小学1年生の算数って何を習うの?つまずきやすいポイントは?

「今の小学1年生が算数でどんな勉強をしてるのかよくわからない」というママ・パパは多いのではないでしょうか?

今回は、「小学1年生の算数」について、習う内容とつまずきやすいポイントをご紹介します。

小学1年生の1学期に習う算数は?

1学期 黒板
教科書によって進度に差がある場合がありますが、1学期には以下のことを習います。

● 数の大きさやまとまり

【例題】あかと きいろ どちらの はなが おおい ですか。


小1 算数 例題 数のまとまり

上記の画像は、花の色や、咲いているか・つぼみのままかといった条件で分類することができますよね。このように視点を変えて分類することを学びます。

● 10までの数

● 「上下」「左右」「前後」を使った順番や位置の表し方

【例題】くまさんは どこに いますか。


算数 例題

つまずきポイント上から◯番目や右から△番目と言われてもわからない子も。日頃から「引き出しの上から2段目をあけて」など意識して上下や左右、前後を使うようにしてみてください。

● 繰り上がりのない足し算・引き算

● ものの個数を絵で表す方法

小学1年生の2学期に習う算数は?

2学期 黒板
教科書によって進度に差がある場合がありますが、2学期には1学期で学んだことをもとに、以下のことを習います。

● 20〜30までの数

● 30分刻みの時刻の読み方

● 3つの数の足し算・引き算

【例題】けいさん してみよう。

3つの数の足し算引き算 算数 例題
つまずきポイント連続で足したり、引いたりすることに少し混乱してしまう子も。落ち着いて一つずつできるように教えてあげてくださいね。

● 図形の理解の基礎
例えば、ティッシュの箱は「しかく」を合わせて作るなど、身の回りのものの形を通して、立体図形の基礎を学びます。

● 繰り上がりのある足し算・繰り下がりのある引き算

【例題】がぞうを みて けいさん してみよう。
算数 繰り下がり 繰り上がり

つまずきポイント繰り上がり・繰り下がりは1年生の中で最もつまずく子どもが多い箇所です。実際におはじきなどのものを使ってみたり、紙に書いてみたりして、正しく計算ができるようにしましょう。

小学1年生の3学期に習う算数は?

3学期 黒板
教科書によって進度に差がある場合がありますが、3学期には2学期までに学んだことをもとに、以下のことを習います。

● 120程度までの数

● 長さ・広さ・かさ比べ

【例題】どちらが たくさん みずが はいりますか。

算数 例題 かさ

つまずきポイント「かさ」の概念が理解できない子が多いです。身の回りの飲み物の量でかさを実感させたりと、普段の生活の中で算数の考え方に触れる機会を増やしてみてください。

● 1分単位の時刻の読み方

【例題】なんじ なんふんですか。

算数 例題 時計

つまずきポイント短針の動きが苦手な子どもが多いです。2年生以降の時刻の引き算や足し算でつまずく原因になるので、日頃からアナログ時計を読ませてみましょう。

● 100までの数の足し算・引き算

● 求大の足し算・求小の引き算
求大は「小さい方の数」と「大きい方の数との差」がわかっている状態で「大きい方の数」を求める問題で、求小は「大きい方の数」と「大小の差」がわかっていて「小さい方の数」を求める問題になります。

【例題】みかんが 8こ あります。りんごは みかんより 4こ すくないです。りんごは なんこ ですか。

つまずきポイント求大の足し算・求小の引き算は文章問題になるため、難しく感じます。まずは絵で書いてみて、わかりやすくしてみましょう。

● 2方向からのものの位置の表し方

【例題】まえから 4ばんめ うしろから 8ばんめに います。 ぜんぶで なんにん いますか。

つまずきポイントこちらも文章問題になるため苦手な子が多いです。落ち着いてわかる情報を絵で書いてみるようにしましょう。

● 色板を使った形の作り方

算数のつまずきやすいポイントを知っておこう

小学校1年生では、足し算や引き算、長さやかさについて学びます。今後の基礎となる項目なので、自宅でもしっかりと復習しましょう。

つまずくことなく、楽しみながら算数を学べるといいですね。

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