ママ友との会話でタブーな話題は?地雷を踏まないための賢いトーク術

子育ては、ママ一人ではできないものですよね。パパや家族はもちろん、同じ地域に住んでいる人など周りの協力もあると心強いもの。そんなママにとって、「ママ友」は子育ての悩みや情報を共有しあえる貴重な存在です。しかし、普通の友達とはちょっと違うママ友と付き合うには、適度な距離感も大切。お互いに触れてほしくない話題もあります。そこで今回は、ママ友との会話におけるタブーな話題や、気をつけたいことをご紹介します。

ママ友との会話・話題で気をつけることは?

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「ママ友」と普通の友達との大きな違いは、その背景に家族が密接に関わってくることではないでしょうか。独身のときの友人関係は1対1の個人での付き合いだったのに対して、ママ友の場合は子供やパートナーなどを介して付き合うことがほとんどです。

ママ友との話題の中心も、お互いの子供や家庭のこと。学生の頃からの友達と同じような感覚で会話をしてしまうと、相手を不快な気持ちにさせたり、思わぬトラブルを引き起こしたりすることもあります。

もちろん、ママ友との付き合いを続けるなかで、「このママは信頼できるし、一緒にいて楽しい」といったことが見えてくることもあります。しかし、そうなるまでは踏みこんだ話題を避け、ほど良い距離感で会話や付き合いを続けるのが無難かもしれません。

ママ友との会話でタブーな話題とは?

それでは、ママ友と会話するうえでなるべく避けた方がいい、とされる話題はどのようなものなのでしょうか?

「こそだてハック」読者アンケートに寄せられた先輩ママたちの声をもとに、タブーな話題をいくつかご紹介していきます(※)。

パートナーの職業

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仲の良い学生時代の友人が結婚すると「パートナーは何の仕事をしているの?」と気軽に聞けますよね。しかし、まだ気心が知れていないママ友の場合は、直接的な質問は避けるようにしましょう。

職業から収入がなんとなく想像できてしまうので、パートナーの職業を聞かれると、家計をのぞかれているように感じたり、「自分の家庭と比較しようとしているのではないか」と受け取られたりすることも。

育児に協力的なパパを持つママ友を見ると、つい職業をききたくなってしまうかもしれませんが、そんなときは「お仕事との両立どうされているの?」とか「うちのパパにも見習ってほしいわ。何かコツはある?」など、相手を立てつつ、気分を害さないようにアドバイスを求めてみましょう。

逆に、ママ友から自分のパートナーの職業を聞かれたときは、「〇〇系」という程度にとどめておくのが無難ですよ。

お金に関する話題

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パートナーの職業と同じく、家庭の経済状況がある程度わかってしまうような話題も、自分からは聞かない、話さないようにしましょう。

車を持っているのか、どんな車に乗っているのか、持ち家なのか、ローンはあるのかなど、お金に関わる話題を出すと、「自慢している」と思われたり、嫉妬されたりする可能性があります。

先輩ママのなかには、「幼稚園の保育料も収入によって異なるので、話題に出さないように気をつけている」という人もいるようです。

ママやパパの年齢

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子供の年齢が同じでも、ママやパパの年齢は一回り違うことも珍しくありません。会話のなかで多少ジェネレーションギャップを感じることもあるでしょう。

だからといって、相手が年上だから気を遣ってよそよそしく、年下だからえらそうにする、なんていうこともしたくないですよね。

実年齢がいくら違っても、ママとしての立場はフラットだと考え、年齢は気にせず付き合うようにしましょう。

「ママ友同士では、年齢問わず敬語で話すようにしている」という先輩ママもいますよ。

ママの学歴などバックグラウンド

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子供を産む前や結婚する前は何をしていたのか、どこで働いていたのか、どこの学校の出身なのかなど、たとえ気になったとしても自分から聞くのは控えましょう。

自分は話してもいいと思っていたとしても、相手のママ友にとっては言いたくない過去もあるかもしれません。このような話は、仲良くなったあとに自然に出てくるものです。

自分の話ばかり/質問攻め

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ママ友との会話に詰まってしまうと、焦ってつい質問攻めにしてしまうこともあるかもしれません。会話を続けようとしただけなのに、「詮索してるの?」と思われてしまうと困りますよね。

そんなときは、質問攻めにする前に自分の話をしてみましょう。「この前、料理で失敗しちゃった」とか「うちの子なかなか寝つかなくて困ってるの」といったように、ママ友に相談してみるのもいいですね。

ただし、自分の話ばかりしてしまうのも困りもの。人の相談に乗っている途中で自分の話にすり替えてしまったり、グループで話していても自分のことばかり話したり…といったことにならないよう、気をつけましょう。

先輩ママたちの声によると、「自分からは突っこんだ話はしない」「聞き役に回り、相手が話してくれるのを待つ」といったことがコツのようですよ。

ほかのママ友の話

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低月齢の子供がいるママほど、お出かけしづらく、孤独な気分になりがちです。そこで同じ悩みを持つママ友同士、一緒にご飯を食べながら情報交換をして息抜きしたいときもありますよね。

しかし、「この間〇〇ちゃんのママ達とご飯食べたよ」などと、ほかのママ友の話をするのは、やめておいた方が無難です。会話のなかで何気なく出した話題であっても、「私は誘われていない」と、寂しく感じてしまうママ友もいます。

また、ママ友の情報をほかのママ友に流してしまうのもご法度です。これは普通の友達付き合いでも同じですが、「口が軽い人」と思われて信用を失ってしまうかもしれませんよ。

子供の教育方針

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子供を幼稚園から有名私立に行かせるのか、小学校・中学校受験のためになにか習い事をさせるのか、など、子供の教育に関することは興味が出てきてしまいますよね。

ほかの家庭はどうしているのか、参考にしたい気持ちもあるかもしれませんが、各家庭によって経済状況や教育方針はさまざま。「うちはうち」と割り切って、パパとママが我が子にとって良いと思う教育を可能な範囲で受けさせてあげるのが一番です。

特にこの類の話は、子供がまだ小さなうちは良いですが、大きくなるにつれてタブーとなってくることも。子供の発育や成績など、比較の対象になりかねないものについては、話さないでおきましょう。

ママ友との会話は話題に気をつけて楽しもう

「ママ友って、気を遣ってばかりで大変…」と思った人もいるかもしれませんね。ママ友はあくまでも「子供の友達のママ」なので、学生時代からの友達と同じような気軽な付き合いができないのは、仕方のないことだと割り切りましょう。

ただし、気が合うママ友とは、今回紹介したようなプライベートな話もできるようになることもあります。そこは、いつもの友達作りと同じ。クラスメートだったり、サークルの仲間だったり、会社の同僚だったり、何がきっかけで誰とどんなふうに親密な関係を築くことになるかは、相性次第です。

ママ友みんなと無理に仲良くなる必要はありませんが、お互いを支え合いながら、子育ての悩みや喜びを共有できる友人関係が生まれたら素敵ですね。

※アンケート概要
実施期間:2017年11月2日~11月12日
調査対象:ママ友の付き合いがある「こそだてハック」読者
有効回答数:224件
収集方法:Webアンケート

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