「子どもにインターネットをどれくらい使わせていいのか」「使わせるときどんな点に注意すべきか」と迷うママ・パパは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、7歳のインターネットの使用状況や、親が設定しておきたいフィルタリング機能についてご紹介します。
7歳のインターネット実態調査!
ここでは2020年の内閣府による『青少年のインターネット利用環境実態調査』の結果をもとに、7歳の子どものインターネットの利用状況をご紹介します。
どれくらいの子どもが利用しているの?
7歳の子どもの4人中3人がインターネットを利用しています。
使う端末で多いのは
● タブレット(51.0%)
● スマホ(42.9%)
● 据え置き型ゲーム機(38.1%)
● インターネット接続テレビ(32.9%)
● 携帯ゲーム機(26.7%)
などとなっており、
使う用途は
● 動画視聴(88.1%)
● ゲーム(77.1%)
● 勉強・学習・知育アプリ等(33.8%)
● 音楽視聴(21.9%)
● メールやSNS(20.5%)
などの順となっています。
様々な手段で、日常的にインターネットに触れている様子がうかがえますね。
どれくらいインターネットを利用している?
7歳の子どもの日あたりのインターネットの利用時間は平均約100分で、利用時間は年々伸びている傾向があります。
どんなトラブルがあった?
約4割の親は、子どものインターネット使用に対して何らかのトラブルを経験しています。
特に多いトラブルは以下の通りです。
● パスワードを勝手に解除した(11.0%)
● 親が知らないうちにメッセージやメールを送った(5.2%)
● 親が知らないうちにゲームやアプリで課金した(3.8%)
● インターネットにのめりこんで体調不良になった(2.4%)
親は何か対策しているの?
ほぼすべての親は、子どもを守るためになんらかのルールを設定しています。
7歳の子どものスマホ使用時で特に多いのは以下の対策でした。
● 時間や場所を決めて使わせる(57.8%)
● 会話の中で子どもの利用状況を把握する(37.8%)
● フィルタリングを使う(17.8%)
● 成長に合わせて使う機器やサービスを選ぶ(14.4%)
使ってますか?フィルタリング機能!
フィルタリング機能とは、「子どもに適さないアプリ」「有害なサイト」などから子どもを守るための機能です。
新しく子ども用に購入した場合はお店で設定してもらえますが、家族共有やお下がりのスマホなどを使うときは手動で設定する必要があります。
フィルタリング機能は、端末(スマホ本体)・通信会社・アプリの3つから設定することができます。
端末(スマホ本体)から設定する方法
では、iPhoneとAndroidの設定方法をみていきましょう。
iPhone
Webサイトの閲覧制限や、許可されたサイトのみの表示、アプリのダウンロード・課金の設定などができます。
Android
Androidでは、端末ごとに設定の方法や機能が異なります。端末の「設定」からフィルタリング機能を設定しましょう。
また、Androidは無料で使える「google ファミリーリンク」というアプリもおすすめです。
親の端末から、以下のようなことができます。
● 利用時間の管理
● 端末のロック
● 位置情報の確認
子どもが使用する端末はAndroid限定ですが、管理する親の端末はiOSも可能です。
ブラウザアプリから設定する方法
ブラウザアプリでもフィルタリングを設定することができます。
● Yahoo!の場合
● Chromeの場合
通信会社
通信会社によるフィルタリングサービスでは以下のようなことができます。
● 利用状況の確認
● 位置情報の確認
● 閲覧制限の詳細設定
ただし上記の機能はWi-Fi環境では使えない場合が多いので注意しましょう。
各通信会社の対応状況
【月額使用料無料/申し込み不要】
docomo、au、povo
【月額使用料無料/申し込み必要】
softbank、ahamo、LINEMO、UQ mobile、Y!mobile など
【月額使用料有料/申し込み必要】
OCNモバイルONE、イオンモバイル など
子ども用に格安SIMを利用する際は、フィルタリングサービスについても確認しておきましょう。
フィルタリング機能を使おう
子どもが依存してしまう可能性もある便利なインターネット。子どもに使わせる前にフィルタリングサービスを活用すると安心です。
安心してインターネットをできる環境を準備して、子どもが安全に使えるといいですね。