小学校生活で初めての冬休み。子どもが2学期までの勉強についていけているか不安になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小学校1年生の冬休みまでに国語は何ができたらいいのかや、つまずきやすい漢字などをご紹介します。
冬休みまでに何ができればいいの?
教科書によって進捗は異なりますが、小学校1年生の冬休みまでには以下のようなことをできるようになっているのが目安です。
□物語を読んで演じることができる
□説明文を読んで、内容を伝えることができる
□観察したことを記録することができる
□ひらがな・カタカナを読め、正しい筆順で書ける
□「ゃ・ゅ・ょ・っ」「ん」「ー(長音符)」を書いたり読んだりできる
□「゛」「゜」の表記と音の違いを理解し、書いたり読んだりできる
□助詞「は」「を」「へ」の使い方を理解し、文を書くことができる
□曜日や日時を書いたり読んだりできる
□「りんごは果物のひとつです」といったような上位語と下位語を使って文章を作れる
□主語と述語の関係を考えて「〇〇が△△する」の文型で正しい文を作ることができる
冬休みの間、子どもとコミュニケーションをとりながら理解できているか確認してみてくださいね。
植物などの観察日記をつけてみたり、小学校1年生向けの新しい絵本を音読させて感想を聞いてみたりするといいですよ。
冬休みまでに習う漢字は?
漢字については教科書によって50〜60文字と進み具合が違います。どの教科書でも習う共通の漢字は以下の37文字。数字や大きさ、曜日などのよく使う漢字が多いです。
次からは2学期までにどの教科書でも習う漢字と、つまずきやすい漢字をご紹介します。音読み・訓読みで読み書きできるようになりましょう。
小学校の先生に聞いた!つまずきやすい漢字
「金」は横線の数や点の向きを間違ったり、縦棒の上が突き出てしまったりしてしまうことが多いです。
「五」は訓読みの「いつつ」がひっかかりやすいポイント。「五」はもちろん、他の漢数字も音読み・訓読みの読み方が難しくてつまずきやすいですよ。
「青」と「車」は横線の数を足しすぎてしまったり、少なかったりと間違いやすい漢字です。冬休みの間にぜひ練習してみてくださいね。
教科書別!冬休みまでに習う漢字一覧
次からは、共通で習うもの以外の漢字とつまずきやすい漢字を教科書別にご紹介します。音読み・訓読みともに読み書きできるようになりましょう。
東京書籍
「あたらしいこくご」
「おとうとねずみチロ」まで終わっている場合、前述した共通の漢字以外に上記を習っています。
「あたらしいこくご」で特につまずきやすい漢字4選
「入」「耳」「学」「赤」は、点や線が多すぎたり、はらう向きが違ったりして、特につまずきやすい漢字になるので練習してみてくださいね。
学校図書株式会社
「みんなとまなぶ しょうがっこう こくご」
「どくしょびじゅつかんを つくろう」まで終わっている場合、前述した共通の漢字以外に上記を習っています。
「みんなとまなぶ しょうがっこう こくご」で特につまずきやすい漢字4選
「入」「空」「雨」「生」は、点や線が多すぎたり、はらう向きやはねの向きが違ったりして、特につまずきやすい漢字になるので練習してみてくださいね。
教育出版株式会社
「ひろがることば しょうがくこくご」
「スイミー」まで終わっている場合、前述した共通の漢字以外に上記を習っています。
「ひろがることば しょうがくこくご」で特につまずきやすい漢字4選
「虫」「耳」「年」「赤」は線が多すぎたり、はらう向きが違ったりして、特につまずきやすい漢字になるので練習してみてくださいね。
光村図書出版株式会社
「こくご」
「日づけとよう日」まで終わっている場合、前述した共通の漢字以外に上記を習っています。
「こくご」で特につまずきやすい漢字4選
「虫」「雨」「正」「竹」は点や線が多すぎたり、はらう向きやはねの向きが違ったりして、特につまずきやすい漢字になるので練習してみてくださいね。
冬休みに復習しておこう!
子どもたちは思っている以上に学校でたくさんのことを学んでいます。特に漢字は音読みや訓読みまで習うため、つまずきやすいポイントになります。
冬休みの機会にぜひ復習して、3学期を楽しく迎えられるようにしてくださいね。