「自分が小学生の頃は40人学級だったけど、今は1クラス何人までなんだろう」と気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、現在の小学校の1クラスの上限人数や、その理由についてご紹介します。
小学校は1クラス何人まで?
文部科学省の調査によると、公立小学校では26〜35人学級が最も多く、約半数を占めています(※1)。
今まで公立小学校の1クラスの上限人数は40人(小1は35人)でしたが、2021年の法改正により、公立小学校における1クラスの上限人数は35人に引き下げられました(※2)。
以下のように段階的に上限人数を引き下げることになっています。
1クラス35人以下に定められる学年
2021年度(令和3年度):小2以下
2022年度(令和4年度):小3以下
2023年度(令和5年度):小4以下
2024年度(令和6年度):小5以下
2025年度(令和7年度):小6以下
1クラスの上限人数が減った理由は?
公立小学校における1クラスの上限人数の一律引き下げは、なんと約40年ぶり。
2021年の法改正で上限人数が35人となった背景には、生活指導面での課題の複雑化と子どもたちの多様化があります。
例えば、小学校内でいじめが発見された数や不登校児童の数は増加傾向にあります(※3)。
また障がいのある子どもや、日本語指導が必要な外国人児童など、特別な支援を必要とする子どもの数も増えています(※4,5)。
こうした課題があるなか、全ての子どもたちに安心・安全な教育環境と最適な学びを提供するために、ひとりひとりの教育的ニーズに応じたきめ細やかな対応がしやすい少人数学級にする動きになったようです。
さらに文部科学省は、1人1台のタブレット学習を軸とした「GIGAスクール構想」も同時に進めることで、子どもたちの習熟度に応じた学びの実現を目指しています。
進学先の1クラスの人数を把握しておこう
1クラスあたりの人数は、地域によっても差があります。クラスの人数によって学級の活動内容が変わったり、PTAの役割が回ってきやすかったりということもあるので、入学前説明会などで事前に把握しておけるといいですね。
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