ようやく勉強を始めたと思ったら、あっという間に飽きている。そんな子どもの様子を見て親はガックリ…。「もう少し集中力が持ってくれたらなぁ」という思いは、多くのママ・パパが持っているのではないでしょうか。
そこで今回は、勉強しているときに子どもの集中力が続かない原因と、集中力を鍛えるおすすめの方法をご紹介します。
子どもの集中力が続かない原因は?
勉強しているときに子どもの集中力が続かない原因は大きく分けて以下の3つがあります。
環境が整っていない
プリントなどが積み重なっていたり、視界に入る場所に漫画やゲームがあったりすると気が散って集中できません。
部屋が暑すぎたり、蒸し蒸ししていたりするのもよくありません。過ごしやすい子どもの好みの温度で、湿度40〜70%に保つのがおすすめですよ。
体調が整っていない
子どもは大人より体調の影響を受けやすく、睡眠不足や、長時間テレビを見ていたりゲームをしていたりして脳や体が疲れていると、集中力は続きません。
十分な睡眠時間を確保し、栄養バランスのとれた食事をとり、運動をして体力をつけるようにしましょう。テレビやゲームは、疲れないように時間を決めておくと安心です。
内容に興味が持てない
やることが「毎回同じようなことばかり」「面白くない」「何をすればいいのかわからない」「終わりが見えない」では大人でも集中ができません。
まずはどこまで理解できているかを確認して、子どもにあった段階の勉強をさせましょう。やる量を可視化するだけでも、集中力が続きやすくなりますよ。
集中力を鍛えるおすすめの方法は?
子どもの「楽しい」「面白い」「好き」といった興味が集中力の維持・向上につながります。以下を参考にしてみてくださいね。
すぐにできる遊びで鍛える
身近な遊びでも集中力を鍛えられます。忍耐力や想像力、手先の器用さなども養えるので、ぜひ一緒に遊んでみましょう。
3ワードパズル
3ワードパズルは「りんご・森・りす」といった3つの単語をお題として出して「森でりすがりんごを食べている」といった意味が繋がる文章を作るゲームです。
単語の繋がりを考えることで集中力が鍛えられ、国語の力も同時に鍛えることができるのでおすすめです。
折り紙
紙さえあればいつでもどこでも楽しめる折り紙。折っている最中はもちろん、折った後もしばらく集中力にかかわる部分の脳が活性化しています(※1)。
折り方のサイトもたくさんあるのですぐにはじめられますよ。
あやとり
あやとりは、保育園や幼稚園で習っている子も多く、糸さえあればすぐにはじめられます。
指を一定の形に保ち続け手を離さないように集中することで、集中力が鍛えられますよ。
ジグソーパズル
ジグソーパズルは色や形を注意深く眺めて、試行錯誤しながら完成させるため、集中力にかかわる部分の脳が活性化します。
易しすぎても難しすぎても集中が持続できないので、子どもの年齢にあったジグソーパズルを選んであげてくださいね。
オセロ
オセロはルールが簡単で小学校入学前でも楽しめるゲーム。負けないように集中して次の手を考える必要があり、集中力を養うのに適しています。
オセロが終わったあとに何枚とれたのか一緒に数えたりすると、算数の勉強にもなりますよ。
おすすめの習い事で鍛える
習い事は自宅で親と取り組むよりも集中しやすいというメリットがあります。続けることでいっそう集中力が鍛えられます。
楽器
ピアノなどの楽器は、指を別々に動かしながら楽譜を読む必要があり、かなりの集中力を必要とします。
長く続けることで子どもの特技ともなりますね。
そろばん
目や耳で数字をとらえて正確に指を動かすそろばんは、集中力を鍛えるのにぴったり。
算数の基礎も身につくのでおすすめですよ。
習字
習字は丁寧さを意識する必要があり、書き終わるまで集中力が欠かせません。
継続して身につけた美しい字は子どもの財産にもなりますね。
時間を管理するグッズを使う
壁掛け時計や親のスマホでも時間管理はできるものの、専用のもので子どもが視覚的にわかりやすいものを使った方が、子どもの集中力が持続しやすくなりますよ。
dretec タイムアップ
- 税込価格
- 1,300円〜
卓上で使いやすい学習タイマーです。カウントダウン設定ができるため、勉強時間の可視化や計算問題のタイムアタックにも使用できますよ。
学習用時計セイコーSTUDY TIME
- 税込価格
- 3,812円〜
こちらは時計や目覚まし機能もついています。時計の角度や秒針にもこだわり、集中しやすくなるデザインになっています。
楽しみながら集中力を伸ばそう!
まずは子ども自身が興味をもって、楽しんでできることが大切です。
子どもが「自分には集中力があるんだ!」と思えるように前向きな声掛けをして、楽しみながら集中力を伸ばしてあげられるといいですね。