いろいろな食べ物が食べられるようになってくると、離乳食作りも楽しいですよね。特に子供が好きなのはケチャップ味。おいしそうに食べている姿を見るのはうれしくもありますが、お気に入りの服にこぼしてシミになってしまうことも。そこで今回は、普段から家にあるもので洋服についたケチャップのシミを取る方法をご紹介します。
ケチャップのシミは取れるの?
ケチャップは色素が強いので、洋服につくと赤色が残ってしまいます。ただ、水に溶けやすい性質があるので、きちんと対処すればキレイに落とせる汚れです。
このとき少しだけ注意したいのが「ケチャップ単体のシミかどうか」という点。ミートソースなど油を多く含んだ汚れだと、ケチャップを落とすだけではなく、油を分解するためのひと工夫が必要になるからです。
次からは、ケチャップのシミを取る基本のやり方と、油を含んだケチャップ汚れを落とすやり方を、順番にご紹介します。
ケチャップの染み抜きに使うものは?
用意するもの
必須
●『キュキュット』などの食器用洗剤
● 歯ブラシ
● タオル
あると便利
●『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
●『ウタマロ石けん』などの固形石けん
ケチャップはそれほどガンコなシミにはなりにくいので、特別な道具や洗剤は必要ありません。食器用の洗剤といらない歯ブラシ、タオルがあれば大丈夫です。
『キュキュット』などの中性洗剤であればデリケートな生地を傷めることなくキレイにできますよ。
ケチャップのシミの落とし方は?
ケチャップのシミは水や洗剤で流れやすいので、「繊維に詰まった色素を叩き出す」ように進めるのがコツ。洗濯前のひと手間でサッパリした洗いあがりにできますよ。
① 裏返してタオルを敷く
シミの裏側から叩き出せるようにあらかじめ洋服を裏返し、シミに直接タオルをあてる。首元であれば少しめくるだけでも大丈夫。
② 洗剤を含ませた歯ブラシでたたく
シミの裏から食器用洗剤をたらし、濡らした歯ブラシで叩く。タオルにシミを移すようなイメージで。温かいお湯を使うとふやけやすくなる。
③ ある程度落ちたら洗濯機へ
目立たないくらいにシミが落とせたら、ふだんと同じように洗濯機で洗う。完全に落ちていなくても、下洗いしてあるのでぐっと落ちやすくなる。
落ちにくいケチャップのシミは?
油が多く混ざった料理の場合、食器用洗剤では歯が立たないことも。そんなときには「洗濯用の漂白剤」「固形石けん」を使って油と色素汚れを落としましょう。両方あれば完璧ですが、なければ片方だけでも問題ありません。
ただしこのやり方は強力なので、繊維への負担も大きくなります。ウールなどのデリケートな素材が使われた洋服でないことを事前に確認してくださいね。
① 固形石けんを塗る
シミの部分をぬるま湯で軽く濡らし、固形石けんをシミに直接塗り込む。軽くもみこんでなじませておく。
② 裏側から叩く
歯ブラシで裏から叩いて汚れを押し出す。軽くすすいで石けんを流す。
③ 漂白剤を使って洗濯する
『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤を加えて、ふだんと同じコースで洗濯したら完了。
ケチャップのシミを応急処置するには?
外出先でシミ取りがすぐにできない場合も、あとのシミ取りを楽にするコツがあります。
ケチャップは水溶性の汚れなので、濡れタオルなどで拭き取っておくだけで大丈夫。余裕があれば水道で軽く流しておくとシミ取りをぐっと楽になります。
拭き取るときは、汚れを広げないように「つまんで引っ張る」のがコツ。ゴシゴシこすっても汚れだけが広がって完全には取れません。
ケチャップの部分を大まかに取ったら、おうちに帰ってからできるだけ早く染み抜きをすればスッキリきれいになりますよ。
ケチャップのシミがついても慌てずに!
ケチャップのシミは水に溶けるので、万が一ついてしまっても落とすのはそれほどむずかしくありません。油をふくんでいなければ食器用の洗剤だけでも十分キレイにとれますよ。
もちろん、デリケートな服についたシミ取りはむずかしいのでクリーニングに出しても大丈夫。出すときにケチャップのシミがついていることを伝えておけばしっかり対処してくれますよ。