジーは、基本的には毎晩レンズを着用する必要があります。忘れないように親がサポートしてあげましょう。

また、子どもによっては、夜間暗い中で光を見ると滲んで見えることがあるので注意が必要です(※5)。

定期検診へ行く必要がある

視力が安定してからも、視力や目の状態の確認のために3ヶ月に1回は定期検診が必要となります(※6)。

レンズを清潔に保つ

他のコンタクトレンズと同様に不衛生に扱うと目の病気を引き起こすことがあるので、子どもが自分でレンズを管理できるまでは、親が日々の手入れやレンズの着脱をする必要があります。

長い期間の治療が必要な場合も

オルソケラトロジーを中止すると、もとの視力まで緩やかに戻ります。そのため、日中裸眼でいたいと考えるのであれば、継続してレンズを着ける必要があります。

また、子どもの場合、長い間継続することによって近視の抑制効果が期待できるので、近視の進行が緩やかにおさまる思春期以降(15~18歳)までは治療を継続するのが良いという意見もあります(※7)。

治療は保険適用外

初期費用として両目のレンズ代で約10〜20万円程度かかります。定期検診の費用や、経年劣化や近視の度数の変化によってレンズの交換費用などがかかってきます。

高く感じますが、コンタクトレンズの生涯費用より安くおさまります。オルソケラトロジーは自由診療ですが、確定申告すれば医療費控除も受けられますよ。

まずは、数千円程度からお試しできる眼科が多いので、探してみるのもいいですね。

対応している眼科が限られる

オルソケラトロジーができるのは一部の眼科になります。電話で確認するか、こちらのサイトで対応しているか確認してみてくださいね。

普段の生活から近視予防を心がけよう

オルソケラトロジーなどの治療による近視抑制も大切ですが、日常生活の過ごし方にも気をつけておくことが大切です。

30分〜1時間に1回は目を休め、遠くを眺めるようにしましょう。ゲームやスマホばかりでなく屋外でも遊び、小学生のうちから睡眠のリズムを整えた生活習慣を意識してくださいね。

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