冬休み終了間近、楽しいイベントや急な体調不良などで「子どもの宿題がまだ終わっていない!」と焦る声はSNSなどでよく見かけます。
今回は、残りわずかな日数で冬休みの宿題を終わらせるために、主に低学年の親向けにサポートできることを紹介します。
宿題の「全体」と「残り」を把握!
まずは、親子で現状を把握することが大切です。以下のことをしてみましょう。
● 冬休みの宿題をすべて書き出す
● リストを作り終わっているものにチェック
低学年の場合、数週間前に出された宿題を細かく覚えていることは少ないです。冬休み前のおたよりに書いてあることが多いので見てみましょう。
チェックリストを作ると、終わっているもの・終わっていないものがひと目で分かるので、見通しを立てやすくなりますよ。
チェックリストをみながら、「最後までやってみようか!」など声をかけつつ、子どものやる気をサポートしましょう。
残りの日数でノルマを割り振ろう!
残っている宿題が分かったら、以下のポイントを参考に残りの日数で割り振りましょう。
すぐに終わりそうなものから取り組む
すぐにできるものから片付けていけば、全体の量が減るのでゴールが近くなります。
達成感はもちろん、「思ったよりも早く終わらせられそう!」といった感覚がつかめると子どものやる気が持続しやすいですよ。
低学年の子どもが宿題の優先順位をつけることは難しいので、大人が一緒に決めてあげましょう。
時間がかかりそうな宿題は大人が一緒に
絵日記などの時間がかかりそうな宿題は、大人が一緒にできるタイミングに取り組みましょう。
せっかく頑張ってやったのに、字や絵の間違いでやり直しが続くと子どものやる気は急降下…。
大人がそばでサポートしながら進めれば、何度もやり直しをすることが避けられますよ。
ノルマはみんなが見える位置に貼る
立てたノルマが他の家族も見えれば、家族で意識して声掛けすることができますよ。
キラキラしたシールを貼るなど、クリアしたことが分かりやすいと子どものやる気もUPします。
1日のスケジュールを立てよう!
1日のなかで「いつ」「なにを」するのかを決めましょう。根を詰めると疲れてしまうので、子どもに合わせた計画を立てるのがポイントです。
● 「時間」と「すること」をできるだけ具体的に
● 子どもの集中しやすい時間帯に照準をあてる
● 遊びや休憩を挟みメリハリをつける
例えば、「9時から9時30分までは算数のプリントを3枚、そのあとは10分休憩」など、子どもがわかりやすい書き方にすると行動に移しやすくなります。
また、特に書き初めなどは集中力が必要なので、眠くなったり疲れが出やすかったりする時間帯は避けるのがおすすめですよ。
それでも宿題が終わらない…どうする?
宿題の量が多かったり、年末年始に体調を崩してしまったりして、どうしても宿題が終わらないこともありますよね。
その場合は、最終手段として先生に電話や連絡帳で期限の延長をお願いしてみましょう。
先生には以下のことを伝えるといいですよ。
● 宿題の進捗状況
● いつまでなら終わりそうか
● 優先的に仕上げるべきものはあるか
先生によっては「休み明けの授業ですぐ使うので絵日記を優先的に仕上げてほしい」など、優先順位を示してくれることもあります。
宿題をすべて終わらせることが好ましいですが、いざというときの手段として知っておきましょう。
次の長期休みの宿題を考える機会に
子どもの自主性を伸ばしたい気持ちもあると思いますが、低学年は親のサポートがまだ必要な時期でもあります。取り組みやすい状況・環境を整えなら、やる気を引き出してあげてくださいね。
また、冬休みの宿題が終わらなかった原因は何なのか、次からどうしたらいいかを親子で話し合う機会を作り、次の長期休みに活かしていきましょう。