【小1国語】2年生でつまずかないために。進級前に学習到達度をチェック!

進級を前に、「このまま2年生になってうちの子は勉強についていけるのかな?」と不安な方もいますよね。

1年生の学習内容は国語の基礎であるため、身についていない部分があると、2年生以降の勉強でつまずきやすくなることも。

そこで今回は、2年生の国語の主な学習内容と、学習到達度チェックリスト、進級前に復習しておきたいことをご紹介します。

2年生の国語の学習内容はどう変わる?

小学生 漢字ドリル 

習う漢字の量が2倍に

1年生で習う漢字は80字ですが、2年生では160字と倍に増えます。

季節(春・夏・秋・冬)や方向(前・後)、方角(東・西・南・北)、家族(父・母・兄・弟・姉・妹)など、身近な漢字を中心に学習しますよ。

読解力・書く力・話す力がさらに求められる

2年生で出てくるお話は、文章自体が長くなり、出てくる語彙も豊富になります。昔話や神話・伝承など読み物の種類の幅も広がりますよ。

また主語・述語の関係に注意しながら文を書き、それを分かりやすく人に伝えることも求められます。

「紹介したいことを文章に書き、他の人に伝える」など、発表の機会も多くなりますよ。

進級前に確認!学習到達度チェックリスト

学習指導要領によると、小学2年生に進級するまでに、以下のようなことができるようになるのを目指して授業が組まれています。

【読む・書く力】□ ひらがな・カタカナを読め、正しい筆順で書ける

□ 「ゃ・ゅ・ょ・っ」「ん」「ー(長音符)」を書いたり読んだりできる

□ 「゛」「゜」の表記と音の違いを理解し、書いたり読んだりできる

□ 助詞「は」「を」「へ」の使い方を理解し、文を書くことができる

□ 曜日や日時を書いたり読んだりできる

□ 「りんごは果物のひとつです」といったような上位語と下位語を使って文章を作れる

□ 主語と述語の関係を考えて「〇〇が△△する」の文型で正しい文を作ることができる

□ 1年生で習った漢字を読め、正しい筆順で書ける

□ 漢数字の読み方が、数えるものによって変わることがわかる

□ 読書を楽しめる

【話す・聞く力】□ 読書を楽しめ、感じたことを伝えられる

□ 物語を読んで演じることができる

□ 説明文を読んで、内容を伝えられる

□ 観察したことを記録することができる

□ 人の話を聞いて感想が言える

親子で時間を作って、上記の目安がクリアできているか、進級前に確認してみてくださいね。

進級前に最低限確認しておくべきことは?

子ども お母さん 親子 勉強 宿題 鉛筆 小学生 ノート 女の子

子どもが苦手な内容には個人差があり、上記の学習到達度の項目をすべて完璧にするのはなかなか難しいもの。

そこで、2年生でのつまずきをできる限り減らすために、進級前に最低限確認しておいた方がよいことをご紹介します。

ひらがな・カタカナを全て覚えているか

2年生の学習では、ひらがな・カタカナは全て習得している前提で進みます。1年生のうちに一通り復習をして、つまずいている字があれば反復練習をしておきましょう。

特にカタカナは「ツ」「シ」「ソ」「ン」「リ」など似ている字が多く覚えにくいものの、使う機会が少なくてつまずきに気づきにくいので、改めて確認するのがおすすめです。

部屋やお風呂などにカタカナ一覧のポスターを貼って、カタカナに触れる機会を増やすのもよいでしょう。

習った漢字を「読める」か

漢字はその学年で習ったものを「読める」ことが最低目標で、「書き」の指導については次の学年までに定着を図ることを目指して授業が行われています(※1)。

そのため1年生の漢字が完璧に書けなくても、今の時点で心配しすぎる必要はありません。2年生に上がる前に一通り復習をして、すべて読めるかを確認しておきましょう。

教科書に出てきた物語が音読できるか

1年生ではまだ言葉を追う子が多いですが、2年生では文章量がさらに増えるので、言葉のまとまりを意識して意味を理解しながら読む力が必要になります。

そのため1年生で習った文章は、最低限スラスラ読める+内容を説明できるのが◎。

進級前に1年生で習った物語をもう一度音読して、「どこがおもしろいの?」「それってどんなお話なの?」と質問し、内容を説明してもらう機会を作ってみてくださいね。

1年生のつまずきは1年生のうちに解消しよう

1年生の国語の学習内容は、これから先のすべての学習の土台になります。進級後のつまずきをなるべく減らせるよう、今回ご紹介したチェックリストを参考に学習到達度を確認して、2年生からの勉強の準備をしてくださいね。

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