近年、子どもの体力が低下傾向といわれているなかで人気を集めている体操教室(※1)。小学生から始めるケースも増えていますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
そこで今回は、体操教室で身につくことをはじめ、小学生の子どもを体操教室に通わせているママ&パパに聞いた「習ってみて良かったこと」を紹介します!
体操教室で身につくことは?
体操教室に通うことで、主に以下を身につけることができます。
● 姿勢が正しくなる
● 柔軟性がつく
● バランス感覚がつく
● 自信がつき意欲的になる
体を思うように動かすためには基礎的な運動能力が大切です。小学校でも体育の授業はありますが、時間が限られているため補いきれないことも。体操教室に通うことでしっかり身につけることができますよ。
また、柔軟性やバランス感覚がつくことで転びにくくなったり、体幹が鍛えられて姿勢が美しくなったりすることも期待できます。日常に活きる心身の発達につながることが人気の秘密かもしれません。
練習内容は?どんなことをやるの?
練習内容は体操教室によって異なります。主に以下のような内容です。
一般的な練習内容
● マット
● 跳び箱
● 鉄棒
教室によって取り入れている練習内容
● 平均台
● ボール
● 縄跳び
● 体幹を鍛えるためにトランポリン
本格的に習いたい場合は、実際の体操競技で使う鉄棒や跳馬などの器具がある教室もおすすめ。専門のコーチから、バク転やバク宙といった難易度の高い技も教えてもらえますよ。
習ってみて感じた効果や成長は?
実際に子どもに体操を習わせてみて感じた効果や成長を聞いてみました。
課題を解決する能力が芽生えた
体操はできるまで同じ動作を反復して練習を積み重ねます。どうしたら上手くいくのかを常に考える癖がついた気がします。何か迷うと度々熟考する様子が見られるので、実は課題解決能力が自然と備わるのかもしれません。(小1女児のママ)
ケガをしにくい体に
体操を始めてから身のこなしが良くなったのか、前はすぐ転んではよくケガをしていたのが嘘みたいになくなりました。とはいえ、体操をやっている限り大きなケガだけは心配なので、練習しているときは絶対集中するよう伝えています。(小3男児のママ)
体育の成績がUPして自信がついた
体操教室は体育の授業に活かせる実技が多いです。みんなの前でお手本として披露することもあるらしく、体育の成績も上がって本人も嬉しそう。保育園時代は引っ込み思案な性格でしたが、次第に自信もついたようです。(小2男児のパパ)
体操教室は基礎的な運動能力を伸ばすだけでなく、実際に自信や挑戦する意欲につながっていることが体験談からもよく分かりますね。
習う前に知っておくと良いことは?
体操を習う前に以下のことをチェックしておくと安心ですよ。
付き添いが必要な場合もある
大手のスポーツクラブやジムが運営する教室では、スクールバスの送迎を実施しているところもありますよ。ただ、低学年のうちは付き添いが必要な場合もあります。確認をしておきましょう。
揃えるものを確認する
● 運動用のTシャツ
● 動きやすいパンツ
運動着は、指定の場合と各自で用意する場合があります。事前に確認しておきましょう。
入会金/月にかかる費用の相場
● 月謝:4,000〜8,000円(週1回)
通う教室や頻度によって費用は異なりますが、月額の相場は上記の通りです。初月は入会金・年会費・保険・管理費などがプラスされ、高くなる可能性もあります。
安全に行うための備えをしておく
柔らかいマットの上で練習をしていても、気の緩みからケガをする場合もあります。大きなケガにつながらないよう、準備運動もしっかり取り組むよう声かけをしましょう。念の為、自宅にも湿布やテーピングを用意しておくと良いですね。
新しい技を覚え、動けるようになってくるとケガが増え出して…。捻挫や打撲用のコールドスプレーや、鉄棒で手を駆使しても負担がかからない用にテーピングを常備しています。(小3男児のママ)
教室の実施時間
平日に習う場合
学校が終わったあとに行くことになります。準備や教室に向かう時間も含めて、間に合うかどうか確認しておきましょう。
休日に習う場合
土曜授業がある場合でも行ける時間帯か確認しておきましょう。かぶった場合は休むのか、かぶらない時間帯を選ぶのかを考えておくと良いですね。
体操教室で体と心の成長を応援しよう
体操を始めようか悩んでいる方は、今回の記事を参考に検討してみてくださいね。雰囲気を知りたい場合は、体験レッスンに参加するのもおすすめですよ。